グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
三回に分けて、子どもが問題を抱えた時の親の対応について書いてみましたが、みなさんは如何でした?
実は心理学的なアプローチは、傾聴も、コーチングも、アドラー心理学などたくさんあります。
私は親業(ゴードンメソッド)に出会えて、その理論の根本にある「行動の四角形」の考え方がとても分かりやすかったです。
親が子どもの行動をイヤだと思っている(非受容)なのか、イヤではない(受容)なのかで、対応方法がまるで違います。
私は長男を愛していましたし、少しでもみんなと同じようにしてあげたい!と子どものために強く願っていました。
でもそのために長男の行動が全て私にとっては非受容になっていると気がつくことができました。
私の思う理想の息子と長男の違いでイライラし、少しでも良い子にしたいともがいていたことに気がつきました。
長男の行動が非受容だということは、長男の今を否定して、私の理想に少しでも近づけたいと思っていたのです。
みなさんはどんな人になら話しやすいですか?
私は相手が私の欠点も知っていて、それでもあなたはあなたで良いよと受け止めてくれている相手には、安心して自由に話せます。
逆に相手が自分を否定的に見ていて、何かを言うとすぐ文句を言うような相手には何も言えなくなります。
愛の鞭だからとか、親しか言わないからと、子どもに文句ばかり言う親も多いのですが、文句ばかり言われる子どもはたまりません。
12の障害になるお決まりの型で言われると、大人でもイヤになります。
すぐには能動的な聞き方は難しいかもしれませんが、12の言い方を言わないと決めるだけで親子関係は良く変わります。
そしてできれば子どもの気持ちをそのまま「ママと離れて寂しいね」としっかり受け止めてあげてください。
子どもの問題を取らないで、能動的な聞き方で子どもの気持ちを受け止めることができるようになると、親子関係は劇的に良くなります。