日本塔&中国廟
ブリュッセルの北のはずれにある万博公園の中に、とても立派な五重の塔と中国風の重厚な建物があります。(王宮の温室公開を見に行った時に少しご紹介しました。)この五重の塔は、1900年にパリで万博が開催された時に日本のパビリオンとして建てられたもの。ベルギーの国王であったレオポルド2世が気に入って買い取り、移築したものです。日本にある塔よりも、暗い赤で塗られた塔は、残念ながら登ることはできません。お隣に建ててある、お寺風の建物の中はこんな感じ↓ステンドグラス風にガラスに絵が書いてあるのですが、何とも怪しげな日本風。戦国時代(?)をイメージして描いてあるのかな?馬に乗った武士や戦の様子、浮世絵風の美人画などが書かれているのですが、生首がゴロゴロだったり、刀で切りつけている場面だったり、ちょっと引いてしまうような絵もあります。日本の陶磁器や細かい細工の施された家具に混ざって仏壇も展示してありました。同じ時間に見に来ていたイギリス人(多分)には、とても素敵な家具に見えたらしく、仏壇をバックに何枚も記念撮影してました。う~ん、確かに見方によっては芸の細かい贅沢な家具・・・。よね?天井も、お寺のような花丸の描かれた綺麗な天井でした。中国廟の方もかなり立派。とても細かい細工が施してあります。なぜか、中国人と思わしきアジア系の方が、ものすごくたくさん見学に来ていました。ツアーの一部に入っているのかしら??この中国廟、内部はこ~~~んなに↓ゴージャス!外観とは打って変わって、とても素敵なアールヌーヴォーです。が!・・・よ~~~く見ると、天使が座っていそうなところに仙人(?)がいたり、壁に描かれている絵が中国風だったり、階段の手すりのモチーフが猿や龍だったり・・・と、中国と言うには、あまりにもおかしな所の多い建物。(笑)でも、天井にはめ込まれたステンドグラスや、中国の陶器類、天井や壁の細工等々はとても綺麗でした。その中国廟の裏にあるのが今年オープンしたばかりの「日本美術館」。約100年前に、当時の国王レオポルド2世が車庫として建設した建物に、日本の着物や浮世絵、日本刀、鎧兜などを展示してあります。ベルギーはヨーロッパでも有数の,日本の芸術品を所有する国で、そのコレクションは数万点にも及ぶと言われています。この日本美術館には、数カ月おきにこれらの美術品が展示されるそうです。