大糸線(松本~南小谷。2009年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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信濃大町駅にて。E127系電車です。

  

今回は、信州・長野県の松本を発車して西側に北アルプスの山々を見て安曇野を北上し、立山黒部アルペンルートの東の玄関口である信濃大町、登山やスキーで有名な白馬を経て南小谷へ至り、その先はJR西日本の非電化区間へと変わり、姫川に沿って北上して新潟県の糸魚川へ至るローカル線・
大糸線のうち、JR東日本管轄の電化区間である松本~南小谷を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名 区間・営業キロ   備考  
大糸線 松本~糸魚川(105.4km)  南小谷を境に松本方はJR東日本、糸魚川方はJR西日本  
  
  
今回紹介の区間  
路線名   区間   営業キロ  備考  
JR東日本:大糸線  松本~南小谷  70.1km   全区間単線。直流1,500V電化  

  

  

踏破達成時   2003年8月  
撮影時   2009年8月ほか  

  

  

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松本駅にて。大糸線内の普通列車は西端の6番線を使用しています。
尚、一部列車(特急『あずさ』や篠ノ井線直通列車を含む)は他の番線からも発着します。

  

松本を発車するとすぐに女鳥羽川を渡り、篠ノ井線と並走して住宅地の中を北北東へ走ると北松本に着きます。

  
  

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北松本駅にて(篠ノ井線列車より撮影)。尚、篠ノ井線にはホームはありません。

  

北松本を発車後は左へカーブして、しばらくすると篠ノ井線が右へカーブして分かれます。その後は国道19号線をアンダーパスして、左手に宮渕浄化センターを見て走ると奈良井川を渡ります。その後は田園の混在した住宅地の中を右へ左へカーブして進み、島内に着きます。
島内を発車後は田園風景の中を西へ進み、長野自動車道をアンダーパスすると島高松に着きます。

  
  

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島高松を発車後は右に住宅地を、左手に田園を見て右へカーブして、梓川を渡ると長野県松本市から安曇野市へと変わり、梓橋に着きます。

  

梓橋を発車後は正面に北アルプスの山々を見て田園地帯の中を走り、右へカーブすると一日市場(ひといちば)に着きます。一日市場を発車後はさらに右へカーブし、左手に北アルプスの山々を見て北へ進むと中萱に着きます。中萱を発車後も田園風景の中を北上し、用水路の拾ヶ堰(じっかせぎ)を渡ると南豊科に着きます。南豊科を発車後は左へカーブして住宅地の中を走り、市街地へ入ると豊科に到着します。

  

豊科を発車すると住宅地の中を北へ走りますが、しばらくすると田園地帯へと入り、

  
  

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右手に篠ノ井線・田沢駅方面を、

  
  

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左手に北アルプスの山々を見て走ると柏矢町(はくやちょう)に着きます。

  

柏矢町を発車後は旧宅と田園の混在した風景の中を北上し、市街地へ入ると穂高に到着します。

  

穂高を発車すると引き続き市街地の中を走りますが、烏川と穂高川(?)を渡ると郊外へ出て有明に着きます。有明を発車後は田園風景の中を北北西へ走り、安曇追分に着きます。安曇追分を発車後は国道147号(千国街道・糸魚川街道)をアンダーパスして、引き続き田園地帯の中を走ると松川村へと変わり、細野に着きます。細野を発車後は左へカーブして北細野に着きます。北細野を発車後は住宅と田園の混在した風景の中を北へ走り、信濃松川に着きます。
信濃松川を発車後は左手に北アルプスの山々を見ながら田園風景の中を北上し、大町市へと変わり左へカーブすると安曇沓掛に着きます。安曇沓掛を発車後は国道147号をアンダーパスして引き続き田園風景の中を走ると信濃常盤に着きます。

  
  

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信濃常盤を発車後は右へカーブして高瀬川を渡り、南大町に着きます。

  

南大町を発車後は都市郊外の風景の中を走り、国道147号をアンダーパスすると市街地へと入り信濃大町に到着します。

  
  

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信濃大町駅にて。ホーム2面3線の構造で、当駅折り返しの普通列車が数多く設定されています。
松本~信濃大町の前身である信濃鉄道(しなの鉄道とは無関係)により開業した区間の終着駅でしたが、後に国により信濃大町~糸魚川の路線が計画・建設され、その過程で松本~信濃大町は国有化されました。大糸線の「大」は信濃大町の「大」で、現在の区間と路線名が一致しないのは前述の経緯によります。また、信濃鉄道区間は国有化前に電化されていました。

  

信濃大町を発車すると左へカーブして、右手に山並みを見て市街地の中を走ると北大町に着きます。北大町を発車後は田園風景の中を北北西へ走り、右側から山並みが迫ってくると信濃木崎に着きます。信濃木崎を発車後は山間部へと入り、国道148号をアンダーパスした後は左手に木崎湖を見ながら走り、稲尾に着きます。

  
  

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稲尾駅付近にて。木崎湖を眺められます。

  

稲尾を発車後も引き続き木崎湖を見て走り、左へカーブすると海ノ口に着きます。海ノ口を発車後は左に田園を、右に山々を見て走り、左側からも山並みが迫ると狭い谷を国道148号と並走して北へ走ります。そして谷が広がると簗場に着きます。
簗場を発車後は左手に中綱湖を見て走り、右へカーブすると今度は左手に青木湖を見て走るようになり、臨時駅のヤナバスキー場前に着きます。ヤナバスキー場は駅の南東側にあります。ヤナバスキー場前を発車後も青木湖畔を走りますが、青木湖と離れると山間部を走るようになります。白馬村へ変わると左手にサンアルピナ白馬さのさかスキー場を見て走ると今度は右側に広がる集落を見ながら北上し、南神城に着きます。南神城を発車後は左側に山々が迫る中、右手に住宅や田園を見て走り、犬川を渡ると神城に着きます。

  
  

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神城駅にて。背後には白馬五竜スキー場が見えます。白馬村には数多くの有名なスキー場があります。

  

神城を発車後は左手に白馬五竜スキー場を見て高原風景の中を走り、飯森に着きます。飯森を発車後は国道148号をアンダーパスして今度は左手に八方尾根を見ながら走り、平川を渡ってしばらくすると市街地へ入り、白馬に到着します。

  
  

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白馬駅にて。単式・島式ホーム各1面の計2面3線の構造です。
繁忙期には臨時特急『しなの』もやって来ます。

  
  

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白馬駅にて。夏は登山客が、冬はスキー客が多数訪れる観光地の玄関口です。

  

白馬を発車すると田園地帯を走るようになり、松川を渡ると右へカーブして信濃森上に着きます。

  
  

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信濃森上駅にて。高原風景の中を走ります。

  

信濃森上を発車後は下り勾配で田園風景の中を北東へ進みますが、左右から山並みが迫ると右手に姫川第二ダムを見て姫川を渡ります。その後は姫川の渓谷に沿って北へ下り、小谷村へと変わると白馬大池に着きます。栂池高原への最寄駅ですが、徒歩圏内とは言い難く乗降客は少ないです。白馬大池を発車後も姫川の谷を進み、姫川を渡ってしばらく走ると千国に着きます。

  
  

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千国を発車後はもう一度姫川を渡り、大糸線と姫川の間に位置する集落を見て走ると南小谷(みなみおたり)に到着します。

  
  

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南小谷駅はJR東日本の管理駅で、単式・島式ホーム各1面の計2面3線の構造です。
この先、糸魚川方面はJR西日本非電化区間となり、キハ120形が使用されています。
現在、両社を直通する列車は設定されていません。

  

また、駅周辺は山間部で、小谷村役場があるものの、大きな市街地は形成されていません。

  

  

乗り鉄の注意点  

大糸線電化区間では東京方面~南小谷で特急『あずさ』が1往復、信濃大町→松本と南小谷→信濃大町で快速が1本ずつ運転されている以外の定期列車は全て普通列車です。尚、シーズンには臨時の特急『あずさ』系統や『しなの』が白馬まで乗り入れてきて、土休日には信濃大町~南小谷で快速が運転されることがあります。また、臨時夜行快速『ムーンライト信州』も下りのみ白馬以南で設定されています。

  

普通列車ですが、大半が信濃大町で系統分断されていて、松本~南小谷を通し運転する列車はごく少数です。
松本~信濃大町では概ね毎時1本の運転で、朝と夕方~夜間にかけて松本~穂高or有明の区間列車も運転されます。
信濃大町~南小谷では朝夕こそ1~2時間に1本ですが、データイムは3時間ほど間隔が開くことがあります。
また、南小谷駅での糸魚川方面列車との接続は概ね良好ですが、一部接続の悪いケースもあるので、事前に調べておきましょう。

  

使用車両ですが、特急『あずさ』はE257系、普通列車はE127系100番台をメインに、211系も走っています。

  

普通列車での松本からの所要時間は、信濃大町まで約1時間、白馬まで2時間前後、南小谷まで2時間20分前後です。
白馬や南小谷など、信濃大町より先は列車の接続時間の長短により所要時間が変動します。

  

最後に、大糸線ではICカード『 Suica 』が利用できないので注意が必要です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
松本駅   JR東日本:篠ノ井線。アルピコ交通:上高地線  
信濃大町駅   大町アルペンライン経由の路線バス・扇沢線 (扇沢・黒部ダム方面)【立山黒部アルペンルート】  
神城駅   白馬五竜:白馬五竜テレキャビン (とおみ駅まで徒歩25分)  
白馬駅   Hakuba47:ゴンドラリフトLine-8 (ゴンドラステーションまでタクシー15分)  
白馬駅   白馬ジャンプ競技場のリフト (山麓駅まで路線バス5分、八方バス停より徒歩15分)  
白馬駅   白馬八方尾根:ゴンドラリフト【アダム】 (八方駅まで路線バス5分、八方バス停より徒歩10分)  
白馬駅   白馬岩岳スキー場:ゴンドラリフト【ノア】 (ノアの里駅まで路線バス10分)  
白馬駅   栂池高原スキー場:ゴンドラリフト【イヴ】 (栂池高原駅まで路線バス28分)  
南小谷駅   JR西日本:大糸線(糸魚川方面)   
  
(参考:Wikipedia)