回顧録「いつか見た映画 1991」39『アタメ』 | やりすぎ限界映画入門

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■『アタメ』
☆☆☆☆★[85]

1989年/スペイン映画/102分
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ビクトリア・アブリル/アントニオ・バンデラス/ロレス・レオン/フランシスコ・ラバル/フリエタ・セラーノ

■1991年 劇場公開作品 39本目

「単館ミニシアター」ブームの「全盛期時代」、「ジム・ジャームッシュ監督」の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』に始まった「インディーズ映画」への注目から、日本は「世界最大数」の「外国映画輸入国」となる。ヨーロッパの新しい映画が次々に公開された。今世界を震撼させる「ペドロ・アルモドバル監督」の『アタメ』が公開されたのもこの時代だった。

当時「大絶賛」の『アタメ』だったが、実は今日まで一度も見たことがない。実は「初めて見た」。まず当時「ビクトリア・アブリル」が好みじゃなかったことと、「アントニオ・バンデラス」を見る気になれなかったのが理由。幼少期から僕はすでに「女好き」で、よほどのことがなければ「男は見たくない」。「大スター」で話題の「アントニオ・バンデラス」を、僕はかなり見たくなかった。

だが「ツケ」が回ってきた。「ペドロ・アルモドバル監督」の『アタメ』はかなり高い評価となり、映画を志す人間なら「見なければならない映画」にまで到達してしまう。そして「勉強しなければ」という気持ちから、覚悟を決めて中古の「LD」まで買ったのに、今日まで一度も見ないまま27年が経った。

「女を殴る」なんて絶対しちゃいけない。「絶対ありえない」と思ってしまった。「絶対ありえない」話を恋愛映画にしてしまったアイデアはインパクトがあった。「ペドロ・アルモドバル監督」の「見れるもの」にしてしまった力はすごいと思った。


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「いつか見た映画 1991」34『シラノ・ド・ベルジュラック』
「いつか見た映画 1991」35『夢の降る街』
「いつか見た映画 1991」36『アリス』
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画像 2018年 11月