溜池山王駅【東京都】(東京メトロ銀座線、南北線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

 


(南北線車両は東急目黒線・大岡山駅にて)
 
今回の【駅】コーナーは、国会議事堂や首相官邸に近い東京都千代田区と港区の境界に位置する駅で、東京メトロ銀座線と南北線が乗り入れる駅である、
溜池山王駅 (ためいけさんのうえき。Tameike-sanno Station) です。

 

尚、当駅は丸ノ内線と千代田線が乗り入れる国会議事堂前駅とは改札内でつながっており(一応、バリアフリー経路は確保されています)、同一駅扱いです。
 
 
駅名
溜池山王駅 (銀座線…G 06、南北線…N 06)
 
所在地
東京都千代田区
(銀座線ホームは港区にありますが、駅事務室が千代田区域あるため、正式所在地は千代田区です)
 
乗車可能路線
東京メトロ:銀座線南北線
 
隣の駅
東京メトロ銀座線
渋谷方……赤坂見附駅
浅草方……虎ノ門駅
 
東京メトロ南北線
目黒方…………六本木一丁目駅
赤羽岩淵方……永田町駅 
 
乗換可能駅(同一駅扱い)
東京メトロ:丸ノ内線……国会議事堂前駅まで銀座線から徒歩16分、南北線から徒歩11分
東京メトロ:千代田線……国会議事堂前駅まで銀座線から徒歩10分、南北線から徒歩5分
 
訪問・撮影時
2018年12月
 
 

7番、8番、10番出入口が面している交差点にて北を望む。
左右に横切っている道路は外堀通り(都道405号線)で、地下に銀座線の駅があります。
手前から奥の狭い道路の地下には南北線の駅があります。
交差点の左側には超高層ビルの「山王パークタワー」があり、右側の丘の上には内閣総理大臣官邸(総理官邸)があります。
官邸があるため、警備のために警察官が配置されており、場合によっては写真奥への道路が封鎖されます。
また、首相官邸や「山王パークタワー」があるのは千代田区山王地区で、写真左(西側)へ約300m進むと地名や駅名の由来となった山王日枝神社があります。
交差点と「山王パークタワー」の間に港区と千代田区の境界があります。
 
 

10番出入口より東を望む。
写真手前~奥の道路が外堀通りで、地下に銀座線の駅があります。
付近は港区溜池地区のオフィス街で、ビルが建ち並んでいます。
 
 

こちらは10番出入口より南側にある11番出入口より南を望む。
背後に2枚上の写真の交差点があります。
写真手前から奥への道路の地下を南北線が通っています。
この付近は赤坂地区の繁華街の一部で雑居ビルが多く、商店や飲食店も多く存在します。
また、この場所から南北線の六本木一丁目駅近くにある「アークヒルズ」へは徒歩7~8分ほどです。
 
 

銀座線ホームの下層にあり、3枚上の写真の交差点のほぼ真下にある溜池交差点方面改札にて。
交通系ICカード『PASMO』などに対応した自動改札機が並んでいます。左端の通路は有人改札口です。
改札口の左側には自動券売機があります。トイレは改札内にあります。
また、改札内にはコンビニエンスストア「ローソン」もあります。
尚、この改札口は銀座線が一番近く、改札内で南北線とも通じています。さらに南北線ホームを経由して千代田線と丸ノ内線の国会議事堂前駅にも行けます。
但し、丸ノ内線の新宿、荻窪方面へは当駅から銀座線の渋谷方面行きに乗り、次の赤坂見附駅で乗り換える方が便利です。
 
 

こちらは南北線ホームの上層にある赤坂方面改札です。山王パークタワー最寄りの7番出入口がすぐ近くにあります。
『PASMO』などに対応の自動改札機、有人通路、自動券売機があります。
 
 

銀座線ホームの側壁にある駅名標です。
新型のデザインで、下部は銀座線のラインカラーとなっています。駅ナンバリング表示もあります(G06)。
 
 

こちらは南北線ホームの側壁にある駅名標です。
新型のデザインのものに交換されており、下部は南北線のラインカラーとなっています。
駅ナンバリング表示もあります(N06)。
 
 

銀座線の溜池山王駅は6両対応の島式ホーム1面2線の構造で、ホームドア(可動式ホーム柵)設置されています。
当駅は1997年に開業した、現時点では銀座線で最も新しい駅です。ホームが広いですが、これは元の本線(複線分)の場所にホームが設置されたためで、駅ホーム建設のため、両側にトンネルが掘削されました。
この付近の銀座線は開業が早期で地面から浅い場所を走っているため、ホーム階の上層にコンコース階を造ることができず、止むを得ず(?)、下層にコンコース階が建設されました。コンコース階には溜池交差点方面改札やローソンなどがあります。
写真は浅草方を望む。写真の背後(渋谷方)には南北線との改札内乗換通路があります。
また、当駅の浅草方には留置線があり、車両の夜間滞泊もあります。そして渋谷方には片渡り線があり、非常時に浅草方からの当駅折り返し列車が設定された際に使用されます。
 
 

こちらは南北線ホームです。
8両対応の島式ホーム1面2線の構造で、フルスクリーンタイプのホームドアも8両分設置されていますが、現状は6両編成のみの運転です。南北線には8両に対応していない駅もあります。
但し、数年後に相鉄と東急目黒線の相互直通運転開始予定で、それに伴い東急目黒線、都営三田線、埼玉高速鉄道線とともに南北線でも8両編成の電車が運行される予定です。
写真は赤羽岩淵方を望む。背後のホーム端には銀座線への乗換通路があり、ホーム真上には赤坂方面改札があります。そしてホームの赤羽岩淵方端部には上り階段があり、その先には国会議事堂前駅の永田町方面改札があります。尚、溜池山王駅と国会議事堂前駅は同一駅扱いのため、南北線を利用して永田町方面改札から出場しても(その逆も)、溜池山王駅を利用したと見なされます。
 
 
あとがき
私が溜池山王駅で下車(乗車)したのは2006年、2018年の計2度です。2006年は近くにある山王日枝神社に参拝した際に利用しました。当時の電車の中吊り広告にあった「エスカーで参る…」のキャッチコピーに惹かれて参拝しました。「エスカー」と言えば有料エスカレーターの江の島エスカーが有名ですが、こちらは料金不要でした。そして2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前はビル街ですが、一方で総理大臣官邸に近く、警察官による警備が常に行われていて物々しい雰囲気も感じられました。また、駅周辺は台地で、起伏が大きかったです。
 
新宿からですと東京メトロ丸ノ内線で赤坂見附駅まで行き、同じホーム反対側から発車する銀座線浅草方面行きに乗り換えて1駅目です。または国会議事堂前駅まで行き、千代田線ホームを経由すれば溜池山王駅の南北線ホームに到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線で東京駅まで行き、東京メトロ丸ノ内線に乗り換えて国会議事堂前駅下車。そして千代田線ホームを経由すれば溜池山王駅の南北線ホームにたどり着きます。じゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数ありますが、意外と気軽に入れる飲食店は少ないです。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東京メトロにご乗車の際はぜひ一度、溜池山王駅でも駅の外へ出られてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、Google地図、Wikipedia)