グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

「子どもが困っている!」と親が思えて、冷静に能動的な聞き方で「ママと離れるのが寂しいのね」と言えると、子どもは自分の寂しさを親が分かってくれたと確認できて、気持ちが楽になります。

 

大人だって辛い時や寂しい時に「あなたが悪い」とか「大人なら我慢しなさい」などと言われたら、ますます悲しくなりますよね。

 

子どもだって寂しくて辛い時に「学校は行くべきよ」とか「一人に慣れないとダメでしょ」などと言われたら、もっと悲しくなります。

 

お母さんがその寂しさに寄り添いながら、抱きしめて「ママと離れるのが寂しいのね」と言えたら、子どもは「うん。すごく寂しいよ」と言えます。

 

そこで「学校は休んでもいいわよ」まで言うと子どもをコントロールすることになりますね。

 

そうではなく、子どもの正直な寂しい気持ちを聞いて、お母さんはどう思っているかをわたしを主語にしてわたしメッセージで率直に子どもに伝えることを、親業(ゴードンメソッド)では習います。

 

その人によってどんな気持ちになるかは違うので、もし私ならどう言うかな・・・と考えてみました。

 

娘「ママと離れたくないから、学校へ行きたくない」

 

私「ママと離れるのが寂しいのね」

 

娘「うん。寂しいから離れたくない」

 

私「ママも長い時間離れるのは寂しいよ。」

 

娘「だから学校へ行きたくない」

 

私「ママと離れて寂しいから学校へいきたくないのね」

 

娘「学校は楽しいけれど、ママと離れるのはイヤなの」

 

私「そうか、ママと離れたくないから学校へ行きたくないのね」

 

娘「うん」

 

私「ママが大好きで一緒にいたいのは嬉しいけれど、学校へ行きたくないのは困ったな。」

 

娘「どうして?」

 

私「学校でお友達が待っているかもしれないし、先生も休むとがっかりするかもしれない」

 

娘「じゃあ、ママが学校まで一緒に行ってくれる?」

 

とか、何か子どもが考えて自分の行動を決められるように、親は提案したり、質問したりしないで、あくまでも親はどう感じているかを、困った!とか残念!とか率直に言います。

 

お互いの気持ちを正直に話せて、どうしようか?と一緒に考えることがとても大事です。

 

そのためには子どもの気持ちはできるだけ親の問題にしないで、能動的な聞き方で聞き、親の気持ちは私を主語にしてわたしメッセージで伝える。

 

時間がかかっても、あなたを主語にした12の障害になるお決まりの言い方をしないで、相手をコントロールしようとするのではなく、お互いの気持ちを尊重しながら話し合うことが大事なのです。

 

相手が小学校1年生でも、大人でも、お互いを尊重するのは同じです。

 

相手が小さくてもコントロールしようとしないのがコツですね。