こんにちは!
「身近な本格派」
「日本一アマチュアを理解するプロ」
音楽家・クラリネット奏者・能率練習コーチの浅原ルミ子です。
今年の1月にこんな記事を書きました。
初めの一歩は上管だけのエクササイズから始めることをオススメする内容でした。
読んでくださって実践してくださった方いるかな?ありがとうございます。
私の夫から突然と「ルミ子!クラリネット教えて!」とリクエストありまして、この上管だけエクササイズから始めたところメキメキ上達しております。
このやり方が効果あることがさらに実感でき、とても嬉しいです。
夫は身長178cmの大の大人で、サキソフォンやファゴットを演奏します。その彼が
クラリネットは本当に重い
と驚いていました。なので
- 楽器の重さから解放された状態で
- アンブシュアのための筋肉を少しずつトレーニングすること
- 楽器がどのような角度で口の中に入るかを実験して経験すること
が、健康的に実践できるこの方法が良いということです。
また、上管だけの状態で左手指で奏でられる音たちの「つながり」もストレスなく勉強して行くことができます。
夫はすでに楽譜が読めるので割愛しましたが、本当に初級者の方でしたら、上管だけで
- 音当てっこクイズ
- 動きモノマネ遊び
- 長く伸ばしてみよう選手権
- お題から自由に即興あそび
- 他楽典やソルフェージュに関する遊び
などなど、無限にエクササイズができます :)
私が初級者の方と一緒に勉強する際は以下の二つのワークブックを使います。
これはオランダのワークブックです。
例えば写真上段のHerman Braune(ヘルマン・ブラウニ)著のワークブックでは、シャリュモー音域の「ミ」「レ」「ド」だけで構成されているエチュードが5ページにも渡って掲載されています。その中には先生との二重奏もあります。
<補足>
「ド」の音はアタッチメントを使うか、十分に上管とアンブシュアに慣れたのちに下管だけを加えてた際に奏でることができます。ベルがなくてもOKなんです。少しずつ重さを加えていくと、アンブシュアの噛みグセも避けられますよ :)
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これは私の経験でもありますが、中学の吹奏楽部でクラリネット(に限らず)を始めた場合、運指表と曲を渡され、曲を演奏するための「運指の照合作業」みたいな練習になってしまうことが多いです。(これは練習とは言えないのですが)
ですが、実は、音のつながりを作るというエクササイズを健康的に段階を踏んで行うことが、長く音楽を愛し、怪我なく続けて行くことに最も適しています。高いクオリティーのテクニックもここから生まれます(あとソルフェージュ)。また「観察力」「洞察力」もここから育まれます :)
なので、この上管だけ、上管+下管だけエクササイズをスキップせずに行うことを心からオススメします。
「春から中学でクラリネットやろうと思ってたのに。。。」
という方いますか?
もし楽器が手元にある方でしたら、この上管エクササイズも含めてオンラインレッスン対応しておりますので、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
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3月中旬以降、我が家では自主的にインテリジェンス・ロックダウンをしているのですが、そのおかげで夫がクラリネットを始めようと思いついたみたいです。
夫にクラリネットを教えること、また、夫が気づきを私に話してくれることで、さらに見識が深まりました。
ありがとう、夫⭐️
Stay healthy, calm smiley and keep social distance :)
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