風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -11ページ目


長岡弘樹『群青のタンデム』

警察学校での成績トップ争いの戸柏耕史と陶山史香。彼らは卒配後も手柄を争い出世をしていくが――。

なぜ二人は張り合い続けるのか? ベストセラー『教場』につづく異色の連作短篇警察小説。


「BOOK」データベースより


警察学校でトップ争いをした戸柏耕史(とがしこうじ)と陶山史香(すやまふみか)の交番勤務時代から始まる短編集。

各短編では時が飛び、互いに階級が上がり立場が変わっていくなかで様々な事件に関わっていく。

エピローグは衝撃的というのだろうか……読後感が良いとは言えない。

ストンでも余韻でもなく、僕の頭に浮かんだのは「は?」だった。これを……書きたかったの? なんで? と。

場面の転換は唐突だし、最後まで読むと20年の歳月が流れている。だから短編(事件)ごとに急速に時間が飛んでいる。

やがてそれはつながるのだけれど、読者を置き去りに走りすぎた感は否めない。

痛快で、爽快で、ちょっぴり恋愛模様も絡む物語?
そんな僕の期待した方へとは、残念ながら進まなかった。

ベストセラーの『教場』は読んでいないけれど、『群青のタンデム』は一般受けはしないだろうと思う。

分かりにくいし、読んだ後でも理解できていない僕がいたりするから、人にお勧めはできない。

これを分かりやすくおもしろくするためには、ものすごく分厚い本になりそうだ。

けれど読み返してみれば、作者がこれを書いた意図もわかるかもしれない。そこは僕の読み込み不足だ。

読書の合間、いつもの公園のベンチで眼鏡をはずし、缶コーヒーを口に運び、煙草に火を点ける。

八重桜だろうか、遊ぶ子供たちの足元を薄桃色の花びらが風に転がされてゆく。
ふと横に視線を転じると、いっときの風に桜吹雪が舞っていた。

賛否は両論だろうけれど、僕は三度、「うーん、この人上手いな」と呟いた。

場面の転換が唐突と書いたけれど、いったい何が始まるのか予測のつかない書き出しの言葉。その紡ぎ方がなんとも魅力的だ。

この人、かなり本格的な物書きだ。
それを実感した小説だった。

佐藤正午の文章力は抜きん出ている。
伊坂幸太郎の伏線と回収は見事だ。
誉田哲也の多彩さは天才かと思う。
長岡弘樹──久々に出会った、意外性に満ちつつ、文章に厚みを感じる作家だ。

それを実感できたのが、ベストセラー本でなかったことがなんだか嬉しい。

おすすめ度★★☆☆☆
個人的評価★★★✪☆
作家期待値★★★★★

複雑なことになった(;'∀')
✪は0.5です。


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「衝撃のアノ人に会ってみた!」
4月17日19時より日テレ。

僕は思い切り無理をして18時あがりにしてもらった。
というか、「用事があるから今日は18時で帰るからね」と強引に告げただけだったけど(笑)

でも、本気で人手がないと絶対帰れない。
そんな意味でも今日はラッキーだった。

しかし、すんなりとは帰れないもので、急きょ必要になった金庫のチェック、電卓をたたいている最中にあちこちから鳴る電話。
結局上がれたのは18時半だった。

帰り着いたのが19時18分。
早速テレビを点けたらヒカキンが出てた。

テレビを横目にかなり雑に服を脱ぐ。

あ、出た。よかった、間に合ったぁ !(^^)!

MCはチュートリアルの徳井義実と桝太一アナか。
あぁ舛さんさんがインタビューしたのか。



義務教育の義務は受ける義務ではなく、施す義務のことだ。
だから、どうしてもなじめないなら行かなくてもいいと僕は思っている。

学校が子供たちを守れないなら、守るのは親しかいない。
最後までエールを送れるのは親しかいないのだから。

ちゃりこ父さん、よく守りました。

もう、放送が始まった途端ウルウルしながら見た。
ティッシュで目を拭いながら見た。

ちゃりこ父さんのブログをリンクしておきます。
学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

虐めによる転校の勧めを、自分は悪くないと口にした娘さんも立派だし、それに納得してホームスクーリングに踏み切ったちゃりこ父さんの勇気も凄い。

だからと言って、みんなそうしましょうなんて言えない。
勇気って人が与えるものじゃないから。自らが奮い立たせるものだから。

あぁ~小さいころの映像と比べても、お嬢さん格段に奇麗になった。

もうすぐ、じいちゃんですからね。じいちゃんになれるのは喜びですからね。

この間書いた通り、お孫さんに「じぃじ」とか赤ちゃん言葉使わせてはいけませんよ( ´艸`)

今度酒でも酌み交わしましょう、割り勘で( ´艸`)
昼酒にしてください。


吉田拓郎 人生を語らず



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毎夜、午前一時にバーに現われる男。
投函されなかった手紙をたったひとり受け留め続ける郵便局員。
植物になって生き直したいと願う青年―

狂おしいほどに愛を求めながら、満たされず生きてきた彼らの人生に、ふいに奇跡が訪れる。

抗えないはずの運命に光が射すその一瞬を捉えた、著者史上もっともやさしい作品集。魔性の50 Stories。

「BOOK」データベースより

かなり不思議な物語たちだった。
それぞれが所々繋がっているから、最後にすべてがつながるのだろうかと期待して読んだけれど、そうではなかった。

鬱々として深い闇。ホラーなのか? と思わせるけれどそうでもない。
かなり期待させる内容紹介の書き方は、どう読んでも中身と食い違っている気がする。

中村文則好きには受けそうな短編集だけれど、普通の人にはお勧めできないかな。

「Nの逮捕」だけは馬鹿らしくてふふっと笑ってしまった。
この線で押してみるのも悪くないんじゃないかなぁ。電車の中では読めない本になってしまいそうだけど。

Nのシリーズはいくつか出てくるけど、中村文則自身のことのようです。

ちなみに、第34回新潮新人賞を受賞したデビュー作「銃」は購入候補に入っています。

おすすめ度★★✪☆☆
✪は0.5です。


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あんたもう、子供じゃないんだから。

お前ももう、いいかげん大人なんだから。

もう若くはないんだから。

女なんだから。

男なんだから。

子供らしくない。

大人げない。

人は人を枠でくくりたがる。

僕が生まれたのはついこの間だ。宇宙歴にすれば針の先で突(つつ)いた跡にすらならない。

小学校に入りたての下校時だった。我慢しきれずに大量のウンチを漏らして、ズボンのお尻をドナルドダックみたいに膨らませた僕が、母のいる家に走ったのは、ついこの間のことだ。

ウンチを漏らす前、肛門のうずうずを必死で止めながら、はぁはぁと息を切らせながら、小走りの僕は探し続けた。

僕が通う最短の道は、野山に近かった。だからものすごく急ぐ登校時にしか使わなかった。
かといって、人の通らない本当の野山でもなかった。

ここならできるんじゃないか、いや──無理だ。
あそこなら絶対できるんじゃないか。
階段を上がったお墓の奥。そう、お尻を出して野糞だ。

急げ急げ。

でも、目指すそこに辿り着いてみれば、とてもできるもんじゃないとわかる。
幼い子供とはいえ、羞恥心というものがあるから。

人が来たら人生の大問題!

右に行った大きな木の陰。明らかにそっちの方が近い。
ああ、でももうだめだ。

もう少しで家だ。もう少し。
ウンチが出る前に早く早く。

トイレじゃないところでウンチを漏らすなんてありえないことが身に降りかかる前に、早く家に。

しかし、ついに限界を超えた。
ぶびびっと一度出たら、もうどうにも止まらない。(山本リンダぢゃないけど)

出ちゃった。ウンチ出ちゃった……。
泣きそうな僕は、泣く余裕もなくウンチをひりだしながら走り続けた。

庭に出したタライにためたお湯で、かわいそうだったねえ、と僕のお尻を洗ってくれる母の肩に手を乗せて、ふぅっと晴れた空を見上げた日を僕はよく覚えている。



駆け戻った家にいた母を見て、ウンチ出たと告白した僕の贖罪は、母のちょっと驚いたような、けれどそれを上回るような優し気な笑みで救われた。

母にしてみれば大変な事でもなかっただろう。ついこの間まではウンチもおしっこも漏らし放題で、おっぱい大好きな赤ちゃんだったのだから。

あの時僕は、とても幸せだったのだろう。神より偉大な親がいたから。

人生なんて短い。
宇宙の過ごした悠久の時間に比べれば──僕たちの本質が過ごしてきた時間に比べれば──本当に短い。

人間の僕たちは子供のまま死んでいくんだ。
この世で偉そうな顔するなんて、それこそ百万年早いんだ。

ひとは大人になる前に子供を産み、親となる。
みんなみんな初めての体験だ。

頑張れ母親たち。頑張れ父親たち。
結果はきっと、その子たちが示してくれる。

僕のブログは、何を書こうしてているのか自分でも時々わからなくなる時がある。
雰囲気だけでも伝わってくれると嬉しいけど。


「木蘭の涙~acoustic~」スターダスト☆レビュー



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妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。
人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。
情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

「BOOK」データベースより

6章からなる連作短編。しかしこれは短編というより、長編小説と捉えてもいいのかもしれない。

1章めは 斉藤和義の「ベリーベリーストロング」の歌詞のもとになった『アイネクライネ』。斎藤和義の依頼からできた物語。

2章目は、そのシングルCDの特典に付いていた小説『ライトヘビー』。
これが一番、ちょっと戻って読み返したぐらい、え……? と思わせてくれた。

最後の最後に出てくる、『ライトヘビー』のウィンストン小野が主人公でいいのだろうか……。

『ドクメンタ』
『ルックスライク』
『メイクアップ』
『ナハトムジーク』と続く。

恋愛小説なんて書かない伊坂幸太郎だから、これをらしくないと感じる人もいるかもしれない。殺し屋も出てこないし。
けれど、伏線と回収の見事さ、語り口の軽妙さは紛れもなく伊坂幸太郎だ。

これは僕みたいにちょこちょこ読むのではなく、一気に読み切るべき小説だ。でも欲しいものがある。ノートか手帳とペンだ。

そこに登場してくる人物の名前を間隔を開けて一人づつ書いていく。職業も書いた方がいいかも。

やがてつながってゆくから線で結ぶ。友人とか、恋人とか、夫婦とか、先生と生徒とか、親子とか。

かなり頭が混乱したけど、いい小説だった。傑作と言っても間違いないだろう。

なんだかほっこりします。
伊坂幸太郎らしい仕事でした。いつか再読候補。

★★★★✪
✪は0.5です。

斉藤和義 / 空に星が綺麗



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胸に残る言いそびれた言葉と、なんで、どうして? と訊けなかった勇気のなさと、差し伸べられなかったこの手のあまりの歯がゆさと。

無情な風が砂を巻き上げ、全てを消し去るように渦を描く。


陽はまた昇る / 谷村新司


夢を削りながら 年老いてゆくことに
気が付いたとき はじめて気付く空の青さに

あの人に教えられた 無言のやさしさに
今さらながら涙こぼれて 酔いつぶれたそんな夜

陽はまた昇る どんな人の心にも
あゝ 生きてるとは 燃えながら暮らすこと
冬晴れの空 流れる煙 風は北風

鉢植えの紫蘭の花 朝の雨にうたれ
息絶えだえに ただひたすらに遠い窓の外

もしかして言わなければ 別離れずにすむものを
それでも明日の貴方の為に あえて言おう“さよなら”と

陽はまた昇る どんな人の心にも
あゝ 生きてるとは 燃えながら暮らすこと

春はまだ遠く 哀しむ人よ あなたを愛す
春はまだ遠く 哀しむ人よ あなたを愛す


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西の空低く昇る三日月はおぼろ月。やはり明日は雨。

今月は4月20日から22日にかけて三日月と金星が寄り添う。
三日月の右下に金星。それはため息が出るほど美しい。
晴れるといいね。

覚えていたら夜空を見上げて。
星に願いを。

昨日と打って変わって、今日は肌寒い雨になった。
天気予報によると、水曜日は冬の気温になるらしい。
寒い寒いと散ってゆく桜もかわいそうな気がするな。

お休みだった昨日は、普段より早めに起動した。
洗濯をすませていつもの公園に着いたのは9時10分過ぎ。先週に引き続き、桜はまだ十分見ごろだった。

自販機で買った缶コーヒーを一口飲み、煙草を一服してから、読みかけだった伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』を開いた。
本年(2019年)9月には映画公開が決まっているらしい。

僕の好きな伊坂幸太郎。中身に期待して長らく買わずにいた小説だ。そんなことしないで早く買って早く読めばいいじゃん。
いや、僕はショートケーキのいちごは最後の方に食べるタイプなのだ。



まだ読み終えていないけど、期待通りとても面白いから読書日記では高得点になることは間違いなさそう。

1時間半が経過。気分転換に読書を中断してBOOKOFFに向かった。まだ読んでいない文庫本が2冊あるのだけれど、余裕のある買い方をしようと決めた。

購入候補に目星をつけてから100円コーナーをくまなく見ながら、3冊を手にした。

『群青のタンデム』長岡弘樹
『架空の球を追う』森絵都
『惑いの森』中村文則

どれも購入候補に入っていないものだったけど、108円だし作家は間違いないし。
最近の僕は薄めの本が大好きだ。

その3冊を手にして再び通常の売り場に戻り、候補の一冊を手に取った。

これ、この間も見たんだよなあ……100円コーナーに並ぶまで待っちゃおう!
そう、まだ読んでいない本が複数あると、この余裕ができる。

ふと気になり時計を見る。
あ、30分が過ぎる!

駐輪ラックに止めてあるのだけれど、そこのラックの仕組みがどうもよくわからない。

僕の知ってるラックは無料の時間はランプがつきっぱなしなのだけれど、そこのはすぐ消える。
引き出すときもちょっと引っかかる感じがするのだ。

駐輪無料が30分なんて短時間は考えられないけど、用心に越したことはない。
100円古本を買って駐輪代を取られたら悔しいことこの上ない。

そして引っ張り出そうとしたら、ガツンと音がして引っ張り出せなかった。

あーあ、間に合わなかった。
僕は小銭入れをフリフリしながら精算機に向かった。

番号を押せとアナウンスされたので押した。
精算金額0円だった。

あーなるほどそんなラックだったのか。ラックの列と列あいだにたくさん自転車が止めてあるのはそのせいだったのか。

3冊購入で袋は不要と伝えたので裏表紙の値札一冊一冊にシールが貼られる。それがちょっと気になった。

森絵都の『架空の球を追う』はハンドラベラーの小さなシールだったので本に直接貼られたに等しい。公園で剥がしにかかった。

シールが取れたら105円のラベラーシールが出てきた。もちろんその下からは最初の値段シールが。

紙芝居かッ!

ずいぶん長いことあの店にあったんだなぁと思ったけど、見かけた記憶はない。森絵都はチェックする作家さんに入っているから不思議だった。

それも剥がしにかかったけれど、うまく剥がれるはずもない。
ドライヤーで温めてから剥がすべきだったか……。

でももう遅い。帰ってから消しゴムとティッシュで取ったけど、気になる。
108円だから缶コーヒーより安いんだけど、本を大事にする性格は10代の頃から変わらない。

公園でふたたび『アイネクライネナハトムジーク』を開いた。
一気に読み終えようかとも思ったけど、残しておいた。

スーパーではグレープフルーツサワーと豆乳と甘酒だけ買って荷物を置きに帰って、近所のセブンイレブンで「レバニラ炒め」と「ソーセージ」を買った。この2品はお気に入りだ。

そして今夜は、「レバニラ炒め」と「チョリソ」と「焼き明太子」を買った。
スーパーではなく2日続けてセブンイレブンは極めて珍しい。

2日続けて平熱を示した。
鼻水と咳は出るけど、やっと治るかなぁ。


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炎はやがて燃え尽きる。
この世に永遠なんてないのだから。

夢を見て、夢破れて。

せめて最後に望む夢は、君の隣で、破れてほつれてくたびれた、そう、役目を終えたぬいぐるみのように眠りたい。

お疲れちゃん、と言ってね。
その時僕はちょっと笑って、寝息を立てる。

君の首にしがみつきながら、永遠の眠りにつく。
ありがとうと呟きながら。

輪舞 / 松任谷由実



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いつか人は必ず死ぬ

僕はブログで何度か書いてきた。人間として地上に存在する限り、ジ・エンド、ゲームオーバーは必ずやってくるのだ。

僕自身、後どれほど生きるのかはわからないけれど、悔いのないように生きたい!

などと、むやみに力んだりはしない。
どう生きようと、きっと悔いらしきものは残るだろうから。

考えてみれば、身近で死んだ人で一番ショックが大きかったのは、やはり母だろう。東京に出てきた僕は十数年しか母と暮らしていないことになる。

父が死んだ時も兄の時も、僕は比較的淡々としていたから、それは暮らした年数とは関係なさそうだ。

人の死が悲しいのは、もう会えなくなるからだ。
あの世で会えるとわかっていても、その顔が、その声が、その存在が、この世から消えてしまうことが悲しいのだ。

僕が死んだら、誰か悲しいのかな……。
でも、喜びも悲しみも永遠ではないのだし、気にすることでもないのかもしれないけれど。




米津玄師 MV「Lemon」

時々「ウェッ」だか「ウェィ」とか聞こえる音はなんだ? と当初話題になりました。人の声だったというのには驚きでしたけど。

なんかもう…これはホントに自分の中で重要な音であって、あるのとないのとでは全然こう…意味合いが変わってくる感じがあって自分の頭の中で。それが何故なのかって言われたら正直自分でもわかんないんですけど。ホントに重要な音だと俺は思ってますね。

一番の歌詞「夢ならばどれほどよかったでしょう 未だにあなたのことを夢にみる」で、亡くなった大切な人を見送った主人公。

二番の歌詞「どこかであなたが今 わたしと同じ様な涙にくれ 淋しさの中にいるならわたしのことなどどうか 忘れてください」で、死んだ本人になっているようです。

三番の歌詞は主人公でしょうか。


作詞:作曲:歌 / 米津玄師

夢ならばどれほどよかったでしょう
未だにあなたのことを夢にみる
忘れた物を取りに帰るように
古びた思い出の埃を払う

戻らない幸せがあることを
最後にあなたが教えてくれた
言えずに隠してた昏い過去も
あなたがいなきゃ永遠に昏いまま
きっともうこれ以上 傷つくことなど
ありはしないとわかっている

あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
今でもあなたはわたしの光

暗闇であなたの背をなぞった
その輪郭を鮮明に覚えている
受け止めきれないものと出会うたび
溢れてやまないのは涙だけ
何をしていたの 何を見ていたの
わたしの知らない横顔で

どこかであなたが今 わたしと同じ様な
涙にくれ 淋しさの中にいるなら
わたしのことなどどうか 忘れてください
そんなことを心から願うほどに
今でもあなたはわたしの光

自分が思うより 恋をしていたあなたに
あれから思うように 息ができない
あんなに側にいたのに まるで嘘みたい
とても忘れられない それだけが確か

あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
切り分けた果実の片方の様に
今でもあなたはわたしの光


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やっと平熱に戻ったっぽい。
体温計がピピピと鳴らなくなったから怪しいけど。

「初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」



「令月」は「素晴らしい月」という意味。令は「よい」で、深窓の令嬢の令です。

「鏡前」が分かりません。単に鏡の前で、いいのかな? ダメっぽい……。

「珮後の香を薫らす」
珮は中国古代の玉(瑪瑙、乳石等)の飾り物。
「珮後」は綺麗に咲いたのちという意味でしょうね。

蘭は奇麗に咲いたあと、良い香りを漂わせてくれる、ということでしょう。

この時代はやっぱり、桜ではなく、梅を愛でたのですね。
優雅で良いな、この人たち。

僕はもちろん昭和生まれだけれど、最初の数年なんて記憶にないから、その大半を平成で過ごしてきたのだなと改めて思った。

たくさんを失ったけれど、それに見合うものを得てきたのかどうかは分からない。

昭和天皇崩御の時のことはよく覚えている。
今回はそれとは違うから、とてもめでたい感じがして心地いい。

昭和は遠くなりにけり。

こいつ、訪問してこないなあと思っているみなさま方。
すみません、もう寝ます。具合が悪いです。


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