吹奏楽部における民主主義・人権・心身の健康について〜バジル・クリッツァーさんのブログより〜 | 働きながらクラリネットが3倍上達する練習方法

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こんにちは!

 

「身近な本格派」

「日本一アマチュアを理解するプロ」

 

音楽家・クラリネット奏者・能率練習コーチの浅原ルミ子です。

 

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ご参考記事

【ご参考】モニターDさんとのセッションでした

【ご参考】オンラインモニターさんの質問

【ご参考】モニターAさんとのセッション

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アレクサンダーテクニーク教師のバジル・クリッツァーさんが、とても大切なことをブログに書いていました。深く共感したのでここで紹介します。

 

全文はこちら→https://basilkritzer.jp/archives/12281.html

 

 

とても強いメッセージです。

 

全日本吹奏楽連盟のHPのトップページに貼ってほしいなぁ。

 

また、バジルさんはこうもおっしゃっています。

 

おかしいよな
変だよな
ダメだよな

というあなたの気持ち、理性をここで強く肯定しておきたいと思います。

たとえあなたが何も変えることができなかったとしても、です。

 

これはとても勇気をもらえます。

 

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私は1990年代に中学&高校で吹奏楽部を経験しました。

幸い私は人権を侵害するような指導に遭うことはありませんでしたが、これは特別に幸運だったと今は考えることができます。

 

大人になってから出会った、同年代に吹奏楽部を経験した友人たちからは、信じられないような活動内容を耳にしたことがあります。

 

また、私が留学前に書いたこちらのブログ

子供が怒鳴られるところを見て何を思うのか

で触れている、某ドキュメンタリー番組でみた場面は、あまりに衝撃で今でもはっきり覚えています。

 

それは、とある吹奏楽部でソリストを決めるオーディションの様子。該当楽器奏者全員を横一列に並ばせてソロフレーズを吹かせる。

 

吹かせたそばから

 

「はいダメ」「やる気あんのか」「そんなんでいいと思っているのか」

 

とオトナから怒号が飛ぶのです。

あまりの恐ろしさに私の手が震えました。

 

ソリストオーディション参加が立候補制だったらともかく(それでも絶対ダメだけど)全員参加にさせておいて、それはないよ。。。

 

この放送がされたのが2010年代前半だったとブログから推測されます。つまり、私が中高生だった1990年代から変わらずに民主主義、人権、心身の健康を害することが行われていたということ。さらには、テレビを通じて「子供達が頑張っている姿」として発信されていた訳です。

 

それからさらに年月が流れて2020年となりました。世界的なクライシスにより吹奏楽部は現在活動を休止せざるを得ない状況です。

 

この休止期間が吹奏楽部活動の民主主義、人権、心身の健康について省み、考える時間になることを願っています。私も引き続き考えます。

 

間違っても「部活ができなかった時間」を焦って取り戻すことにかこつけて、民主主義、人権、心身の健康を無視した活動が、再開後に起こりませんように。。。