長らく放置し続けた本を、ついに手に取った。
もうメルカリに出してやんよって。
なにしろ20年くらい前に買ったのに
一度も、1ページたりとも読むことがなかったのだから。
それが出品用写真を撮ったあと、中身をぱらぱらめくっているうち
一気に読み終えてしまうなんて。
読後、わたしはこの本の出品を取りやめた。
人生のバイブルにすると決めた『スラムダンク勝利学』
バスケットボールと『スラムダンク』を愛する
著者のスポーツドクター・辻先生。
スポーツの試合中、あるいは練習において大切なことを
セルフイメージ、メンタル面から説く。
たとえば本書の項目のごく一部
『 “怒り” の感情をコントロールすることの大切さとその方法』
『他人に対しての言動は必ず自分に返ってくる鏡の法則』
『結果の捉え方が未来を左右する』
『あきらめの思考は最大の敵』
こういったことは、なんとなく
ふわっと「わかってるよ」って人も多いかもしれない。
著者はこれらを解説するにあたって
スラムダンクの一場面と、登場人物の言動を具体例に
その理由をわかりやすく綴る。
わたしにとってそれはとても新鮮で、スッと頭に入ってきた。
そして、わたしがこの本で最も感銘を受けた
『今に生きることの大切さ』
過去にも未来にも囚われずに
【今やるべきこと】に集中することがなぜ重要なのか
こちらは、追い詰められた場面でのバスケのフリースローに例えての説明が
バスケに疎い自分でも納得がいき、明確にしてくれた。
一歩を踏み出す勇気をも与えてくれる。
もはやスポーツを超えて、人生の道しるべとしたい言葉だらけだ。
わたしは21歳〜30歳までの9年間
アルバイトとして、2店舗の本屋で働いていたが
読書量の著しく少ない書店員だった。
読書感想文なんて、どう書きゃいいのかもわからない。
それでも何かしら記録として残したいほど心に刺さったので
46歳の今、短く拙いながら記しました。
なお本書は、当時自分がビジネス書を担当し、日々本を陳列する中
平積みにはしないにもかかわらず
売れては入荷して1冊棚に差し、売れては1冊棚に差し、を繰り返すうち
徐々に気になってきて購入したもの。
買ってから初めて読むまでに、まさか20年もかかるとは思わなかったし
こんなに心を動かされるとは想像もしなかった。
もし当時読んでいたとしたら、何かが変わっていたんだろうか。
いや、今が自分にとって読むべき時だったのだと信じてる。



