やんややんやNight ~踊ろよ大分~/ゴールデンボンバー
やんややんやNight ~踊ろよ大分~
1,080円
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ゴールデンボンバーの47種売りとなるシングル。
各都道府県別のご当地CDとなり、それぞれサビに出てくる県名部分が歌い分けられているという仕様。
相変わらず、やることなすことが前代未聞です。
県名の歌い分け以外は特に違いはないということで、なんとなく大分盤を入手。
縁のあるところがいいな、とは考えたものの、住んでいる東京や、地元の宮城だと面白味がないと思ってしまって。
結果として、音の乗せ方がハマっているので、大分で良かったのでは、と。
表題曲である「やんややんやNight」は、ディスコティックなダンスナンバー。
ゴージャスで、ギラギラしていて、どことなく懐メロ感もある、キリショー節全開の楽曲となっています。
この音使い、エアーバンドだからこその割り切りが、効果的に作用したと言えるでしょう。
淡々としたAメロ、ピークに向けて盛り上がり出すBメロ、一気に爆発するサビと、メリハリははっきり。
踊れることを重視した楽曲ではありますが、彼ららしくドラマ性も意識されていました。
ただし、言ってしまえば、佳曲ではあるけれど、単体としてのインパクトはそこまで大きくはないのかな。
その点、ご当地CDという企画で価値を押し出したというところに、彼らの売り方の上手さがありますよね。
事故プロデュース力のたまもの。
勢いを落とさず、企画を打ち続けるバンドというイメージを、更に強めていました。
カップリングの「#CDが売れないこんな世の中じゃ(偽)」は、前作「#CDが売れないこんな世の中じゃ」をリリースする際のフェイクとして公開されていた楽曲。
QRコードでダウンロードを可能にするという企画を前に、ネタバレを阻止する観点から偽の楽曲を流出させるという徹底っぷり。
気になっていたので、CD化は嬉しい限り。
制作期間はかなり短かったようですが、ポップでダンサブルで、サビのフレーズが耳に残ります。
これはこれで、突き詰めれば名曲になりえるのではなかろうか。
2曲ともダンスナンバーとなっているので、バンド感がバリバリだった前作との比較も面白い。
47種類の売り上げランキングも気になってしまいます。
どうせだったらもう1曲ぐらい聴きたかったな、という欲求はあるにしても、ゴールデンボンバーの味は存分に堪能できる1枚。
<過去のゴールデンボンバーに関するレビュー>
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