永田町駅【東京都】(東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 

 

今回の【駅】コーナーは、
東京都千代田区南西部の、国会議事堂、総理大臣官邸(首相官邸)、衆議院議長公邸・参議院議長公邸、自民党など各政党の本部などが立地していて、南東側の霞が関(中央官庁街)とともに日本の国家中枢機能が集中する「永田町」に位置する東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線の3路線が集まる駅で、当駅に隣接し同一駅扱いの赤坂見附駅(銀座線、丸ノ内線)を含めると東京メトロ5路線が乗り入れる駅となり、最も多くのメトロ路線に乗車可能な駅でもある
永田町駅 (ながたちょうえき。Nagatacho Station) です。
 
尚、赤坂見附駅につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
永田町駅 
 
所在地
東京都千代田区
 
乗車可能路線
東京メトロ:有楽町線半蔵門線南北線 
  
隣の駅
東京メトロ有楽町線 (Y 16)
和光市方……麹町駅 
新木場方……桜田門駅 
 
東京メトロ半蔵門線 (Z 04)
渋谷方……青山一丁目駅 
押上方……半蔵門駅 
 
東京メトロ南北線 (N 07)
目黒方…………溜池山王駅 
赤羽岩淵方……四ツ谷駅 
 
乗換可能駅
東京メトロ:銀座線丸ノ内線 
……赤坂見附駅 (同一駅扱い) まで半蔵門線から徒歩8分、南北線から徒歩15分、有楽町線から徒歩14分
 
訪問・撮影時
2019年 
 
 

永田町駅の東端・有楽町線駅の新木場寄りの出入口である1番、2番出入口前に位置する国会図書館前交差点より西を望む。
左(南)から奥(西)へ伸びる道路は東京都心と静岡県沼津市を結ぶ国道246号線で、「永田町バイパス」と呼ばれていますが、このバイパスは沼津方(平河町交差点)で現道と接続していますが、都心側は溜池山王駅東側の特許庁前交差点で途切れていて現道に接続していません。2006年に既存の都道が国道246号バイパスに指定されましたが、これは沿道に国会議事堂、内閣総理大臣官邸、内閣総理大臣公邸がある重要な道路である事から、国家管理に置くため国道に指定したと指摘する向きもあります。
 
手前(東)~奥(西)の道路地下に有楽町線が通っており、前方にかけての地下に有楽町線の永田町駅が設置されています。
交差点の先、左側(南西角)に1番出入口(階段・上りエスカレーター併設)が、右側(北西角)に2番出入口(階段のみ)があります。
そして正面方向(西)の離れた位置に半蔵門線と南北線の永田町駅があります(後述)。
 
ちなみに、この周辺にはコンビニなど商店は見当たりません。
交差点の先、1番出入口の左側(写真外)には参議院議員会館があり、向こう側には赤坂見附の高層ビル「プルデンシャルタワー」が見えます。
2番出入口側(写真右)には裁判官弾劾裁判所があり、その北側に参議院第二別館や国民民主党本部があります。さらに北には最高裁判所や国立劇場があります。
右奥の遠方には「東京ガーデンテラス紀尾井町」の「紀尾井タワー」が見えます。
 
 

国会図書館前交差点より東を望む。
手前(西)から右(南)へ伸びる道路は国道246号永田町バイパスです。
そして手前(西)から奥(東)の道路地下には有楽町線が通っており、後方にかけての地下に有楽町線の永田町駅が設置されています。
交差点の手前、右側(南西角)に1番出入口が、左側(北西角)に2番出入口があります。
 
交差点の先には出入口はありません。左側(北東角)には交差点名になっている国立国会図書館があり、右側(南西角)は国会議事堂の敷地です。手前に参議院別館や参議院分館があるため、議事堂本館は少ししか見えませんが…。
また、正面(東側)には丸の内のオフィスビル群を遠望できます。
 
 

国会図書館前交差点より南を望む。
右(西)から奥(南)へ伸びる道路は国道246号永田町バイパスです。
そして右(西)から左(東)の道路地下には有楽町線が通っており、右側にかけての地下に有楽町線の永田町駅が設置されています。
交差点の手前右側(北西角)に2番出入口が、交差点の先の右側(南西角)に1番出入口があります。
  
交差点の先、左側(南東角)は国会議事堂の敷地で、参議院別館(右)と参議院分館(左)の間に議事堂本館を僅かに望めます。
また、右側(南西角)は参議院議員会館で、その先(南)には衆議院議員会館があります。
そして衆議院議員会館の先に丸ノ内線・千代田線の国会議事堂前駅や内閣総理大臣官邸、内閣総理大臣公邸があります。ちなみに1番出入口から国会議事堂前駅1番出入口まで約500mです。
 
遠方にはJT本社(虎ノ門JTビル)が見えます。
 
 

1番・2番出入口の西側に位置する交差点より北を望む。
右手前(東)から左奥(北)へ伸びる道路は国道246号永田町バイパスで、約100m東に1番・2番出入口と国会図書館前交差点があります。
そして約200m先には平河町交差点があり、国道246号現道と接続していて高架を首都高速4号新宿線が通っています。平河町交差点付近には3番~6番出入口があります。
正面(北)にはニュースでも出てくる自由民主党本部があります。
この周辺は基本的に国の施設やオフィス街で占められていて商店は皆無ですが、写真左(西)へ伸びる道路を進むとマンションも複数見られます。その近くにメキシコ大使館や東京都立日比谷高等学校があります。
 
 

1番・2番出入口からアクセス可能な国会議事堂方面改札です。地下1階にあります。東を望む。
自動券売機の右前方に1番出入口が、左手に2番出入口があり、1番出入口横(写真右外)には参議院議員会館・衆議院議員会館とを結ぶ地下通路出入口があります(一般利用不可)。
ちなみに、永田町駅の改札は計4ヶ所ありますが、コンコースは全て独立していて、他の改札とは地下の改札外でつながっていませんが、全ての改札において当駅に乗り入れる全ての路線と赤坂見附駅に乗り入れる銀座線・丸ノ内線を利用できます。各線の乗換は改札を出なくてもOKですが、乗換パターンによっては距離が遠く所要時間が伸びますので要注意です(例:有楽町線~銀座線)。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路(一番右は幅広通路)あり、右端には窓口がありますが、駅員不在時に対応するためインターホンが設置されています。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは右背後の改札外に設置されています。
地下4階にある有楽町線ホームとの間には階段、上下方向エスカレーターが設置されています。
尚、当コンコースから地上方面やホーム方面へのエレベーターは設置されておらず、バリアフリー非対応です。しかし近年になって車いす対応トイレが整備されたので、将来的にエレベーターまたは昇降機といった車いす対応設備が整備される可能性はゼロではないかもしれません。
 
 

有楽町線駅の北西端(和光市方)、半蔵門線駅の東端(押上方)に位置する平河町交差点より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は青山通り(国道246号)で、地下を半蔵門線が通っており後方にかけて永田町駅があります。
右前方へ分かれる道路は国道246号永田町バイパスで、地下を有楽町線が通っていて、右前方にかけて永田町駅があります。
交差点の手前右側に6番出入口、左側に5番出入口(EV併設)があり、交差点の先の右側に3番出入口、左側に4番出入口があります。
平河町交差点の東側はオフィス街で、商店は少ないです。左前方の高層ビルは「平河町森タワー」です。さらに向こう側(駅から約300m東)には最高裁判所があります。
そして、交差点の北側(写真左方向)には貝坂通りが伸びていて、沿道をはじめ周辺一帯にはオフィス街が形成されていますが、マンションも見られます。
 
 

平河町交差点より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は青山通りで、前方にかけて半蔵門線の永田町駅があります。
左後方へ分かれる道路は国道246号永田町バイパスで、左後方~右前方にかけての地下を有楽町線が通っていて、左後方地下に有楽町線の永田町駅があります。右側(北)へは貝坂通りが分岐しています。
交差点の手前左側に3番出入口、右側に4番出入口があり、交差点の先の左側に6番出入口、右側に5番出入口(EV併設)があります。
平河町交差点西側はオフィスや公的な施設で占められていて、左前方の森の中には手前から参議院議長公邸、衆議院議長公邸の順に立地しています。
この先、青山通りは下り坂になります。坂の途中に7番、8番出入口があり(平河町交差点より約300m西)、坂を下りきった先に銀座線・丸ノ内線の赤坂見附駅があります(平河町交差点より約450m西)。
そして青山通りの右側(北側)を西へ歩き、坂の途中にある都道府県会館の先の角を右へ曲がると南北線の9a、9b出入口があります(平河町交差点より約200m北西)。都道府県会館の先(西)には赤坂見附跡があり、そこから西に向けて旧江戸城の外濠の一部だった弁慶濠が現存しています。
 
 

平河町交差点より南東を望む。
後方を左右方向(東~西)に青山通りが通っており、前方への道路は国道246号永田町バイパスで、少し先で左にカーブしています。この部分の地下に有楽町線の永田町駅があります。
右手前に6番出入口が、左手前に3番出入口があります。
左側には自民党本部や弾劾裁判所があります。遠方には国会議事堂が見えます。
 
 

3番~6番出入口からアクセス可能で、永田町駅のメインの改札口である平河町方面改札です。地下1階にあります。概ね南を望む。
左手に3番出入口への階段があり、右手に6番出入口への階段と4番・5番出入口に通じる踊り場への階段・EVがあります。踊り場で4番出入口への階段と5番出入口への階段・EVが分かれます。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端には窓口がありますが、駅員不在時に対応するためインターホンが設置されています。
改札口の右手前には自動券売機があります。
改札内左側にはトイレ・多機能トイレと地下2階コンコース(各路線ホーム方面)への上下方向ES・EVがあり、改札内右側には駅事務室と地下2階コンコースへの階段・上下方向ESがあります。
尚、平河町方面改札は有楽町線、南北線に対してはエレベーターが整備されていますが、半蔵門線ホームへはエレベーターが通じていません。車いすで半蔵門線をご利用の場合は赤坂見附駅の赤坂見附方面改札まで回らなくてはなりません。また、車いすで半蔵門線と有楽町線・南北線を乗り換える場合、平河町方面改札と赤坂見附方面改札の間は地上を移動しなければなりませんので要注意です。
 
 

また、平河町方面改札の地下2階コンコース南東側(有楽町線ホーム直上)には東京メトロ系の駅ナカ商業施設「エチカフィット永田町 (Echika fit NAGATACHO) 」があり、飲食店など計7店が入居しています(ここにコンビニ・売店はありません)。
この地下2階コンコース(乗換コンコース)は有楽町線・半蔵門線・南北線3線相互の乗換で必ず通る場所なので目にした人や利用した人は多いかと思います。
地下2階コンコースからは地下4階にある有楽町線ホームとの間に階段・上下方向ES・EVが、地下5階にある半蔵門線ホームとの間に階段・上下方向ESが、地下3階にある南北線ホームとの間に階段・上下方向ES、EVが、それぞれ設置されています。
尚、前述の通り半蔵門線ホームへのエレベーターは設置されていません(赤坂見附駅の赤坂見附方面改札を利用する事になります)。ご注意下さい。
 
 

平河町方面改札の地下2階乗換コンコースと南北線ホームは距離があり、コンコースと南北線ホーム上層踊り場の間には動く歩道とスロープが設置されています。
そして南北線ホーム上層踊り場にはトイレ・多機能トイレがあり、そこから地下3階南北線ホームへ階段・上下方向ES、EVが通じています。
 
 

9b出入口前より南を望む。9番出入口は南北線(他線も利用可)・紀尾井町方面改札とを結ぶ出入口です。
手前(北)~奥(南)の道路はプリンス通りで、以前沿道に「赤坂プリンスホテル」(略称:赤プリ)があった事が通り名の由来です。
左側には9b出入口があり、踊り場で都道府県会館(写真左)の地階と連絡しています。
右前方の坂下には9a出入口があり、こちらは踊り場で「東京ガーデンテラス紀尾井町」(写真右)の地階と連絡しています。
9a、9b出入口ともエレベーターは設置されておらず、9a出入口に上りエスカレーターがあるのみです。
 
9a出入口の先でプリンス通りは青山通りとの丁字路に差し掛かります。
南北線はこの丁字路の右手前~左前方の地下を通っていて、左前方にかけての地下に永田町駅が設置されています。
青山通りの先には、衆議院議長公邸やプルデンシャルタワーをはじめ、赤坂見附の街並みを望めます。
 
 

9a出入口前より北を望む。左に9a出入口が、右前方の坂上に9b出入口があります。
手前(南側)~奥(北側)の道路はプリンス通りで、右側沿道には「都道府県会館」「千代田区立麹町中学校」「全国都市会館」などが立ち並び、左側沿道には赤坂プリンスホテル(末期の名称はグランドプリンスホテル赤坂)跡に建てられた大型複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」を構成する高層マンション「紀尾井レジデンス」、旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂旧館)を移設した結婚式場「赤坂プリンス クラシックハウス」、「千代田放送会館」などが立ち並んでいます。約350m北には「城西大学東京紀尾井町キャンパス」「バングラデシュ大使館」、約400m北には「文藝春秋本社」があり、約550mまで進むと有楽町線の麹町駅に到達します。
9番出入口北側はオフィス街で、ホテルも点在しています。住宅や商店も見られるものの数は少ないです。麹町駅に近づくごとに商店は増加します。
 
 

「東京ガーデンテラス紀尾井町」南側の広場より西を望む。後方に9a出入口があります。
この広場は江戸城の城門の一つだった赤坂見附跡に残る石垣の上に位置します。ちなみに赤坂見附の地名は江戸城の城門が由来です。
中央の水面は江戸城の外堀(外濠)だった弁慶濠で、左は首都高速4号新宿線上り線です。下り線はさらに左の青山通り高架部を通っています。上り線はここから地下トンネルに入り、青山通り地下を東へ進みます。
右手には「東京ガーデンテラス紀尾井町」や「ホテルニューオータニ」があり、左前方には高層ビル「AKASAKA K-TOWER (赤坂Kタワー)」が見えます。
街路樹などで見えませんが、左前方には青山通りと外堀通りが交わる赤坂見附交差点があります。
 
 

9a番・9b番出入口からアクセス可能な紀尾井町方面改札です。地下1階にあります。概ね西北西を望む。
右側に9a、9b出入口への階段・上下方向ESがあり、踊り場で9a出入口(階段・上りES)、9b出入口(階段のみ)へと分かれます。踊り場には「東京ガーデンテラス紀尾井町」地階への連絡口があり、「ガーデンテラス」内の上下方向エスカレーターを利用しても9a出入口近くのガーデンテラス南側広場へと出られます。尚、こちらのコンコース、出入口にはエレベーターが存在せず、バリアフリーには対応していません。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路(一番左は幅広通路)あり、左端には窓口がありますが、駅員不在時に対応するためインターホンが設置されています。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは改札内に設置されています。
地下3階にある南北線ホームとの間には階段、上下方向エスカレーターが設置されています(地下2階踊り場経由)。
ちなみに、南北線にはすぐ到達できますが、有楽町線、半蔵門線へのアクセスは南北線ホームを縦断して反対側の目黒方まで行き、前述の動く歩道のある通路を経由して平河町方面改札内コンコースから各線ホームへ下る事になります。銀座線・丸ノ内線の赤坂見附駅へは、さらに半蔵門線ホームを経由する事になり、非常に遠回りになりますので、9a、9b出入口付近から銀座線・丸ノ内線をご利用の場合は地上を歩くか「東京ガーデンテラス紀尾井町」を経由するかして直接赤坂見附駅へアクセスする方が近道です。
 
 

赤坂見附交差点東側に架けられている青山通りの歩道橋より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は青山通りで、中央分離帯高架部を首都高速4号新宿線の下り線が通っています。上り線は左で地下トンネルに入り、青山通り地下を前方(東)へ進みます。
青山通りの右側(南)には衆議院議長公邸、参議院議長公邸の順に存在しており、それらの青山通り側の地下に半蔵門線の永田町駅があります。
左側は赤坂見附跡で、その北側(写真左外)に「東京ガーデンテラス紀尾井町」があります。左前方は都道府県会館のビルです。
また、左後方に7番出入口、右後方に8番出入口があり、約60m先の交差点を左折するとプリンス通りで、沿道に9a、9b出入口があります。
左側歩道を150mほど進むと5番出入口(EV併設)で、さらに先には前述の平河町交差点があります。
 
 

赤坂見附交差点北側、弁慶濠に架かる弁慶橋より北を望む。
後方に赤坂見附交差点があります。左右(東西)方向に首都高速4号新宿線の高架橋が横切っています。
交差点左側(西)が外堀通り(都道405号)で丸ノ内線が地下を通っており、右側(東)が青山通りで、南側地下に半蔵門線の永田町駅があります。青山通りの北に7番出入口、南に8番出入口があります。
交差点の左後方(南西)には青山通りが伸びていて、地下では銀座線と半蔵門線が並行しています。そして交差点後方は外堀通りで、地下に赤坂見附駅があります。また、赤坂見附交差点西側一帯の角には赤坂見附駅と赤坂見附交差点を結ぶ赤坂地下歩道(愛称:エスプラナード エトワール)のA~D出入口があります(写真の左後方、首都高高架下にD出入口があります)。
 
写真の弁慶橋では皇居外堀(江戸城外堀)の弁慶濠を渡ります。この弁慶濠の手前が港区、向こう側が千代田区になります。
弁慶濠の地下を東西方向に南北線が走行しています。
 
弁慶橋の先は千代田区紀尾井町で、右側一帯が大型複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」になっており、手前の高層ビルは「紀尾井タワー」です。
そして左側一帯は「ホテルニューオータニ」で、その北には上智大学四谷キャンパスがあります。
 
 

こちらは赤坂見附交差点の南東角に位置する8番出入口前より北東を望む。
8番出入口は赤坂見附交差点南東角から南へ伸びる商業施設「東急プラザ赤坂 (赤坂東急プラザ)」の北側、衆議院議長公邸の敷地内にあります。階段のみの設置です(途中まで上りESあり)。8番出入口は赤坂見附駅へのアクセスも比較的容易なため、駅名板には「永田町駅」と「赤坂見附駅」が併記されています。
交差点から右後方(東)へ伸びる道路は青山通りで、道路南側の衆議院議長公邸・参議院議長公邸の敷地内地下に青山通りと並行する形で半蔵門線の永田町駅が設置されています。
青山通りの反対側には7番出入口があり、「紀尾井タワー」(左)や「紀尾井レジデンス」(中央)が見えます。
また、写真では見えづらいですが、右カーブの先には2枚上の写真の撮影地点である歩道橋があります。
 
 

8番出入口前より南西を望む。後方に8番出入口があり、左後方にかけて「東急プラザ赤坂」があります。
正面は赤坂見附交差点で、右後方(東)から前方(南西)にかけて青山通りが伸びています。本道は高架橋で交差点を跨いでいます。
左(南)から右前方(西)にかけては外堀通りが伸びていて、さらに交差点から右(北)には弁慶橋(紀尾井町方面)があります。赤坂見附交差点は五差路です。
半蔵門線が後方から前方へ、銀座線が左から前方へ、丸ノ内線が左から右前方へ、それぞれ地下を走行しています。
後方(東)には半蔵門線の永田町駅が、左側の外堀通り地下には銀座線・丸ノ内線の赤坂見附駅が、それぞれ設置されています。
交差点より手前が千代田区永田町、交差点から先が港区赤坂になります。
写真左前方(南西側~南側)は赤坂見附の繁華街で、「エスプラナード赤坂商店街」が形成されていて、各種飲食店が多く見られます。
外堀通り沿いには赤坂見附駅の駅ビル「ベルビー赤坂」があり、出入口も併設されています。こちらから永田町駅へ行く事も可能です(改札内外で両駅は繋がってます)。
 
 

7番・8番出入口からアクセス可能な赤坂見附方面改札です。地下2階にあります。北を望む。
赤坂見附駅の10番出入口、赤坂地下歩道「エスプラナード エトワール」のA~D出入口からもアクセス可能です。
後方に7番・8番出入口への通路(階段・上りES)があり、地下1階踊り場で7番出入口と8番出入口に分かれます(両出入口とも踊り場から先は階段のみ)。
左後方には赤坂見附駅の赤坂見附方面改札(北側の改札)とを結ぶ地下通路(段差あり。階段・上りESを設置)があります。
尚、こちらのコンコース、出入口にもエレベーターが存在せず、バリアフリーには対応していません。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、右端の広幅通路に面して窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ・車いす対応トイレ(オストメイト非対応)は改札内に設置されています。
そして、改札を入って右には地下3階コンコースとを結ぶ階段・上りエスカレーターがあります。
 
地下3階コンコースは永田町駅半蔵門線ホームと赤坂見附駅を結ぶ連絡通路で、南側は赤坂見附駅地下2階ホーム(銀座線浅草方面・丸ノ内線池袋方面)に繋がっています。連絡通路は高低差があり、段差には階段・上りESとエレベーターが設けられていて、階段には車いす昇降機が併設されています。赤坂見附駅地下2階ホームの真上に地下1階ホーム(銀座線渋谷方面・丸ノ内線荻窪方面)があります。東側には地下6階半蔵門線ホームとを結ぶ階段(車いす昇降機併設)・上下方向ES・EVが設置されています。
有楽町線、南北線へは半蔵門線ホームを反対側の端(押上方)まで歩き、階段・ESで平河町方面改札内コンコースへ上がる必要があります。尚、半蔵門線ホーム~平河町方面改札にはエレベーターがありません。車いすで銀座線・丸ノ内線と有楽町線or南北線を乗り換える際は赤坂見附駅10番出入口またはA出入口と永田町駅5番出入口の間で地上を通行する事になります。ご注意下さい(銀座線~南北線は溜池山王駅で地上に出ずに乗換可能(改札外連絡)、丸ノ内線~南北線は四ツ谷駅で雨に濡れずに改札内で乗換可能)。
 
 

有楽町線ホーム外側の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
横長のタイプで、有楽町線のラインカラー(ゴールド)は駅ナンバリングを囲む「○」と背後の側壁の帯で使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (Y 16)。
この駅名標は漢字と英語(ローマ字)のみの表記ですが、他に漢字と仮名のみが書かれているタイプもあります。
 
 

有楽町線は島式ホーム1面2線の構造です。
北西方向~南東方向にホームが伸びています。ホームはカーブを描いています。
有楽町線ホームは地下4階の深さにあり、建設の際にはメガネ型ルーフシールド工法が採用され、側面や天井にシールド工法の特徴が見られます。
右(北)が1番線で新木場方面、左(南)が2番線で和光市方面および西武池袋線、東武東上線方面です。
10両対応で、ホームドアが設置されています。
乗降客や乗換客が多い駅であり、ホーム幅は広いです。両端も一定の幅が確保されています。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機があり、和光市寄り(写真奥)には売店「METRO'S」(平日7:30~21:00、土日祝は定休日)があります。
新木場方のホーム端(後方)には国会議事堂方面改札へ向かう階段・上下方向エスカレーターが、和光市方のホーム端(前方)には平河町方面改札や他路線ホーム方面へ向かう階段・上下方向ES・エレベーター(ホーム端の少し手前)が、それぞれ設置されています。
ちなみに発車メロディは1番線が「サムライ電車」、2番線が「パピヨン」です。
写真は和光市方を望む。
 
和光市方はこの先、半蔵門線と交差して(こちらが上層を通過)青山通りを横切り、市街地の中のビルなどの真下(地下)を北北西へ走ります。そして新宿通り(国道20号)を横切るとホームが二層式になっている麹町駅へと至ります。
 
 

こちらは有楽町線ホームの和光市寄りにて。新木場方を望む。
和光市寄りの端は開削工法で建設されたのか、ホーム部分は平天井になっています。
後方に平河町方面改札・他路線ホーム方面への階段、上下方向ES、EVがあるため、有楽町線ホームは和光市寄りに人が集まる傾向が見られ、前方の新木場方(国会議事堂方面改札側)はラッシュ時を除き閑散としています。
 
新木場方はこの先、国会議事堂と国立国会図書館の間(国会議事堂北側)を東へ走り、右へカーブして国会前庭(日本水準原点、彦根藩井伊家上屋敷跡などあり)の直下を進みます。そして国会前庭を出ると内堀通り地下へと進み、すぐに桜田門駅へと至ります。
 
 

半蔵門線ホーム外側の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
こちらも横長のタイプで、半蔵門線のラインカラー(パープル)は駅ナンバリングを囲む「○」と背後の側壁の帯で使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (Y 04)。
半蔵門線も写真の漢字・英語(ローマ字)併記型の駅名標のほか、漢字・仮名併記型の駅名標も存在します。
 
 

半蔵門線も島式ホーム1面2線の構造です。
概ね東西方向にホームが伸びています。ホームはカーブを描いています。
半蔵門線ホームは地下6階、地上から36mの深さにあり、東京メトロの駅の中では千代田線・国会議事堂前駅(37.9m)、南北線・後楽園駅(37.5m)に次ぐ3番目の深さです。ホームから平河町方面改札経由で地上へ出るのに最大218段の階段を上る事になります。
こちらのホームも建設の際にはメガネ型ルーフシールド工法が採用され、側面や天井にシールド工法の特徴が見られます。また、押上寄り(手前側)で南北線がホームの上を横切っています。
左(南)が3番線で渋谷方面・東急田園都市線方面、右(北)が4番線で押上方面・東武スカイツリーライン方面です。
10両対応で、ホームドアが設置されています。
ホーム幅は広いです。全長にわたり一定の幅が確保されています。半蔵門線ホームは有楽町線・南北線ホームと赤坂見附駅(銀座線・丸ノ内線)とを結ぶ構内通路の役割も担っており、常に人が多いです。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。かつてはホーム中ほどに売店「METRO'S」がありましたが閉店となり、店舗跡だけが残っています(2019年12月時点)。
押上方のホーム端(後方)には平河町方面改札や有楽町線ホーム・南北線ホームへ向かう階段・上下方向ESが、渋谷方のホーム端(前方)には赤坂見附方面改札および赤坂見附駅へ向かう階段・上下方向ES・EVが、それぞれ設置されています。尚、半蔵門線ホームと平河町方面改札、有楽町線ホーム、南北線ホームとの間にバリアフリー経路が確保されていません。車いすをご利用の場合は要注意です。
ちなみに発車メロディは3番線が「今日もどこかで」、4番線が「黎明」です。
写真は渋谷方を望む。
 
渋谷方はこの先すぐ港区に入ります。左へカーブして丸ノ内線をくぐり、青山通り地下に入り銀座線と並走する形で市街地を西南西へ走ります。そして東宮御所(赤坂御用地)の南側に沿って進むと、銀座線・都営大江戸線との乗換駅である青山一丁目駅へと至ります。
 
一方、押上方はこの先、すぐに有楽町線をくぐり、大きく左へカーブして市街地を北上します。そしてそして新宿通り(国道20号)を横切ると路線名と同一名称の駅である半蔵門駅へと至ります。
 
 

南北線の線路側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
大型のタイプで、下部に南北線のラインカラー(エメラルド)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (N 07)。
 
 

南北線も島式ホーム1面2線の構造です。
南西方向~北東方向にホームが伸びています。ホームはカーブを描いています。
南北線ホームは地下3階に存在し、当駅に乗り入れる路線の中で最後に開業したにもかかわらず永田町駅の中で最も浅い位置にホームがあります。
ホーム建設の際には単線シールドトンネル間をかんざし桁で接続するメガネ型駅かんざし桁工法が採用されました。また、ホーム中ほど(写真奥)で半蔵門線が直下を横切っています。尚、当駅では南北線と有楽町線は交差していません(飯田橋駅付近で交差します)。
左(西)が5番線で赤羽岩淵方面・埼玉高速鉄道線方面、右(東)が6番線で目黒方面・東急目黒線方面です。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
目黒方の端近く(後方)には平河町方面改札や他路線ホームに通じる階段、上下方向エスカレーター、エレベーターがあり、地下1階部分には前述の動く歩道が併設されています。そして赤羽岩淵方の端(前方)には紀尾井町方面改札とを結ぶ階段、上下方向エスカレーターがあります。
ちなみに発車メロディは5番線が「明日への階段」、6番線が「希望の夜明け」です。
写真は赤羽岩淵方を望む。
 
 

南北線ホームは両端こそ5番線と6番線の空間が一体になっていて一定の広さが保たれているものの、中ほど部分はメガネ型駅かんざし桁工法の構造の特徴がよく出ていて、こちら側の6番線(目黒方面)と右側5番線(赤羽岩淵方面)が分離されています。
この部分はホーム幅が狭く、天井部分がカーブしています。やや圧迫感も感じます。この狭い部分にもベンチが設置されています。
そして、5番線と6番線の間を結ぶ通路が複数あり、そこにもベンチが置かれています。
写真は目黒方を望む。
 
 

ホーム南端近くより目黒方を望む。
前方に平河町方面改札や他路線ホームに通じる階段、上下方向ES、EVがあります。
南北線ホームは有効長が8両分あり、フルスクリーンタイプのホームドアが設置されていますが、現状は6両編成のみの運行で、両端の各1両分は使用されていません。今後、南北線を走る列車が8両編成化される予定で、その際には残り2両分も供用開始となる予定です。
 
目黒方はこの先、右へカーブして参議院議員会館用地や都立日比谷高校のグラウンドなどの地下を南へ走ります。そして山王日枝神社東側や衆議院第一議員会館西側などを通り、溜池山王駅へと至ります。銀座線との乗換駅で、丸ノ内線・千代田線の国会議事堂前駅も同一駅扱いなので乗換可能となっています。
 
一方、赤羽岩淵方はこの先、左へカーブして弁慶濠の真下を西へ走り、弁慶橋を過ぎると右へカーブして「ホテルニューオータニ」の裏手を通って進路を北西に変えます。その後一瞬だけ港区内を通過して弁慶濠から離れ、すぐに新宿区に入ると右へカーブして外堀通り地下を走るようになります。そして丸ノ内線、JR中央・総武緩行線と中央線快速を連続でくぐると、それらの路線と乗換可能な四ツ谷駅へと至ります。尚、四ツ谷駅までのほぼ全区間で丸ノ内線と並行する形になります。
 
 
あとがき
私が永田町駅で駅の外(地上)に出たのは2019年7月と12月の計2度です。乗換では何度か下車(乗車)していたのですが、外に出たのは2019年が初めてでしたw 2019年の2回は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で通いましたw 各路線の駅が離れていて、乗換も時間がかかり不便な面もありますが赤坂見附駅を含めて同一駅扱いになっており運賃面ではメリットが大きいですね。駅前は政治の街のイメージに相違ない雰囲気で、賑わいや華やかさは感じられず物々しい雰囲気でもありました。
 
新宿駅からですと、東京メトロ丸ノ内線の池袋方面行きに乗車して赤坂見附駅で下車。改札内連絡通路経由で半蔵門線ホームに到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、丸ノ内線の荻窪方面行きに乗車して赤坂見附駅で下車。そして改札内連絡通路経由で半蔵門線ホームに到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、有楽町線ホームに売店があり、駅前にもコンビニが複数あります。一方、永田町という場所柄もあり気軽に入れる飲食店は少ないですが、改札内駅ナカ商業施設「エチカフィット永田町」内に複数の飲食店があり、赤坂見附駅前にもチェーン店を含めて一定数の店舗があります。カフェは「タリーズコーヒー」をはじめ駅や駅前に多数あります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は永田町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)