珍しく開演予定の40分近く前に会場内に入り、通路で時間を潰そうかと思ったが、くつろげる場所もないので早めに席に着くことにした。アリーナ34列の下手サイドブロック。ステージが十分見やすい。

 

スマホで読みかけのCain and Abelを読もうとしたら、隣席の男性に声を掛けられた。今回のツアーの観覧予定や各会場の見やすさ、アクセスのしづらさなどをしゃべっているうちに開演時間となる。

 

うっすらネタバレになってしまうが、SIDE Aは観客が騒げる曲が少ないと改めて思う。その分、SIDE Bに上がる曲を多めに入れているわけだが、私のようにツアーに何度も足を運ぶ観客にとっては、SIDE Aが「消化試合」と化してくるおそれをじんわり感じる。

 

この日のSIDE Bのエレクトロ・ワールド、ワンルーム・ディスコは「文句なしにいい」としか言えない。たぶん毎公演聴いても消化試合にはならない。

 

終演後は規制退場で、席で10分くらい待たされただろうか。会場を出てからも、周辺の混雑緩和のため、会場の周りをぐるりと迂回させられる。行きと同様に豊洲駅まで速足で歩いたのだが、ライブ中よりも汗をかいた。2日目はもうちょっと楽な帰り方を考えたい。

(徳島でひいた風邪が悪化し弱っていたが、ようやくブログを書く気力が戻った)

 

朝食はセルフうどん やまでかけうどん並に温泉卵トッピングとわかめ天。ふつうにおいしかった。

 

うどん並が思ったほど多くなかったので、駅のVIE DE FRANCEでクリームパンとコーヒーを追加。ふつうにおいしかった。

 

ホテルのベッドや枕が合わなかったのか、首の周りや肩が痛くて仕方ないので、ホテルに戻っておとなしく過ごす。

 

昼食はスパイスれすとらん カルダモンでマサラカレー。ふつうにおいしかった。

 

私が店に入ったときは若い女性客が1人だけだったが、後から若い男性客が1人来た。どちらもPerfumeファンの雰囲気を漂わせていた。

 

昼食後もホテルで静養後、開演予定の30分ほど前に会場着。席はアリーナ20列の中央からやや下手寄り。ステージの見やすさも音響も十分良好だった。隣席の女性はPerfumeのライブ初めて・先生・四国在住らしい。

 

この日のSIDE Bには微かなカオリが入った。イントロが聞こえたとたん、観客たち(私を含む)から静かな歓声が漏れた。私がPerfumeのライブを初めて見たJPNツアーで披露された曲。あのときと同じように間奏中にあ~ちゃんがのっち、かしゆかや観客に向かって投げキッスをしていた。あれから13年が過ぎても変わらず3人を見続けていられることに改めて感慨を覚えた。

 

ところで、アスティとくしまの会場スタッフさんは仕事熱心というか、少々厳格すぎる感じがした。公演中に通路脇の席の観客が通路にちょっとはみ出しすぎると、すぐに注意しにやってくる。終演後に席にとどまってTシャツの上にセーターや上着を着込んでいると、早くロビーに出ろとせかす。終演からまだ1,2分しかたっていないのに。「以上で本日の公演はすべて終了しました…」というアナウンスが今流れているところだよ。

 

バスで駅前に戻り、昼に見つけた喫茶室るーぶるに行く。店に入ると先客はゼロ。ホールは年配の男女2名が担当している。ご夫婦かどうかは不明。女性は男性をマスターと呼んでいた。奥におそらく調理担当がもう1名いると思われる。

 

デミグラスハンバーグとスーパードライ(中瓶)を頼む。ふつうにおいしかった。

 

後から男性2人組が来店。この日のライブの話をしていた。私が帰るまで、ほかに客は来なかった。

羽田発徳島行JAL459便は「P.T.A/パフュクラのみなさま」を多数載せて満席だった。後ろの席の男性2人は偶然乗り合わせた知り合いのファン同士らしく、1人は今回のツアーの12/30と2/15以外の公演をすべて回る予定という。

 

あたまを雲の上に出し

 

Perfumeは実はANAで徳島に来たとあ〜ちゃんが言っていた

 

駅近くのホテルにチェックインした後、アスティとくしま直行の臨時バス乗り場へと向かう。見慣れぬ長蛇の列に興味を持った地元の年配女性が、並んでいる若い女性ファンに何事かと尋ねていた。年配女性がPerfumeを知っているのかどうかは不明だ。年配女性はなおも「チラシを見てきたの?」と聞いていた。まあ、そんなようなものです。

 

各地のバス会社さん、いつもありがとうございます

 

開演予定時刻の15分前に会場到着。ちょっと焦る。座席は2階スタンド下手寄り2列目。ぴあアリーナMMと比べるとかなりコンパクトな会場なので、スタンド席でもステージまでそれほど距離を感じない。

 

そしてなにより、ぴあアリーナより音響が段違いによかった。特に重低音がビリビリ響く感じが心地よく、「これがPerfumeのライブだよなあ」とうれしくなった。ただ、歌声の籠もったような聞こえづらさは完全には解消していないような。

 

「SIDE B」の可変セットリストにはワンルーム・ディスコが入った。いかにも(10年くらい前までの)Perfumeらしい曲。楽しいのに切なくて、笑いながら泣いてしまいそう。

 

泣いてしまうといえば、隣席の女性が公演中に溢れる涙をタオルで何度も拭っていたような。この女性、20代・学生・メガネ・Perfumeのライブは初めて・四国以外在住、らしい(これらの属性は、MC中のあ〜ちゃん、ゆかちゃんの問い掛けへの回答で判明する)。ワンコのときも涙を流していた様子で、そのことだけで強い共感を覚えてしまう。

 

経費節減のため、徳島公演は当初、行かないつもりだった。ただ、神奈川公演と東京公演の間に「禁断症状」が悪化しそうな気がしたので、後から追加した。結果、やはり来てよかったと思った。

 

帰りのバスを待つ列は行きの5倍くらい長く、体が冷えた。昼はそれほどでなかったのだが、夜風の冷たさは東京以上の気がした。駅近くの餃子の王将でレバニラ炒め+中ライスを食べてホテルに帰る。

10年あまり使い続けていたYahoo! Japan IDが何の前触れもなくログイン不能になった。「エラー番号:F006 不正利用・濫用の可能性が確認されたため、このIDは利用停止されています。」というメッセージが表示されていた。

 

思い当たるのは前日にVPN環境下でログイン・ログオフを繰り返したことくらい(通信環境やデバイスが変わると再認証を求められることがある)。ただし、VPNは随分前から使っているし、ほかに「不正利用・濫用」をした覚えはない。

 

Yahoo!トラベルで当該アカウントを使った宿泊予約をしていたので、Yahoo! Japan IDに関するヘルプの問い合わせフォームから「①利用停止を解除してほしい②解除が無理なら宿泊予約が取り消されていないかだけでも教えてほしい」と連絡してみた。

 

すると、程なく定型文の返信があり、「①解除はできない②予約は宿泊先に自分で聞け」とのこと(後日、ホテルに電話したところ、宿泊予約は生きていた)。

 

 

どのような不正利用・濫用の可能性があったのかについては一切教えてくれないので、利用停止の具体的な理由がまったくわからない。また、事前の警告もなしにいきなり利用停止になるため、警戒のしようもない。

 

サイトで類似の事例を検索すると、Yahoo!と粘り強く交渉し利用停止を解除してもらった人もいるらしい。私の場合、Yahoo!アカウントを3つ持っており、利用停止になったのは2番手のサブアカウントだったので、今回はこのままおとなしくあきらめようと思う。

 

ただ、「最もよく使っているメインのアカウントが突然使えなくなったら」と考えるとゾッとする。予防策としてYahoo!アカウントを使うときはVPNを必ず切ろうと考えているが、今回の件でYahoo!に対する信頼感はガタ落ちしたため、各種サービスで登録しているYahoo!メールアドレスをGmailアドレスに順次切り替えることにした(件数が多くてなかなか終わらないけど)。

 

もっとも、Gmailでも同じようなことが起こらないとは限らない。あるいは、Gmail利用時もVPNを切ったほうがよいのだろうか。

今年のカウントダウンライブは行かないつもりだった。昨年のカウントダウンの満足度がいまひとつだったのと、終演後に家に帰るのが面倒なので。でも、ステージサイド席/立見の追加販売が発表されたとき、我慢できずにエントリーしてしまった。結果、ステージサイド席が当選。

 

ぴあアリーナMMのステージサイド席が実は良席であることは2022年の [polygon wave]で体験済みだ。今回は2階Rサイドの3列目、端から5番目の席。メインステージのほぼ真横だが、ステージまでの距離がとても近い。久々に「Perfumeを実寸で見た」感じがした。

 

座席位置に恵まれたせいもあって、カウントダウンライブとしての満足度は昨年を大きく超えた。年明け最初の曲が私の大好きなアレだったのもよかったなぁ。

 

巨大なラインアレイスピーカーが目の前にデーーンとぶら下がっているせいか、音響もこの日はおおむね良好。ただ、後半の数曲は相変わらず音がひずんでいた気がした。

 

最後のMCでのっちが昨年のカウントダウンを振り返りつつ、喉の奥からウッと出てくる嗚咽を堪える仕草を2度、3度と繰り返していたのには驚かされた。昔は「だれか私を泣かせてください」と言うほど涙をめったに見せなかったものだが、年を重ねるにつれて涙もろくなったのか。

 

のっちといえば、開演前に「あやのー」と叫ぶファンが目立ったが、あれは何かきっかけがあったのだろうか。

(追記:ネビュラロマンスの物語中のキャラクター「アヤノ」のことだったのね。ただ、「あやかー」という掛け声は聞かなかった気がする)

 

3公演分をファイリング完了

 

※ ※ ※

 

家に帰ってからTVerで「クイズ☆正解は一年後 2024」を見ていたら、1:27:04から8秒ほどMorning CruisingがBGMに使われていた。製作スタッフの中に粒がいるな。

Pゲート入場なのでスタンド席だと思い込んでいたが、この日はアリーナ席だった。センター上手寄りの後ろから4、5列目。そして大好きな通路脇。これは通路にはみ出して飛び跳ねるしかないでしょ。

 

アリーナは足元の安定感が違う。センター付近なのでステージやモニターも見やすい。ちょっと遠いのは仕方ないが。

 

新アルバム収録曲は少数の例外を除いて、私を含む多くの観客が観賞の仕方をまだ模索中という感じだ。おとなしく見続けるしかないような曲もあるから、しようがないのかな。その分、おなじみの曲では皆、安心したように盛り上がっている。

 

メンバー3人も初日に比べると緊張感が和らいだのか、MCの語り口が滑らかになった気がする。あ~ちゃんがかしゆか、のっちについて、10年前と比べると話がうまくなった、と話していたが、確かにそうだ。少し前までは、のっち、かしゆかがしゃべっているのを、あ~ちゃんがあえて合流せずにステージ横で見守っていたものだが、今は自然に2人に任せている様子だ。それでも、あ~ちゃんが一番しゃべり上手なのは変わりないが。

 

音響はアリーナもイマイチな感じだ。こんなに音がひずんだりこもったりするようなことは、Perfumeの近年のライブではなかった気がするが。なにかがうまくいっていないのだろうか。

 

初日もそうだったが、この日もマスクをつけた観客が意外に目立つ。ざっと2、3割は公演中もずっとつけている。若い人が多いのに。私はマスクの感染予防効果(人から感染症をうつされないようにする効果)があまりないと思っているので、マスクはつけていない。

 

かしゆかが

「よかったらnews zeroを見てください」

と言っていた

新アルバムのコンセプトを忠実に視覚化したステージを見てみたい。でも、やっぱり定番の曲、久しぶりの曲、バキバキの曲たちも楽しみたい。そんなファンの(つまり私の)わがままな要求をかなえてくれたライブではあった。

だが、何か満足しきれないところがあった。なんだろう? きっちり作り込まれているぶん、情報過多というか、「あそび」「ゆとり」が足りないのか? メンバー3人と観客との親密さ、一体感が過去のライブと比べてやや希薄なのだろうか?

「耳で聴いていただけではあまり好きとはいえなかった新アルバム収録曲が、ライブステージを見て一気に魅力を増した」みたいな経験(前回のPLASMAツアーのときのハテナビトのような)も初日は該当なし。ただ、このへんはツアーを見続けているうちに印象が変わる可能性はある(今までのように)。

 

※ ※ ※

 

ぴあアリーナMMのスタンド最前列はスタンディング禁止。それは知っていたが、ツアー初日に最前列が当たるとは思わなかった。前方の視界は開けているが、Perfumeのライブで立ち上がれないというのは“生殺し”状態だ。観覧中に一滴の汗もかかなかったというのも初めてかもしれない。

場内に響く爆音は健在だが、4階席のせいか、音がひずんだり3人の声が聞き取りづらかったりする場面もあった。Lサイドのだいぶステージ寄りだったので、角度がきつくモニターなどがかなり見づらい。2日目もPゲート入場なのでスタンド確定だが、初日とは違った位置から眺めたい。

似たような曲調のイケイケ曲が多く、1曲1曲も短めなので、意識の表面をサラサラと流れては過ぎ、心に引っかからない。ハートにズキン、とならない。わくわくが行方不明さ。

 

演奏時間は時空花を除き3分台半ばくらいまでに収まっている。収録曲数10曲、総演奏時間35分25秒はPerfumeのアルバム史上最少。LEVEL 3は14曲64分40秒、Cosmic Explorerは14曲58分30秒だったのだが、もうそんな時代じゃないのだろうか。

 

LEVEL 3リリース時、中田ヤスタカ氏は「長い曲はその長さに意味がある」「このご時世、何かしながら音楽を聴くことが普通になっているけれど、本作は時間をかけて聴いて欲しい。集中して聴くことで見えてくるものや聞こえてくるものがある」とコメントしていたとか。とすると、本作は「ながら聞き」向けなのか(そんな感じもする)。

 

前作PLASMAの1曲目Plasma、Future PopのStart-Upのようなアルバムのオープニングテーマ(序曲)がなくなったのは何故か。

 

アルバムに先行して発表されていた曲はラヴ・クラウドとすみっコディスコの2曲のみ。PLASMAは12曲中5曲だった。すみっコディスコが収録され、Moonが外れた理由が理解不能だ。

 

時空花はツアーのエンディング曲になる予感。

 

"P.T.A."会員限定盤には初回限定盤の特典Discが付いていないことに開封後に初めて気づいて凹む。値段を上げて3枚組にするか、ホールトゥワーのDiscだけ会員向けに別売すればいいのに。

 

ディスクとバッジが収められていた紙製ケースとプラ製ケースを捨てるか、取っておくべきか、悩む。

 

ブックレットに記されたNEBURAの物語はそれなりに楽しめたが、アルバムの解釈を一方向に誘導されている気がする。

 

Cosmic Treatのミュージックビデオもそれなりに楽しめた。1:48あたりのあ~ちゃんの表情が好き。

 

その後、StyxのMr. Robotoのビデオを思い出して見たのだが、ロボット風の仮装が今見ると嘘みたいに安っぽくてびっくりした。

 

というわけで、このアルバムを引っさげた12月からのツアーを楽しめるか、とても心配だ。今回に限ったことではないが。

昼ごはんは1人で洋食屋さんへ。時間が遅めのため、店内はそれほど混んでいない。店員さんが水を持ってきてくれたので、メニューを見ながらシーフードグラタンを頼む。

 

スマホをいじりながら料理が届くのを待つ。10分、15分。グラタンはオーブンで焼くから時間がかかるのかな。20分、25分。これは…久々のアレだな。

 

30分近くたったところで、店員さんに声をかける。「私の注文は通っていますか」。店員さんがいったん引っ込んだ後、メニューとオーダー端末を持って戻ってくる。「申し訳ございません。もう一度ご注文をお願いします」。やっぱり、な。「もう、いいです」と言って席を立つ。

 

今さら別の店で食べ直す時間がないので、そのまま会社に戻る。きょうは昼ごはん抜きだ。

 

飲食店で注文した品が提供されていないことをオーダー抜けというらしい。前回オーダー抜けを食らったのはこのときだったから、ざっと5年ぶりか。内心はプンプン丸だったが、なるべく顔に出さないようにこらえたよ。年を取ってから大事なのはアンガーマネジメント。

昨日、期限ギリギリで会費を払って更新。そしてきょう、P.T.A. BOOK 2023が届きました。

 

ぱらぱらめくるうちに目に入ったのが、P65の『「P.T.A.」に聞いたライブ参戦前必聴ソングTOP8!』、ではなくて、その下の〈番外編TOP3!〉。

 

P.T.A.継続年数11年~15年の1位はGLITTERではあ~りませんか! 13年生も激しく同意。

 

逆に驚くのが、継続年数1年~5年の1位のナナナナナイロ。私の中での優先順位は決して高いとは言えない曲なのだが…。世代ギャップなのだろうか。