四ツ谷駅【東京都】(東京メトロ丸ノ内線、南北線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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(南北線車両は他の駅にて撮影)

 

今回の【駅】コーナーは、
東京都新宿区南東部の、千代田区との境界近くの市街地に位置する東京メトロ丸ノ内線、南北線の駅で、JR中央線快速、中央・総武緩行線との乗換駅でもある
四ツ谷駅 (よつやえき。Yotsuya Station) です。

 

尚、JR線の四ツ谷駅につきましては過去に記事をUPいたしました⇒こちら
 
 
駅名
四ツ谷駅
 
所在地
東京都新宿区
 
乗車可能路線
東京メトロ:丸ノ内線南北線
 
隣の駅
東京メトロ丸ノ内線 (M 12)
荻窪方……四谷三丁目駅 
池袋方……赤坂見附駅
 
東京メトロ南北線 (N 08)
目黒方…………永田町駅 
赤羽岩淵方……市ケ谷駅
 
乗換可能駅
JR東日本:中央線快速中央・総武緩行線……四ツ谷駅まで丸ノ内線から5分、南北線から10分
 
訪問・撮影時
2018年12月、2019年7月、8月
 
 

丸ノ内線ホームの北側にある1番出入口です。地下鉄では珍しく橋上駅舎の形となっています。この真下を丸ノ内線が通っていて、ホームもあります。
JR四ツ谷駅の赤坂口との共用で、おそらく東京メトロ管理の駅舎と思われますが、実際の所は不明です。
駅舎を入ってすぐの場所には赤坂方面改札が、左側の階段を下った場所に東京メトロのJR四ッ谷駅方面改札とJRの赤坂口改札があります。
1番出入口はJR駅の四ツ谷口・麹町口駅舎(駅ビル「アトレ四谷」)や新宿通り(国道20号線)の南側、外堀通りに面した位置にあります。
丸ノ内線ホームに近いですが、改札内には東西線ホームに通じる連絡通路も設置されています。
 
 

1番出入口前より四谷見附交差点と北側を望む。
右(東)~左(西)の道路が新宿通りで、手前(南)~奥(北)の道路が外堀通り(東京都道405号線)です。
丸ノ内線は交差点の西側で新宿通りの地下を通り、外堀通りの地下には南北線が通っていて交差点付近に四ツ谷駅が設置されています。
交差点の先、左側には南北線の2番出入口があり、右側にはJR四ツ谷駅ビルと、ビルに隣接して南北線の3番出入口があります。
駅周辺は新宿通り沿いを中心に市街地となっています。外堀通り沿いも市街地で、2018年12月時点で再開発ビルが建設中でした。右側(東側)は外濠公園があり緑が多いです。
 
 

こちらは四谷見附交差点より西を望む。
右(北)~左(南)の道路が外堀通りで、手前(東)~奥(西)の道路が新宿通りです。
左背後に1番出入口とJRの赤坂口が、右側にJR駅ビルと3番出入口が、交差点の先の右側に2番出入口があります。
新宿通り沿いにはビルが立ち並び、商店も多く見られます。
そして、新宿通りを離れると住宅街が広がっています。通りの南側には寺院が多いです。
 
 

四谷見附交差点より東を望む。背後に南北線の2番出入口があります。
右(南)~左(北)の道路が外堀通りで、手前(西)~奥(東)の道路が新宿通りです。
交差点の先、右側には丸ノ内線の1番出入口とJRの赤坂口が、左側にはJR駅ビルと3番出入口があります。
新宿通りは交差点の先で千代田区へ入り(手前は新宿区)、JR線を陸橋で跨いで千代田区麹町の市街地を東へ進みます。
千代田区側は商店が少なく、オフィス街といった印象の市街地です。
陸橋のすぐ先、右手には上智大学の本部がある四谷キャンパスがあります。
 
 

四谷見附交差点より南を望む。背後に南北線の2番出入口があります。
右(西)~左(東)の道路が新宿通りで、手前(北)~奥(南)の道路が外堀通りです。
外堀通りを挟んで左背後にはJR駅ビルと3番出入口が、交差点の先、左奥には1番出入口とJRの赤坂口ががあります。
そして、外堀通りをそのまま直進すると約400mで迎賓館にたどり着きます。
迎賓館手前の地下をJR中央本線の御所トンネルと首都高速4号新宿線のトンネルが通っています。
駅南側は迎賓館などがあるため、あまり市街地化されていません。
 
 

こちらは2番出入口前、新宿通りの1本北に位置する東西方向の通りです。
「四谷駅前しんみち通り」と名付けられていて、大衆的な雰囲気の商店街が形成されています。
写真は西を望む。1本左(南)の道路が新宿通りです。
 
 

こちらは四ツ谷駅の北東口に相当する3番出入口です。
道路左側の茂みの下に出入口があります。背後には左(北)~右(南)に外堀通りが通っています。
JR四ツ谷駅四ツ谷口の駅ビル「アトレ四谷」に隣接していて、南北線とJR線を乗り換える際に便利ですが、エレベーターの設備がありませんのでご注意下さい。
エレベーターでメトロ線とJR線を乗り換える場合は1番出入口を利用して赤坂見附交差点を渡り、この四ツ谷口からJR構内へ入場しなければならず不便です。
 
 

1番出入口最寄りの、丸ノ内線ホーム上の橋上駅舎にある赤坂方面改札の様子です。
1階にあります。2018年12月時点で工事中でした。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端は有人通路を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
下層(B1階)にある丸ノ内線各ホームとの間には階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが設置されています。さらに、荻窪方面1番線ホームへ向かうエレベーターは地下2階にも通じていて、その地下2階には丸ノ内線の駅事務室がありますが、南北線コンコースとは繋がっていません。
そして、改札内右側には南北線コンコースと結ぶ階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターが設置されています。
また、東京メトロの四ツ谷駅には売店・コンビニがありません。ご注意下さい。
 
 

こちらは丸ノ内線池袋方面ホームに面しているJR四ッ谷駅方面改札の様子です。B1階にあります。
背後左側にはJR四ツ谷駅の赤坂口改札があり、ラッシュ時は乗換客でごった返します。
尚、この改札口は乗換専用改札(中間改札)ではなく、駅外から利用可能です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端は有人通路を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機があります。
改札口の先に池袋方面ホームがあり直接アクセス可能ですが、荻窪方面ホームや南北線ホームへは右へ曲がり階段、エスカレーター(上りのみ)を上がって前述の赤坂方面改札内コンコースを経由する必要があります。また、池袋方面ホームと赤坂方面改札内コンコースの間にはエレベーターがありませんのでご注意下さい。トイレと多機能トイレも赤坂方面改札内コンコースにある設備を利用する形になります。
 
 

こちらは南北線コンコースにある麹町方面改札の様子です。地下2階にあります。
通路左側に2番、3番出入口があり、右側は行き止まりとなっています。
1番出入口をご利用の場合は改札内連絡通路と赤坂方面改札を経由しなければなりません。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の通路は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレと南北線駅事務室は改札内左側にあります。
また、改札階と地下3階の南北線ホーム階との間は階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターで結ばれています。
そして、改札内右側には赤坂方面改札や丸ノ内線ホームに通じる階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターがあります。
車いすで南北線ホームから駅外へ出るには、このエレベーターをご利用の上で赤坂方面改札から出る必要があります。
 
 

丸ノ内線ホームにある、東京メトロではレアな存在である建植式の単独駅名標です。電照式と思われます。
大型のタイプですが、東京メトロ標準のデザインです。下部は丸ノ内線のラインカラー(レッド)で塗られています。
また、駅ナンバリングも併記されています (M 12)。
 
 

丸ノ内線は相対式ホーム2面2線の地平構造で、地下1階レベルに位置します。ホームはカーブしています。

集電は第三軌条方式なので上空に架線や架線柱がなくすっきりしています。
右(西)が1番線で新宿・荻窪・方南町方面、左(東)が2番線で東京・大手町・池袋方面です。
2番線は少々荻窪方(手前)にずれています。6両対応で、ホームドアが設置されています。
上屋は1番線が荻窪方の3両分強、2番線が荻窪方の4両分強しかなく、地下鉄の駅ながら雨に濡れる箇所が存在します。
1番線ホームのみにベンチと飲料自動販売機が設置されています。
背後にはJR四ッ谷駅方面改札と赤坂方面改札と橋上駅舎があります。
そして、ホームの池袋方(奥)ではJR中央線快速と中央・総武緩行線をオーバークロスしますが、すぐ右側でJR線は御所トンネルへと入っていき、1番線ホームからトンネル出入口を見る事ができます。
写真は池袋方を望む。
 
 

丸ノ内線2番線より荻窪方を望む。右手にJR四ッ谷駅方面改札が、正面上層部には赤坂方面改札と橋上駅舎があります。
この先、左へカーブしながら橋上駅舎の下を通過した後、地下トンネルへ入って新宿通りの地下を西へ走ると四谷三丁目駅へと至ります。四谷三丁目駅の「四谷」には「ツ」の文字は入っていません。
 
 

丸ノ内線1番線より池袋方を望む。右前方に中央・総武緩行線西行の御所トンネル入口があります。
また左前方には、元は江戸城外濠だった上智大学大真田堀グラウンドがあり、その先の左側には紀尾井町にあるホテルニューオータニなどを望めます。さらに、グラウンドの奥には赤坂見附地区のビル群を遠望できます。右奥には迎賓館があります。
この先、すぐに地下トンネルに入り、迎賓館の東側を通る外堀通りの地下をカーブの連続で南東方向へ走り、港区へと入ります。そして銀座線が寄り添い(この時点では見えませんが…)、その銀座線との乗換駅である赤坂見附駅へと至ります。
 
 

こちらは側壁に設置されている南北線の駅名標です。
東京メトロ標準のデザインで、下部は南北線のラインカラー(エメラルド)が塗られています。
駅ナンバリングも併記されています (N 08)。
 
 

南北線ホームは島式ホーム1面2線の構造で、地下3階にあります。南北方向にホームが延びています。
左が3番線で赤羽岩淵方面、右が4番線で白金高輪・目黒方面です。
フルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。ホーム有効長は7両弱ほどありますが、現状は6両編成のみの運転なので、目黒方(手前)の一部ホームドアは使用されておらず、ドア部分には「この場所には電車はとまりません」といった旨の張り紙があります。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は赤羽岩淵方を望む。
 
 

ホーム端にあるドアの小窓より目黒方を望む。
ホームを8両分に延伸可能なスペースが確保されています。今後、南北線では2022年度に8両編成の列車を運行開始する予定で、近いうちにこの場所で工事が行われ、本設のホームに編入されると思われます。

目黒方はこの先、外堀通りの地下を左へカーブしてJR線の下をくぐります。そして外堀通りから左(東)へ外れて丸ノ内線をくぐると程なくして千代田区へ入り、丸ノ内線と並走しながら外濠の地下を南東方向へ進みます。そしてホテルニューオータニや東京ガーデンテラス紀尾井町の南側、赤坂見附駅の北側を東へ走ると右へカーブして半蔵門線、有楽町線と乗換可能で、かつ丸ノ内線と銀座線の赤坂見附駅とも半蔵門線ホームを介して繋がっている永田町駅へと至ります。
 
一方、赤羽岩淵方はこの先、中央線の西側を並行する形で右へカーブしながら外堀通りや外濠公園の地下を走り、針路を北東に取ると有楽町線、都営新宿線、JR中央・総武緩行線と乗換可能な市ケ谷駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が東京メトロの四ツ谷駅で下車(乗車)したのは2004年数回、2019年3回、計7~8回あります。2004年はJRと丸ノ内線の乗換のため、そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。まず、初訪問時に丸ノ内線ホームが地上にあった事に驚きました。丸ノ内線ホームのある駅南側は迎賓館に近く、緑も多く都会の中のエアスポット的な風景でした。そして南北線ホームのある駅西側は賑やかな市街地といった印象でした。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面電車に乗り当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。中央線快速に乗り換えて四ツ谷駅で下車。南側(先頭方)の赤坂口を出てすぐの場所に丸ノ内線ホームがあります。丸ノ内線で現地入りされたい場合は東京駅から丸ノ内線の荻窪・方南町方面行き電車に乗り四ツ谷駅で下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内と駅前にコンビニがあり、駅ビル「アトレ四谷」内や駅前に多数の飲食店やカフェがありますが、1人で気軽に入れる店舗は少ないかもしれません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
東京メトロ丸ノ内線、東京メトロ南北線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は四ツ谷駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)