クラリネットのアンブシュアの
噛みグセ
について顧問の先生や演奏者のかたから相談を受けることがよくあります。
この噛みグセによって引き起こされるのが
ピッチが高すぎる
とうい現象です。
アンブシュアで楽器が落ちないようにしているわけではない
さて、クラリネットが落ちないように支えているのはどこでしょう?
それは腕です。
口じゃないのよ。
ところが、アンブシュア=口で楽器をくわえることで、楽器がずり落ちないようにしようとしている場合があります。
こうなると
・噛みグセがある
・ピッチが高すぎる
という症状が出やすいようです。
アンブシュアの役割は息を吐くことによってリードが振動することをより効率よくするためです。楽器を支える役割とは別です。
ここ、分けて考えるとスッキリします♪
重いクラリネットを腕を使って持ち上げると噛みグセが緩和します
楽器を腕で支えているはずなのに、どうして口で咥えてずり落ちないようにしようとしてしまうのでしょうか?
それは、クラリネットが重いからです。
それにも関わらず初級者にあたえる練習の難易度設定が高すぎることが噛みグセを助長していまいます。
アンブシュアの本来の働きを理解し、楽器を構えるのに十分な筋力がつく前に、長すぎる練習や一度に大量すぎる運指覚え、さらに速い運指の練習をさせると、楽器の重さで腕は疲れ、運指の変化によって楽器がふらつきます。
それをなんとか抑えるために無意識に口で咥えてずり落ちないようにしてしまうのです。
そりゃ噛みグセもついちゃいます。
噛みグセがつきにくい練習方法
初級者の方、ブランク明けの方、噛みグセがあるかも?な方には、上管だけを使ったエクササイズをおすすめします。
詳しくはこちらの記事
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運指と構えにも腕は随分関係があるみたいですよ。
構えについてはこちらもご参考に♪
楽器を吹く時の体の使い方について悩んでいたり、実際に痛みが伴う場合は、アレクサンダーテクニーク教師の方に見ていただくことを心からおすすめします。
痛いことを我慢して練習を続けることは正しい根性の使い方ではありません。美しい努力でもありません。
助けてくれる人の力を借りましょう。
わたしも中高の吹奏楽部限定でアンブシュアだけのレッスンを承っています。
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石井ゆり子先生のアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けました
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