市ケ谷駅【東京都】(東京メトロ有楽町線、南北線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

 

今回の【駅】コーナーは、
東京都新宿東部の、千代田区との境界をなす皇居外濠沿いの市街地に位置する東京メトロ有楽町線、南北線の接続駅で、都営新宿線やJR中央・総武緩行線との乗換駅でもある
市ケ谷駅 (いちがやえき。Ichigaya Station) です。
 
尚、都営駅 (市ヶ谷駅) の記事はこちら

JR駅 (市ケ谷駅) の記事はこちら


 
 
駅名
市ケ谷駅
 
所在地
東京都新宿区
(※)有楽町線コンコース・ホームの一部は千代田区域に跨っています。
 
乗車可能路線
東京メトロ:有楽町線南北線 
 
隣の駅
東京メトロ有楽町線 (Y 14)
和光市方……飯田橋駅 
新木場方……麹町駅 
 
東京メトロ南北線 (N 09)
目黒方…………四ツ谷駅
赤羽岩淵方……飯田橋駅 
 
乗換可能駅
都営地下鉄:新宿線【都営新宿線】 ……市ヶ谷駅まで有楽町線から5分、南北線から7分
JR東日本:中央・総武緩行線……市ケ谷駅まで有楽町線から5分、南北線から7分
 
訪問・撮影時
2018年8月、2019年7月、9月
 
 

市ケ谷駅の南側、3番出入口前より北を望む。
中央に市ケ谷駅交差点があります。右側~正面の道路は靖国通り(都道302号線)です。
背後に3番出入口、その右側に2番出入口、交差点の先の左側に4番出入口、先の右側に1番出入口があります。
有楽町線は右奥~左手前の地下を通っていて、右奥(北東側)にある外濠(皇居外堀)地下にかけて市ケ谷駅があります。
そして4番出入口前(写真左)にはJRの市ケ谷駅舎があり、靖国通りの右側(東側)地下には都営新宿線の市ヶ谷駅があります。
正面奥には外濠を渡る橋があり、外濠が千代田区(手前側)と新宿区(奥側)の境界になっています。
外濠の向こう側を北東~南西に通る外堀通り(都道405号線)の地下には南北線の市ケ谷駅があります。
 
 

市ケ谷駅交差点より東を望む。
有楽町線の駅は交差点から左奥方向(北東)にかけての地下に延びており、一部は外濠の地下にかかっています。
左側(北西)~写真奥(東)の道路が靖国通りで、前方地下に都営新宿線の駅があります。
そして左手前にはJRの駅があります。JR駅前に4番、交差点の右前方から3番、2番、交差点の左前方に1番出入口があります。
また、有楽町線出入口の先の靖国通り両サイドには都営新宿線のA1~A4出入口があり、地下改札外で有楽町線コンコースとつながっています。1番出入口のすぐ先にエレベーター専用のA1出入口があります。
千代田区側の市ケ谷駅前はオフィス街で、ビルが林立しています。日本大学、上智大学などの学校も駅近くに存在します。
店舗・飲食店もビジネスマン向けのものが多い印象です。大通り沿いに住宅はまず見られません。
 
 

千代田区側の地下1階にある九段方面改札の様子です。東を望む。
こちらの改札口から有楽町線、南北線の両路線に乗車可能です。
背後に踊り場への階段・上りエスカレーター(以下・ES)があり、踊り場から1番~4番出入口への階段が枝分かれしています。
右側には都営新宿線駅の市ヶ谷橋方面改札へ通じる幅広の段差なし地下通路があり、通路沿いにはコンビニ(ナチュラルローソン)、カフェ(ヴィ・ド・フランス)などの店舗があります。そして都営線改札前にはエレベーター(以下・EV)専用出入口であるA1出入口があります。
尚、こちらの改札外コンコースは都営線の改札とは繋がっていますが、東京メトロの他の改札とは繋がっていません。他の改札をご利用の場合は一旦地上に出て外濠を渡って新宿区側へ回らなければなりませんのでご注意下さい。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端には窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして改札の先には階段があり、後述の地下2階コンコースに通じていますが、エレベーターはありません。車いすご利用の場合は市谷田町方面改札、市谷八幡方面改札へ回る必要があります。
地下2階にはJR線、都営新宿線との乗換改札があります。地下2階からは地下4階有楽町線ホームへの階段、上下方向ESがあり、一部の階段と上り方向ES(車いす昇降機併設。上下方向に稼働可能)は地下3階南北線コンコースを経由して地下4階有楽町線ホームへと向かいます。
 
 

こちらは新宿区内の駅北側、外堀通り沿いにある5番出入口(手前)と6番出入口(奥)です。南西を望む。
有楽町線開業時より使用している出入口で、昭和のデザインになっています。
左側が外堀通りで、地下に南北線の市ケ谷駅があります。
外堀通りのさらに左側には外濠があり、その地下から対岸の千代田区側にかけて有楽町線の市ケ谷駅があります。
 
 

市ヶ谷田町交差点より北東を望む。左背後に5番出入口があります。
手前(南西)~奥(北東)の道路は外堀通りで地下を南北線が通っており、右側にある外濠の地下には有楽町線が通っています。さらに外濠の対岸にはJR中央線が並走しています。
外堀通り沿いはオフィスビルが立ち並んでいますが、商店は少ないです。路地を入ると住宅も見られます。
また、駅近くには法政大学のキャンパスがあります。
 
 

市ヶ谷田町交差点より南西を望む。手前(北東)~奥(南西)の外堀通り右側に5番・6番出入口があります。
外堀通りの地下に南北線の駅があり、左側に広がる外濠の地下に有楽町線の駅があります。
こちらの外堀通り沿いもオフィス街で、休日は人通りが少ないです。
撮影地点の約300m前方には市谷見附交差点があり、靖国通りへ左折して外堀を渡るとJR駅や都営駅にたどり着きます。
 
 

新宿区側・北寄りの地下3階にある市谷田町方面改札の様子です。南西を望む。
有楽町線、南北線の両路線に乗車可能です。
右背後に踊り場への階段があり、踊り場から5番・6番出入口へと分かれています。
右側には市谷八幡方面改札に通じる改札外地下通路があり、その途中に外堀通り西側へ出られるエレベーター出入口があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が2方向に設置されていて、右端には窓口があります。
改札口の左背後には自動券売機があります。通常のトイレは改札内にありますが、多機能トイレは市ケ谷八幡方面改札の中にしかなく、前述の改札外地下通路を経由して市谷八幡方面改札へ回らなければなりません。
そして改札内には少々段差がありますが、階段とスロープで解消しています。その先に地下4階有楽町線ホームへ向かう階段、上下方向ES、EVと、同じく地下4階にある南北線ホームへ向かう階段、上り方向ESがあります。尚、当改札から南北線方面にはエレベーターがありませんので、車いす利用の場合も市谷八幡改札へ回る必要があります。
ちなみに市谷田町方面改札内外コンコースには売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

5番・6番出入口から約300m南西方向に位置する市谷見附交差点より南西を望む。
この付近に出入口はありませんが、右背後約100mの場所にエレベーター出入口があり、前方約100mの外堀通り沿い左側に7番出入口があります。
手前(北東)~奥(南西)の道路は外堀通りで、地下に南北線の駅があります。
そして交差点の左から来て外堀通りに合流し、約100m先で右へ分かれる道路は靖国通りです。左側には外濠の橋があり、その先にJR駅と都営駅があります。
また、左側には外濠がありますが、中でも手前側には釣り堀(市ヶ谷フイッシュセンター)があり、テレビでもたびたび登場します。
この付近は割と賑やかで、飲食チェーン店も複数見られます。
 
 

市谷見附交差点より南東を望む。
左右の道路は外堀通りです。左側約100mの場所にエレベーター出入口があります。
そして正面奥へ伸びる道路は靖国通りで、外濠(皇居外堀)を渡り千代田区側へ向かいます。
手前は外濠で、左側に釣り堀があります。外濠の向こう側には1番~4番出入口とJR駅(靖国通り右側)があり、写真左奥には都営駅があります。
外濠の対岸、千代田区側にはビルが林立していますが、防衛省が近いからか駅周辺に超高層ビルやタワーマンションは見られません。
 
 

市谷見附交差点より北東を望む。
手前(南西)~奥(北東)の道路は外堀通りで、地下に南北線の駅があります。
左前方約100mの場所にエレベーター出入口が、右背後約100mの場所に7番出入口があります。
そして右へ延びる道路は靖国通りです。外濠の橋を渡った先にJR駅と都営駅があります。
また、右側は外濠で、交差点の先に釣り堀があります。
外堀通り左側はビル街になっており、沿道には小平市に本部のある武蔵野美術大学武蔵野キャンパスが立地しています。
そして、写真奥には飯田橋の高層ビル群を遠望できます。
 
 

市谷見附交差点の少し北東側にある交差点より北西を望む。左右方向の道路は外堀通りで、背後に外濠があります。
市ケ谷駅周辺は起伏に富んでいて、外堀通りのすぐ西側には複数の坂道が見られます。
坂上には住宅街が形成されていますが、西側一帯は防衛省市ヶ谷地区の敷地になっています。
 
 

市ケ谷駅の南西方に位置する7番出入口前より北東を望む。
手前(南西)~奥(北東)の道路は外堀通り・靖国通りで、右側に7番出入口があります。さらに右には外濠があります。
そして約100m前方には市谷見附交差点があり、靖国通りが右へ分かれます。
ちなみに7番出入口は南北線開業時に設置された屋根なしタイプの出入口で、雨の日は注意が必要です。
 
 

7番出入口前からは綺麗に外濠を眺められます。対岸にはJR駅のホームがあり、千代田区側の市街地も遠望できます。
背後に7番出入口と外堀通り・靖国通りが通っています。
 
 

7番出入口前より南西を望む。左側に7番出入口があります。
すぐ先に市谷八幡町交差点があり、外堀通りが左(南西)へ、靖国通りが右(西)へそれぞれ分かれます。
外堀通りの地下を南北線が通っており、靖国通りの地下を都営新宿線が通っています。
交差点の右側には「市谷八幡町」の地名の由来となった市谷亀岡八幡宮があります。
そして、写真左奥へ伸びる外堀通りの左側には外濠がありますが、水域は少し先で途切れ、その向こう側は埋め立てられて外濠公園になっています。
また、靖国通りの右側にはホテルグランドヒル市ヶ谷があり、その先には防衛省市ヶ谷地区の敷地が広がっています。
交差点の先、外堀通りと靖国通りに挟まれた駅南西側一帯は四谷本塩町の住宅街です。
 
 

新宿区側・南寄りの地下3階にある市谷八幡方面改札の様子です。北東を望む。
南北線開業時に設置された改札口で、広々とした印象です。南北線、有楽町線の両路線に乗車可能です。
背後に7番出入口への階段・上りES(一部スロープを利用)があり、改札口左側には市谷田町方面改札に通じる改札外地下通路が伸びています。地下通路の途中に外堀通り西側へ出られるエレベーター出入口があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端には窓口があります。
改札口の左背後(写真左側)には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして改札口の先に地下4階・南北線ホームへ通じる階段・上りES、EVが設置されています。有楽町線ホーム方面は後述の連絡通路経由となります。
尚、市谷八幡方面改札内外コンコースにも売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

市谷八幡方面改札を通ると広々とした南北線改札内コンコースが前方に延びています。
少し先で有楽町線ホームや都営地下鉄線・JR線との乗換改札に通じる連絡通路が右へ分かれていて、この通路は外濠の下をくぐります。
この連絡通路は距離が長い事もあり、両端にエスカレーター併設の動く歩道が設置されています。そして中央にある通路ですが、段差はスロープになっており、バリアフリーに対応しています。この通路を進むと有楽町線ホーム直上にある地下3階踊り場に到達し、地下1階九段方面改札、地下2階各社局との乗換改札口、地下4階有楽町線ホームへ通じる階段が設置されています(B4F~B3F間とB3F~B2F間は車いす昇降機併設の上りエスカレーターもあります。車いす昇降機は上下双方向に稼働可能)。
 
 

そして、有楽町線ホームや都営地下鉄線・JR線との乗換改札に通じる連絡通路が右へ分かれた先にも南北線改札内コンコースが延びており、一角には「江戸歴史散歩コーナー」と称するミニ博物館が設置されており、南北線建設工事の際に発掘された石材を使用して復元された石垣も展示されています(Wikipediaの本文を引用)。
その先には駅事務室があり、コンコースの突き当たりにはトイレ・多機能トイレがあります。
尚、市谷八幡方面改札の南北線コンコースは市谷田町方面のコンコースとは繋がっていませんので要注意です。
 
 

地下2階コンコースには「都営新宿線のりかえ専用改札口」があり、改札を出ずに東京メトロ線と都営地下鉄線の乗換が可能です。
この「都営新宿線のりかえ専用改札口」は東京都交通局の管理です。
背後に地下1階九段方面改札へ向かう階段、地下4階有楽町線ホームへ向かう上下方向ES、地下3階南北線コンコースを経由して地下4階有楽町線ホームへ向かう階段・上りES(上下方向車いす昇降機併設)と東京メトロ線⇔JR線の乗換改札、駅事務室があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端には有人改札があります。さらに右側にはJR線との「都営新宿線のりかえ専用改札口」があり、JRの区画とは簡易な柵で仕切られています。
改札機の左手前には精算所があり、その手前(写真左背後)にはICカードチャージが可能な自動精算機が設置されています。
また、乗換改札の先は都営新宿線の2番線ホーム(本八幡方面)で、段差なしで移動可能です。新宿方面1番線ホームへは一旦地下1階の市ヶ谷橋方面改札内コンコースへ上がる必要があります。
 
 

また、地下2階コンコースの一角には「JRのりかえ口」があり、改札を出ずに東京メトロ線とJR線の乗換が可能です。この乗換改札はJR東日本の管理です。
左側に東京メトロ線⇔都営地下鉄線の乗換改札があり、背後に地下1階九段方面改札へ向かう階段、地下4階有楽町線ホームへ向かう上下方向ES、地下3階南北線コンコースを経由して地下4階有楽町線ホームへ向かう階段・上りES(上下方向車いす昇降機併設)と駅事務室があります。
交通系ICカード『PASMO』『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端には有人改札があります。
改札機の右手前にはICカードチャージが可能な自動精算機が設置されています。自動精算機で対応できない精算が必要な場合は有人改札の係員にお問い合わせ下さい。
また、乗換改札の先の右側には上層階にあるJR中央・総武緩行線ホームに通じる階段がありますが、バリアフリーに対応していませんので車いすでJR線に乗換の場合は市谷八幡方面改札または市谷田町方面改札から一旦出場し、地上へ出て外濠を渡りJR市ケ谷駅の改札から入場する必要があります。
 
 

有楽町線の駅名標です。電照式です。
横長のタイプで、有楽町線のラインカラー(ゴールド)は駅番号を囲む○と側壁の帯で使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (Y 14)。
 
 

有楽町線は島式ホーム1面2線の構造で地下4階にあり、北北東方向~南南西方向にホームが延びています。
ホームの大半が外濠の直下に位置し、新木場方(手前)の地上にはJR中央線が横切っています。また、ホームはカーブしています。
10両対応で、ホームドアが設置されています。乗降客や乗換客が多い事からホーム幅は広いです。
右(東)が1番線で新木場方面、左(西)が2番線で和光市方面です。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、係員詰所が設置されています。また、ホーム上には売店がありますが現在は営業していないようです。
そしてホームの新木場寄りには地下1階九段方面改札、地下2階乗換改札や地下3階南北線コンコース・市谷八幡方面改札へ向かう階段(地下2階まではESもあり、地下3階経由のESは上りのみで車いす昇降機(上下方向)併設)が、和光市寄り(写真奥)には市谷田町方面改札へ向かうEVが、そして和光市方のホーム端には市谷田町方面改札へ向かう階段、上下方向ESが、それぞれ設置されています。ちなみに車いす利用で有楽町線~南北線を乗り換えされる際は、移動に時間のかかる当駅より飯田橋駅を利用した方が比較的楽に移動できます。
写真は和光市方を望む。
 
 

2番線の和光市方からは南北線に繋がる連絡線が分かれています。
定期旅客列車は走りませんが、イベント時の列車や南北線および埼玉高速鉄道の車両を検査で綾瀬工場などへ回送される際に使用しています。半蔵門線車両が東急線~南北線経由で新木場CR(車両工場)へ回送する際にも使用されています。
写真は新木場方・南北線の目黒方を望む。
 
 

2番線ホームより和光市方を望む。
左から2番線に合流する線路は前述の南北線との連絡線です。
連絡線の反対側(写真左側)には南北線ホームがありますが、連絡線と南北線の間には南北線用の留置線が5本設置されています。
また、有楽町線側にもこの先、和光市方面線路と新木場方面線路の間(写真右奥)に留置線が設置されています。
 
和光市方はこの先、南北線やJR中央線と並行して外濠地下を北東へ走り、やがて南北線と同じ外堀通りの地下を走るようになると南北線の他に東西線、都営大江戸線、JR線と乗換可能な飯田橋駅へと至ります。
 
一方、新木場方は千代田区内を走ります。この先すぐに左へカーブしながら都営新宿線の下をくぐり、ビル街の中を南南東へ走ると麹町駅へと至ります。麹町駅前には日本テレビの旧社屋(現・日本テレビ放送網麹町分室)があります。
 
 

南北線の線路側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
大型のタイプで、下部に南北線のラインカラー(エメラルド)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (N 09)。
 
 

南北線も島式ホーム1面2線の構造で地下4階にあり、北東方向~南西方向にホームが延びています。
北東の赤羽岩淵方(手前側)は有楽町線ホームに近接していますが、南西の目黒方(写真奥)は有楽町線とは離れています。
ホームは外堀通りの直下に位置しています。南北線の利用客が他の路線より少ないからか、ホーム幅はあまり広くありません。
各番線にはフルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。
右(西)が3番線で赤羽岩淵・埼玉高速鉄道線方面、左(東)が4番線で目黒・東急目黒線方面です。
そして4番線の左側には前述の南北線用留置線が5本あり、その向こう側に有楽町線との連絡線と有楽町線ホームがあります。留置線や連絡線とはホームの先、目黒方で合流します。合流地点の先には南北線赤羽岩淵方面へスイッチバックできるよう引上線が1本あります。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、係員呼び出し用のインターホンが設置されています。
また、ホームの赤羽岩淵寄りには市谷田町方面改札へ向かう階段・上りESが、中ほどには市谷八幡方面改札をはじめ連絡通路を経由して地下4階有楽町線ホーム、地下2階乗換改札、地下1階九段方面改札へ向かう階段・上りESが、そして目黒寄りには同じく市谷八幡方面改札などへ向かうEVがそれぞれ設置されています。
写真は目黒方を望む。
 
 

3番線の目黒方より赤羽岩淵方を望む。
南北線ホームは8両分の有効長で建設されましたが、現状は6両編成しか運行しておらず、目黒方2両分は準備工事に留まっています。しかし市ケ谷駅では目黒方のホーム端(写真背後)にエレベーターを設置した関係で、3番線側の使用していない2両分のスペースが通路として通行可能となっています。この部分にもホームドアは既に設置されています。また、ホームとして使用されている6両分との間には非常口タイプのドアが設置されています(営業時間内は常に開いています)。さらに4番線側は壁や仮柵で仕切られており立入できません。
尚、南北線では2022年までに8両編成化される予定で(一部編成は6両のまま)、このスペースも整備されて本設ホームの一部になる予定です。
 
目黒方はこの先、有楽町線と分かれて外堀通りの地下を右へカーブしながら外濠の対岸を走るJR中央線と並行して南西へ走ると、丸ノ内線や中央線快速、中央・総武緩行線との乗換駅である四ツ谷駅へと至ります。
 
一方、赤羽岩淵方はこの先、外堀通りの地下をひたすら北東へ走り、有楽町線、JR中央線と並走します。そして有楽町線の右側へ回り位置関係が入れ替わると(おそらく南北線が有楽町線をくぐっています)、有楽町線、東西線、都営大江戸線、JR中央・総武緩行線との乗換駅である飯田橋駅へと至ります。
ちなみに市ケ谷駅~飯田橋駅を地下鉄で移動する場合、両駅における改札からホームへの移動距離は南北線、有楽町線ともさほど変わらず(市ケ谷駅の入出場改札による差異あり)、他の多くの区間とは違い南北線が絶対的に不利ではないという珍しい区間ですw
 
 
あとがき
私が東京メトロ有楽町線・南北線の市ケ谷駅で駅の外に出たのは2018年1回、2019年2回の計3度です。2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車したのですが、大雨により駅前散策を断念せざるを得ませんでした。その後、2019年7月に南北線の、9月の有楽町線の駅構内をリベンジ訪問し、それぞれの訪問機会に駅散策もしました。駅前は市街地でそれなりに人通りも多かったですが、駅近くに繁華街と言える区域は見つけられませんでした。特にメトロ駅のある新宿区側は商店も少なくオフィス街といった感じでした。
 
新宿からですと中央・総武緩行線の千葉方面または都営新宿線の急行or各停に乗り当駅下車です。東京メトロ線のみで当駅入りされたい場合は丸ノ内線の池袋方面電車に乗車し、四ツ谷駅で南北線赤羽岩淵方面に乗り換えて1駅目で下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り終点の東京駅で下車。山手線外回り(品川方面)で有楽町駅まで行き、東京メトロ有楽町線の和光市方面に乗り換えて当駅下車。あるいは丸ノ内線の池袋方面電車に乗車して後楽園駅で下車し、南北線の目黒方面に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内(九段方面改札近く)や駅前にコンビニが複数ある一方、気軽に入れる飲食店はさほど多くなく、駅前のチェーン店は「マクドナルド」「モスバーガー」「吉野家」「松屋」「ガスト」「名代富士そば」「すし三崎丸」くらいでしょうか。他にカフェは各チェーン店が存在します。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ有楽町線、南北線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は市ケ谷駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、配線略図.net、地理院地図、Google地図、Wikipedia)