蔵王ロープウェイ「山頂線」(山形県山形市・2007年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、山形県山形市の蔵王温泉スキー場にあるいくつかのロープウェイの内、
南側に位置する蔵王ロープウェイの上部路線、「山頂線」を紹介します。

 

尚、山頂線は箱根ロープウェイ(大涌谷以東大涌谷以西)や谷川岳ロープウェイと同じ『フニテル(自動循環式。箸蔵山ロープウェイは交走式)』という、ゴンドラより広い間隔の左右2本のロープでゴンドラを吊り下げる方式を採用しています。結果、普通のロープウェイと比較して安定性が向上しています。

 

また、山麓線とともにスキー場内にあるロープウェイですが、冬期も樹氷観賞などを目的とした観光客の利用が多いです。


 

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

区間   全長   高低差   方式  
樹氷高原~地蔵山頂  1871.87m  329.19m  複式単線自動循環式普通索道(通称:フニテル)  
  
  
訪問・撮影時   2007年8月   

  

  

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樹氷高原駅は蔵王山麓駅から上ってきた「山麓線」との乗換駅です。
「山麓線」の駅は写真手前側にあります。
また、駅周辺にはゲレンデもあり、夏期には「ユートピア夏山リフト」が営業しています。


 

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樹氷高原駅の乗り場にて。
約1分間隔(だったと思います…)で複数のゴンドラが循環しています。
ゴンドラの定員は18名と、普通のゴンドラリフトと比較して倍以上の大きさです。


 

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樹氷高原駅を発車しました。
ゴンドラリフトは交走式ロープウェイと比較して、駅舎の開口面積を抑えられるメリットがあります。


 

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(下り時に撮影)傾いてしまいすみません…。
結構高い所に架けられているので、山頂方をきれいに望めます。


 

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(下り時に撮影)山麓方を振り返ると、蔵王温泉街をはじめ山形盆地も望めるようになります。


 

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(下り時に撮影)樹氷高原駅を発車して約8分、間もなく地蔵山頂駅に到着します。


 

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地蔵山頂駅に到着しました。
駅でもゴンドラは止まる事なくゆっくりと動いています。上部の構造も面白いです。


 

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地蔵山頂駅にて。
駅の近くには高山植物保護の為か、板張りの遊歩道が整備されています。軽装でも散策可能です。
また、ハイキングコースも整備されていて、蔵王中央ロープウェイの鳥兜山頂駅やお釜のある刈田岳へ行く事が可能です。


 

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地蔵山頂駅から200m直進、標高約1,660mの地点には「蔵王地蔵尊」が鎮座しています。
江戸時代の1775年に造立されたそうで、200年以上登山者を見守り続けています。
毎年5月24日と9月24日には地蔵尊大祭が挙行されています。

  

  
情報(2012年7月現在。料金は蔵王山麓からです)  

営業期間   通年。 但し、天候状況により運転を休止することがあります。  
営業時間   冬期(12/11~3/11)8時30分~16時30分、夏期8時30分~17時。変更の場合有。  
運転間隔   約1分毎に18名乗りゴンドラが循環しています(ピーク時は待つ場合あり)。  
所要時間   片道8分。  
樹氷高原駅までの料金   大人片道750円、往復1,400円(小人は390円、780円)。  
地蔵山頂駅までの料金   大人片道1,400円、往復2,500円(小人は780円、1,250円)。  

  

  

蔵王山麓駅までのアクセス  

公共交通機関:JR山形新幹線、奥羽本線(米沢方面新庄方面)、(仙山線列車)、(左沢線列車)・山形駅より山形交通バスで約45分、蔵王温泉バスターミナル下車、徒歩10分。

 

マイカー:山形自動車道・山形蔵王ICより国道13号線利用で約40分、有料道路の西蔵王高原ライン利用で約30分。料金不要の駐車場あり(駐車台数が少ないので注意!)。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
樹氷高原駅   蔵王ロープウェイ「山麓線」 (樹氷高原駅まで徒歩2分)  
樹氷高原駅   ユートピア夏山(第1)リフト (山麓駅まで徒歩2分)  
  
(参考:蔵王ロープウェイのHP、Wikipedia)