こんにちは!
「身近な本格派」
「日本一アマチュアを理解するプロ」
音楽家・クラリネット奏者・能率練習コーチの浅原ルミ子です。
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モニター募集開始直後、すぐに申し込んで下さったAさんとのセッションについてレポートします。
「興味あるかも」な方、ご参考になさってください。
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Aさんからの質問は次のような事でした。
- 開放のソ付近でスタカートを演奏したいが、リードミスをしてしまう。どうしたらいいか?
- リードの種類(メーカー)にもよって発生している場合はあるのか?
セッションを進めていくと、G.ホルスト作曲の第一組曲、第二楽章のスケルツォに出てくるスタカートだという事がわかりました。
Aさんは20年ぶりにクラリネットを再開した勇気ある素敵な方!再開後まだ間もないのでやり方を思い出しつつ、しかし、ブランクを逆に利用して新しくやりかたを見つけ、フレッシュに練習できる方向も混ぜながらお話を進めました。
- クラリネットの倍音について
- 音が出ているときはいつもリードが振動している原則
- 楽譜のStaccは、もともと二分音符であること。Vivace感を出す意図で八分音符でStacc付きになっている事
などなどをお伝えしました。
実際にカメラの前で演奏いただいたところ、音が出て欲しい瞬間にリードが振動していないことがわかりました。このときいわゆるリードミスは起こりませんでした。
次に、実際のエクササイズの方法もお伝えしました。
- 音を長め、その音を演奏するときの抵抗やアンブシュアを観察する
- 長めながら舌の先端がリードの先端にちょこっと触れてみる。すぐ離す。
- このとき息は吐き続ける
- 注意の払い方は息6割:舌2割:指2割
- 観察が進んできたら、音を長めた後、任意のタイミングで2回、3回、と連続して舌先がリードに触れる回数を増やしていく。
また、もし練習の過程で「ピー」と違う倍音が出た場合は、咄嗟に止めてしまわずにそのまま吹き続けて実験することもおすすめしました。すなわち、一体どのように楽器を使ったら、もしくは体を使ったらその音が出るか見つけるためです。
この後、リードの種類についてもお話しました。メーカー各社から実に様々に商品があるわけですが、
- 生活環境上買いやすいもの(楽器店での取り扱い、ネット販売等で購入できる)
- 求めやすい値段
をまずは使ってみることをおすすめしました。
リードのセッティングや音色、吹き心地の好みについてはご自身でピンとくるものがあるようでした。よかったです。
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このような形でその日のAさんとのセッションは終了。トータルで二十分程度でした。
ご参考記事
Aさん、またのご質問もお待ちしております〜。