風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -10ページ目

目覚める前のベッドの中だ。
夢とうつつの間で、ひどく嫌なことを思い出している自分に気が付いた。

とっくの昔のことなのに、もう済んでしまったことなのに、今さらどうしようもないことなのに、薄らぼんやりとした僕の頭はそれに捕らわれて、どうしようもなくひどい気分になってしまった。



頭を振った。それを追い払おうと何度も振った。僕の心は哀れなほどに平衡を失っていた。

たとえばこれをひとに話したら、あぁ、それはそうよねぇと同情される話だろう。

僕のやったことではないのだけれど、だからこそだろうか、僕はそのことにこんなにも捕らわれていたのかと驚いてしまった。忘れていたはずなのに……。

いや、心が忘れていても、記憶が捕らわれても少しもおかしくはないことなのだ。
でも、このことを、僕は誰にも言わずにこの世を去るのだろうな。

人って、いろんなことを記憶の奥底に抱えて生きているんだな。
生きるって、何だろうね。

許すってことなのかなぁ……。


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先日は、何を書こうかとYouTubeを聴いていて、やおら思いついてあの記事になりました。「愛は寛容であり、愛は情け深い

ものはついでに続きです。

パウロとは何者か

イエスの弟子たちのうち高位の12人を使徒と呼んだりします。最後の晩餐に連なった人たちです。

※興味のない人は読み飛ばしてください。

一方パウロ(サウロ)は、その12使徒でもなく、生前のイエスに会ったことすらありません。

イエスと同年代とされるパウロは、​ユダヤ教​の​一​党派でパリサイ派(ファリサイ派)と呼ばれる、モーセ​の​律法​に​厳格​に​従って​いた人たちの中の一人でした。

イエス死後の原始キリスト教会の信徒を迫害する側でもあったのです。



十字架上で死んだイエスを救世主(キリスト)と信じる人々は彼らパリサイ派の憎しみの対象でした。

そんなある日、イエスの信者を捕らえるため、パウロはエルサレムからダマスコという町に向かっていました。

と、そのとき突然、天からの光が彼を照らしたのです。地に倒れたパウロは声を聞きます。



「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか」
※パウロはギリシャ名です。

「主よ。あなたはどなたですか」

「わたしは、あなたが迫害しているイエスである」
そのときはすでに、この世にいないイエスの声でした。

「主よ、どうしたらよいでしょうか」
「立ち上がって、町にはいりなさい。そうすれば、あなたのしなければならないことが告げられるはずです」

サウロは立ち上がりましたが、目が見えなくなっていました。そこで同行していた人々は彼の手を引き、ダマスコへ連れて行ったのです。

イエスの声に従いアナニアに会います。パウロが捕らえようとしていたイエスの信者たちの内の一人です。やはりアナニアもイエスの声に従いパウロを癒すことになったのです。

「兄弟サウロよ、元通り見えるようになりなさい」
そのとき、パウロの目からうろこのようなものが落ちて、彼の目は見えるようになりました。

※「目からうろこが落ちる」はここから来ています。

アナニアは言いました。「わたしたちの先祖の神が、あなたをお選びになった。それは、御心を悟らせ、あの正しい方に会わせて、その口からの声を聞かせるためです。
──今、何をためらっているのです。立ち上がりなさい。その方の名を唱え、洗礼を受けて罪を洗い清めなさい」

これがパウロの回心(メタノイア/180度の方向転換)と呼ばれる出来事です。

回心はキリスト教用語で、この世の価値基準から神への信仰基準に立ち返ることを表す言葉です。聖書ではしばしば「悔い改め」と記されますが、これが回心にあたる言葉です。

パウロはイエスの教えを広めるため、立場のすべてを投げ捨て、海さえ越えて怒涛の布教活動に入ります。

端折りすぎましたが、こんな感じです。

パウロがいなければ、キリスト教は世界宗教にはならなかったでしょう。
僕はこのパウロに強く惹かれます。

イエスはユダヤ教徒です。それもユダヤ教の異端児だったと言っていいでしょう。
ただの一度も、自分がキリスト教の教祖であるなどとは思わなかったのではないでしょうか。

イエスの死後、その教えは異邦人のローマ世界に広まりましたが、パレスティナのユダヤ人たちの間には定着することはありませんでした。

イエスの生存中は群れをなして集まってきた人たちは、イエスの病気治癒の奇跡や新しい預言者が出現したとのうわさで集まってきたのであって、イエスの説くところを信奉したからではなかったのでしょう。

その後、キリスト教はローマの国教となりましたが、ユダヤ人たちはイエスを受け入ることはありませんでした。

パウロは皇帝ネロによりローマで斬首されました。60歳目前であったともいわれます。

コリント人への第一の手紙 10章13節

あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。
神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。


僕はクリスチャンではありません。
それどころか、自称「宗教撲滅委員会」の会長なのです。

でも、いいものはいいと認めます。盲目的な差別はしません。
「虫、嫌い!」とか金切り声を上げる若い女性とは違います。
丸めた新聞でゴキブリをハッシと叩くおばちゃんみたいです。

ゴキブリ宗教は撲滅すべし。
お金が絡んだ時点ですでに、ダメだと思って間違いない。


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もう誘拐なんてしない (文春文庫)
作者  東川 篤哉(ひがしがわ とくや)
出版社 文藝春秋
出版日 2010年07月09日

大学の夏休み、先輩の手伝いで福岡県の門司でたこ焼き屋台のバイトをしていた樽井翔太郎は、ひょんなことからセーラー服の美少女、花園絵里香をヤクザ二人組から助け出してしまう。

もしかして、これは恋の始まり!? いえいえ彼女は組長の娘。関門海峡を舞台に繰り広げられる青春コメディ&本格ミステリの傑作。


「BOOK」データベースより


東川篤哉は、たぶん、だけれど初読み。

ユーモアミステリーか。
確かに、何度かニヤニヤむふむふしてしまった。

狂言誘拐とその中で起きた謎の殺人がこの小説の中心になっている。
中だるみはあるものの、謎解きは意外に本格的だった。

2012年新春スペシャルドラマにもなったみたいだ。
主人公の大学生翔太郎を大野 智。花園一家の次女、女子高生の絵里香を新垣結衣。男勝りな長女皐月を貫地谷しほり。
かなり頼りない親分を北大路欣也が演じている。



下関の大学生樽井翔太郎は、夏休みに先輩甲本一樹のたこ焼き屋台の手伝いを始めた。
手伝いとはいっても、売り上げの一部を先輩に渡す約束のひとり屋台。

そんなある日、ヤクザに追われるセーラー服の美少女を偶然にも助けたのだが、実は彼女は入院している妹を見舞うため、監視役のヤクザを振り切ろうとしていた花園組組長の娘、花園絵里香だった。

妹の手術代としてまとまったお金が必要な絵里香。しかし、その妹は離婚した母親が産んだ子供。父親の組長が金など出すはずもない。

翔太郎は狂言誘拐を手伝う羽目になり、屋台の先輩甲本一樹を交え壮大な計画が企てられる。

偽札も詩緒里ちゃんの手術代も解決していない気がするんだけど……。
そのあたりもきっちり終わらせてほしかったかな。
そういった意味で、完成度はイマイチ。

東川篤哉といえば『謎解きはディナーのあとで』なのだけれど、あまりにも有名なので読む日が来るかどうかはわからない。


おすすめ度★★★✪☆
✪は0.5です。

あぁ、もう、寝なくちゃ(;´Д`)


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僕が神というものを求め聖書を紐解いたとき、最も心打たれたのが、新約聖書のパウロの手紙だった。

イエスはガリラヤ湖周辺の、ごく限られた地域でしか教えを説いていない。それもわずか2年あまり。
そう、たった3年足らずの期間しか教えを説いていないのだ。

それが世界宗教となる礎を築いたのがパウロ(サウロ)だ。


ガリラヤ湖

アメリカのトランプ大統領がイスラエルが占領しているゴラン高原をイスラエル領と認めるべきだと発言したことで騒ぎになった。

イスラエルは1967年の第3時中東戦争でシリアからゴラン高原を奪い、1981年に併合すると発表したが、これまでアメリカを含む国際社会はこれを認めていないからだ。

そのゴラン高原は、ガリラヤ湖と接するようにシリアとイスラエルの国境にある。


コリント人への第一の手紙
第 13 章

1 たといわたしが、人々の言葉や御使たちの言葉を語っても、もし愛がなければ、わたしは、やかましい鐘や騒がしい鐃鉢(にょうはち)と同じである。

2 たといまた、わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。

3 たといまた、わたしが自分の全財産を人に施しても、また、自分のからだを焼かれるために渡しても、もし愛がなければ、いっさいは無益である。

4 愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない。

5 不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。

6 不義を喜ばないで真理を喜ぶ。

7 そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。

8 愛はいつまでも絶えることがない。しかし、預言はすたれ、異言はやみ、知識はすたれるであろう。

9 なぜなら、わたしたちの知るところは一部分であり、預言するところも一部分にすぎない。

10 全きものが来る時には、部分的なものはすたれる。

11 わたしたちが幼な子であった時には、幼な子らしく語り、幼な子らしく感じ、また、幼な子らしく考えていた。しかし、おとなとなった今は、幼な子らしいことを捨ててしまった。

12 わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている。しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう。

わたしの知るところは、今は一部分にすぎない。しかしその時には、わたしが完全に知られているように、完全に知るであろう。

13 このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である

イエスが多くの奇跡を起こしたとあるけれど、その大半は弟子たちの創り出した夢・希望・捏造だと思っている。

旧約聖書は、宇宙人を神だと信じ込んで書かれた、まがい物だと思っている。そしてこの推測は、どう考えても当たっている。

けれど、イエス・キリスト=ナザレのイエスは、宇宙の真理を知った本物だったと思っている。



あぁ、もう寝なくちゃ(;'∀')

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10連休のゴールデンウイーク最終日、皆様どうお過ごしでしたでしょうか。

連休最後の日だったら、朝の電車が空いているかもと思ったけれど、混んでいた。

座りたいんだけどなぁ……。

ふと気づくと仕事中にこの歌が頭の中でループを続けている。
以前書いた記憶があるけど、頭の中で曲が繰り返される「イヤーワーム」という現象ですね。

あゝ蝶になる あゝ花になる
恋した夜はあなたしだいなの
あゝ今夜だけ あゝ今夜だけ
もうどうにもとまらない


しかし、なんでまた、どうにもとまらない?

こまっちゃうな♬
と歌った山本リンダもどうかと思ったけど、どうにもとまらないは、どうよ。

で、山本リンダという歌い手さんは、個人的には好きではない。いや、好きとか嫌いとかの範疇にも入らないかな。

でも──繰り返されるうちに思った。
あれ? これっていい歌じゃないか、と。それはすごい発見だった。

まさか、変な歌だと思っていた「どうにもとまらない」がいい歌であったとは。
支離滅裂な歌詞のようでいて、曲のインパクトはある。編曲もいい。

阿久悠と戸倉俊一といえば歌謡界を席巻したふたり。
調べてみたら、この歌が初のコンビだった。

二代目高橋(まり)真梨子参加のペドロ&カプリシャスの「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」

ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」「透明人間」「ペッパー警部」「ウォンテッド」「サウスポー」

石川さゆりの名曲「津軽海峡・冬景色」

山本リンダはいいとして、誰かいいカヴァーはしていないだろうか。血沸き肉躍るようなガツンとしたのが聴きたい。
帰ってからYouTubeを探った。

女性がよかったけど、イメージぴったりのがなかった。
男性だったらデーモン閣下が聴きたかったな。

姿は見なくてもいい山本リンダ / どうにもとまらない



米米CLUB / どうにもとまらない



どうにもとまらない(昭和47年)
阿久悠作詞 都倉俊一作曲 山本リンダ唄

うわさを信じちゃいけないよ
私の心はうぶなのさ
いつでも楽しい夢を見て
生きているのが好きなのさ

今夜は真赤なバラを抱き
器量のいい子と踊ろうか
それともやさしいあのひとに
熱い心をあげようか

あゝ蝶になる あゝ花になる
恋した夜はあなたしだいなの
あゝ今夜だけ あゝ今夜だけ
もうどうにもとまらない

港で誰かに声かけて
広場で誰かと一踊り
木かげで誰かとキスをして
それも今夜はいいじゃない

はじけた花火にあおられて
恋する気分がもえて来る
真夏の一日力ーニバル
しゃれて過していいじゃない

あゝ蝶になる あゝ花になる
恋した夜はあなたしだいなの
あゝ今夜だけ あゝ今夜だけ
もうどうにもとまらない


さて、もう寝る時間です。くつろぎの時間がもっと欲しい。

「あゝ」の「ゝ」は「ああ」と打てば候補で出ますが、関係ないところで使いたければ、「繰り返し」と入力すれば「ゝ」も含んだいろんな候補が出てきます。

早々とおやすみなさい。
訪問もしない、疲れた僕を許してください(;´Д`)


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映画になっていたのか。まあ、いつものことながら原作とは違っているだろうけど、映画なら登場人物が顔を出すわけで……どうやって映像化したんだろう、と気になる。

顔が出ちゃまずいんじゃない? これ割とキーワードです。



ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。

だが、動機は不可解。事件の関係者も全員どこか歪んでいる。この異様さは何なのか? それは本当に殺人だったのか?
「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。

なぜなら、この事件は実は―。
話題騒然のベストセラー、遂に文庫化!


「BOOK」データベースより


最後の最後に判明するのだけれど、復讐劇だった。
タイトルの「去年の冬、きみと別れ」は確かに、根幹をなすものだった。

前半はもう、鬱々とした文体でどんよりとしている。
そこに伏線がたくさん張り巡らされているのだけれど、読むのがしんどかった。

もう読むのをやめようと本気で思った。
どんなにすごい展開が待ち構えていようとやめようと思った。

ただ、何が起こるかを知らなければならない、それだけで辛抱強く読み進んだ。
後半に入ってスピード感が出てきて、やっと面白くなってきた。

作品としてはよく練られているし、伏線の回収も思いもよらないもので秀逸といってもいいだろう。

だがしかし、一日にちょこまかと30分の読書時間。それを補うために休日に集中する、とはいえ時間に限りもあるので時計を気にしながら、みたいな僕には、くせ者の中村文則は合わないのかも知れない。

小説の出来としてはいいのだけれど、なんというか、これを読むほどの気力はない、といった方がいいのかも。

情景や人物の描写が不足かな。だからなのか、誰にも感情移入できなかった。というか、あえてそれを避けた、というべきだろうか。

これも評価が割れそうな作品に間違いない。

おすすめ度★★✪☆☆
作品的評価★★★★☆
✪は0.5です。


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昨日までは雨模様だったけど、今日はいい陽気だった。
中村文則著、『去年の冬、きみと別れ』を読み終えてBOOKOFFに向かった。

その読書感想はまた後日として、「全ての本が20%OFF」のウルトラセールが今日から始まったからだ。

ちなみにセールは、本日3日の金曜から6日の月曜までです。だからもう、僕にチャンスはありません。

ちゃりこ父さん、情報ありがとう、助かりました。
読んでいない本が6冊ぐらいあるので、教えてもらわなかったら今日はBOOKOFFに行かなかったはずです。

日にちが合わなかったけど、今度またお会いしましょう。

さて、BOOKOFFに着いた。

いつもとは逆に、先に100円コーナーに立った。そこも20%OFFと嬉しい価格だ。

あ、最上段の棚に、店内照明を受けて燦然と輝く小説が並んでいる。山本文緒の『恋愛中毒』だ。

何度か見たときは、セピアに染まったずいぶんと古いのが並んでいたのだ。あの時買わなくてよかったー。

都合のいいことに、目の前に脚立があったので、うんせと小さく声を出しそれを手に取った。

あ、ほーら、100円コーナーに並ぶのを待とうと書いた小説が並んでる。
畑野智美の『海の見える街』だ。

移動して普通のコーナーを眺める。

サクッと手にする本もあれば、ちょっと躊躇する本もある。
その違いを考えてみると、普通の値段コーナーではかなりためらっていることに気がつく。

心の声が聞こえる。

ウルトラセールとはいえ、それ、今買わなくてもいいんじゃないの? “今”じゃないんじゃないの? 

買ったはいいよ。でもすぐ読むわけではないから、それが100円コーナーに並んでたらショックじゃない? 読む前に108円だよ。もう絶対ショックでしょ?

物によってはやがて100円コーナーに並ぶんだから、なかなか見かけない小説に絞りなさいよ。

スーパーのチラシをバッグに忍ばせて、うんせうんせと自転車を走らせる主婦みたいな僕が背中に張り付いている。

じゃあ、と決めた。最後に、今読むもの。ふたたび公園に戻ってすぐ読むものを買おう。厚みがなくて面白そうな小説。

おしっこしたくなっちゃったし、駐輪ラックの無料時間も気になる。そう決めて、結局2冊を手にした。1冊でいいんじゃないの……背中の僕が呟いた。

だよね。

最後にかごに入れたのは、伊坂幸太郎著『バイバイ、ブラックバード』だったけど、買わなくても良かったような気がずっとしている。背中の僕は、呆れたのか無言だったけど、言いたいことは伝わってきた。

100円コーナーならいざしらず、同じものが何冊も並んでる本を買うのはやめなさいって、言いたいんでしょ。

うん、わかってるんだ。

買いたいリストに、浅倉卓弥の『君の名残を』があるけど、上下巻の片方しかなかった。それも、古い。

これの上下巻の、さらに美麗なものに出会うのは難しいだろう。ほぼ無理といってもいいのかもしれない。

背中の僕、言いたいのはそれだろう?
まとめ買いをするなら、そんな小説を買いなさいって。


買った小説

100円コーナー

山本文緒 『恋愛中毒』
本多孝好 『FINE DAYS』
長岡弘樹 『教場』
畑野智美 『海の見える街』
東川篤哉 『もう誘拐なんてしない』


普通の値段コーナー

市川拓司 『こんなにも優しい、世界の終わり方』
木皿 泉 『昨日のカレー、明日のパン』
櫻井千姫 『天国までの49日間』ラノベかな
沖田 円 『僕は何度でも、きみに初めての恋をする』ラノベ
伊坂幸太郎『バイバイ、ブラックバード』

全10冊で、1992円也。

僕の読書傾向が読めるだろうか。
一見ごた混ぜだけど、基本的に根底に恋とか愛が座っている話が好きだ。

もちろん違うものも読む。日々食べる料理と同じだ。好きだからといってカレーばかりとか、ラーメンばかりとか、甘いものとか辛いものばかりとか、飽きるし。

買った本を部屋に置きに行き、どれを持っていこうかと考えた。
そして、東川篤哉『もう誘拐なんてしない』を持って公園に自転車を走らせた。



気楽に楽しく読めそうということで森見登美彦も探したけど、気にいるのがなかった。

最後に買った2冊、何のため? 今日読むためじゃなかったの? 買わなくても良かったんじゃないの? 1冊でよかったんじゃないの?

背中に張り付いているやりくり上手な主婦みたいな僕が苦情を言うけれど、僕はその忠告をあまり聞かない。

いいんだ。僕は気まぐれだ。誰もついてこれないぐらい気まぐれだ。
これをやりくり上手な主婦みたいな背中の僕が表現するなら、計画性がない、という無残な言葉になるはずだ。

さてさて、このうち何冊が僕を感動させてくれるのだろう。

ゴールデンウイーク中、唯一のお休みが静かに終わった。
かなり睡眠不足なので──おやすみなさい。

BOOKOFFのウルトラセールとこの歌を知っている人は絶対つなげるに違いない。

B'z / ultra soul


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令和になった瞬間何してた?


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少ない自由時間を気にしながら珍しくテレビを見てました。

目覚まし時計の調子が悪くて、二日連続でちょっと寝過ごしたので──とはいえ仕事には間に合ったのだけど──ヤマダ電機で買いました。

その音が大きくてびっくり! 心臓に悪い( ゚Д゚)
布団の脇に脱ぎ捨ててあったフリースを被せて5分眠る。

でも、ふたたび鳴った音がやっぱり大きいので裾をもう一折重ねてみると、ちょっとこもって優しくていい感じ。

しばらくはこのパターンが続きそうです。

平成最後の夜は22時上がりで令和元年は8時入り。
着替えて一刻も早く帰らねば!

そんなときに電話が鳴る。嫌ぁ~な予感がする。

応対してみると、9万いくらかの支払いをしたのだけど、1万円多く払っていないだろうか、とのこと。

やばい、時間がかかる(´;ω;`)ウッ…

僕と同じ時間に上がるスタッフたちが帰ってゆく。

時間とレジを確認してストアコンピューターでジャーナルを追いかける。
2度確認したけど──見当たらない。

可能性としてはお客さんがレジを勘違いしていること。

こんどは時間の枠を2時間と広げて金額で追いかける。時間も勘違いしている恐れがあるからだ。その数およそ300件……。

早く帰りたい……。

あった、これだ。やっぱりレジを勘違いしていた。
防犯カメラをチェックする。

お客さんが人差し指で一枚ずつ財布から引き出しながら数える枚数、スタッフが数えた枚数、どちらも間違えてはいない。

そう、1万多くは払っていないのだ。その旨を折り返しの電話で知らせる。

その時すでに、30分以上が過ぎていた……。
僕はもう、スーパーにもコンビニにも寄らずに帰った。

令和元年の朝、「何々はないの?」と声がかかる。どうやらドレッシングだ。

ないの? の声に険が混じっている。いわゆる横柄な態度のおばちゃんだ。

年の頃は、僕の嫌いな団塊の世代より若くは見えるけど──態度は団塊の世代そのものだ。

パッと見たらなさそうだ。
「あぁすみません。切らしてるみたいですね」
「入れといて」

すると、同じドレッシングが2か所に並んでいる。
さては──よくあるのだ、お客さんが手に取ったいらないものを違うところに置くことが。

探した僕は見つけた。
「ありました」
受け取ったおばちゃん、すかさず
「○○はないの?」
「まだ届いてないんですよ」

僕の言葉に嫌そうに眉と口を曲げる。

届けるのはベンダーの仕事だ。こっちは受け入れる立場だ。
その時間は誰の都合で変えようもない。

僕の心の声をお聞かせしよう。
“ため口利くな! こっちはお前の部下でも奴隷でもない!”

僕は礼儀というものを知らない団塊の世代についてと、お客様は神様じゃないという記事を過去に書いた。

お客様は神様の考え方云々の前に、人として言葉と態度の常識を踏み外している。

こんな人は、友人だったり同僚だったり、意外に近くにいたりする。それに接した時の衝撃と言ったら、例えようもない。

その時僕はこっそりと、その人を嫌な人部門に分類する。

そのおばちゃんの口は曲がっていた。コロッケが美川憲一の物まねをするときみたいに曲がっていた。

もしも僕のそばに娘がいて、旦那にしたい男の母親がその人だったらこう言うだろう。

「遠くに住め、できるだけ遠くに住め。かかわりを持つな」と。
あんな人と関わったら、娘が不憫だ。

もしも、一緒に住むなどと言ったら、僕は大反対をするし、一緒に住まないことが大前提だと、その男に説教噛ますだろう。

それが嫌なら、俺を殺してから行け!
楽じゃねえぞ、と。

そして、帰る時間になった。
着替えて「帰るよ」とレジ前を通過する。

すると、背後から僕の名前を呼ぶ声が。
嫌ぁ~な予感がする。

何が起こったかなんで書きたくもない。ダブルで起こった。
そんなこんなで、また帰りが30分ほど遅くなった。

僕の平成の終わりと令和のはじまりは、いいのか悪いのか、そんなだったよ(´;ω;`)ウゥゥ

それでもどっこい、僕はまだ生きている。

あ、僕の平成最後の買い物は、お酒でもたばこでもなく、正解は目覚まし時計でした。
いつの間にクイズになっていたのだ。

僕はこの歌のモデルになったボクサーのカシアス内藤じゃないけど、ズタボロです──おぉ、神よ彼を救いたまえ。

そんなこんなでまた時間が無くなりました。
おやすみなさい。


アリス / チャンピオン



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第147回直木賞受賞作! !

わたしたちの心にさしこむ影と、ひと筋の希望の光を描く傑作短編集。5編収録。

「仁志野町の泥棒」誰も家に鍵をかけないような平和で閉鎖的な町にやって来た転校生の母親には千円、二千円をかすめる盗癖があり……。

「石蕗南地区の放火」田舎で婚期を逃した女の焦りと、いい年をして青年団のやり甲斐にしがみ付く男の見栄が交錯する。

「美弥谷団地の逃亡者」ご近所出会い系サイトで出会った彼氏とのリゾート地への逃避行の末に待つ、取り返しのつかないある事実。

「芹葉大学の夢と殺人」【推理作家協会賞短編部門候補作】大学で出会い、霞のような夢ばかり語る男。でも別れる決定的な理由もないから一緒にいる。そんな関係を成就するために彼女が選んだ唯一の手段とは。

「君本家の誘拐」念願の赤ちゃんだけど、どうして私ばかり大変なの? 一瞬の心の隙をついてベビーカーは消えた。


「BOOK」データベースより


辻村深月は『ツナグ』から2冊目だろうか?
チェックしてみたら、2年前の6月だった。もうそんなに経つのかと驚いた。

あまりいい印象は残っていなかったけど、読書日記を見たら違ってた。他の小説と勘違いしていたのかもしれない。

「君本家の誘拐」はドキドキした。赤ちゃんが誘拐?
僕の嫌いな展開だ。小説とはいえ、こんな話はやめてほしい。いやだから味わいもせずに、いい終わり方でありますようにと、ものすごいピッチで読んでしまった。ラストは意外な展開だった。

女の人らしい感覚で満ちているな、と感じた小説だった。
ただ、全体として好みの話ではなかったのが残念。後味はよいとは言えない。

しかし、文章力の確かさにはほとほと感心した。
比喩にしても、上手い。
かなりの書き手さんになっていくんだろうなというのを感じた。

直木賞というのは持ち回りで、いつかは誰でも獲れるもの、そんなことを言ったのは石田衣良だったろうか。

そんなことを言われる前に、直木賞なんてほとんど気にしていない。

僕が騒いだのは『月の満ち欠け』で佐藤正午が獲った時だけだ。後は誰が獲ろうとほとんど興味がない。
直木賞よりも、本屋大賞の方がよほど参考になる。

辻村深月は『かがみの孤城』で昨年(2018年)本屋大賞を獲っている。
気になっている。

おすすめ度★★✪☆☆
女性の方に★★★✪☆
作家期待値★★★★☆

自分の時間がない。
もう、時間がなさすぎる……何とか間に合ったけど、今日は寝坊をしてしまった。疲労困憊。もう寝ます。

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昨日公園で気がついた。
あ、明日選挙だったぅ……。

現在2店舗を掛け持ちしているため、仕事終わりに確認に行くと休みが変わっていたのだ。

投票を終わらせてから公園に行こうと決めていたけど、今回はしょうがないとあきらめた。

毎朝候補者が駅前で演説をしていた。
皆出勤で急いでいるから、まあ、無視されていたに等しくて僕も例外ではないのだけれど、なんの弾みか差し出された握手に応えてしまった女性候補がいる。

そうそう、電車に乗るのにマスクを耳に掛けながら歩いていて気づくのが遅れてしまったのだった。

あ、と思った時には手は右耳を掛け終わったところ。間近で出された手を無視することはさすがにできない。

手の向きが合わずに、僕は結局指無し手袋をした両手で、候補者の手を包み込むようになってしまった。凄い支持者だと思われたかもしれない。

その後、握手ってバカにならないんだなぁと思った。
選挙は棄権になってしまったけど、その候補が当選したかどうか、気になる。

それはさておき、最近どうも酒が弱くなった。
休みの前だからといって多めに飲んだりはしないのだけれど、金曜日は2本多く飲んだ。

僕の決めているリミットは350ミリのサワーを4本。そのうち1本はストロング。
時間がない日はそれが3本になる。休みの前の日でも疲れがひどいと3本だったりする。




西友「みなさまのお墨付き」グレープフルーツサワー

あ、今気がついた。
アルコールが増えてる。変わったのは缶のデザインだけではなかったのか。

4%と8%だったのが、5%と9%だ。
増やさなくてもいいのに。

そのグレープフルーツサワーを、金曜日の夜は珍しく6本飲んだ。
6本なんて、僕からすればなんてこともない量だけど、土曜の朝はボケーっとしてた。

ビールを飲んでいた若いころは、500ミリの缶6本が決めてあるリミットだった。

3リットルだ。それが翌日に影響を残さない量。それが毎日だから、今考えると恐ろしい。まあ、リミットだから4本の日もあったりはしたのだけれど。

僕は1年365日、酒を抜くことがない。
そんな僕でも、酒とたばこどっちかをやめろ! と言われたら。僕は迷わず酒をやめるだろうな。

お酒は好きだけど、酔うということが好きなわけではない。
パッとお酒が抜ける錠剤でもあったらいいなぁと僕はよく思っていた。
そしたらたくさん飲めるのになあって。

昨日はBOOKOFFの棚の端から端までじっくり見た。
移動した100円コーナーで、パパパッと4冊選んだ。

本の知識がなくても誰でもやれる方法をとっているBOOKOFF。
そのせいで、100円コーナーにお宝が埋もれている。
もう、100円コーナーの虜(笑)


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