回顧録「いつか見た映画 1991」30『グリーン・カード』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『グリーン・カード』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

1990年/アメリカ=フランス=オーストラリア映画/107分
監督:ピーター・ウィアー
出演:ジェラール・ドパルデュー/アンディ・マクダウェル/ビービー・ニューワース/ グレッグ・エデルマン/ロバート・プロスキー/ジェシー・ケオジャン

■1991年 劇場公開作品 30本目

15歳で映画監督になりたいと思ってから、映画をたくさん見る努力をした。だがたくさん見てると映画料金も大変な金額になる。22歳の時「名画座」の存在を知り、僕はすぐそっちに流れた。「劇場公開から4ヶ月遅れ」で「2本立て」になる都内の「名画座」に通いまくるようになった。『グリーン・カード』は「会員」になった「文芸座」で観た映画。

若い頃はとにかく「たくさん見なければ」という固定観念に囚われ、「見ることが最も重要」で「内容をちゃんと覚えて把握してるか」まで追いつけなかった。見ても「全く覚えてない映画」がたくさんある。この頃は好きな映画だけを繰り返して見るばかりで、つまらない映画のことはすぐ忘れてしまった。だが「1回しか見てない」『グリーン・カード』が「面白かった」記憶が残ってて、「ラスト」「オチ」も今日まで覚えてた。だが細部の記憶までが明確ではなく、その「面白かった」記憶が「真実」かを確かめた。

壮絶な「恋愛映画」に見入ってしまった。21歳の時「アンディ・マクダウェル」の顔が苦手だったが、「今の視点」で「美人」な “ダイナマイト・ボンバー・ギャル” な「魅力」をまず思い知らされた。そして「かなりヤバ男」の「ジェラール・ドパルデュー」が、やはりかなり「ヤバい」。

音楽に「エンヤ」が流れたことや「ピアノの演奏」シーンなど「1回しか見てない」のにかなり覚えてた。「嘘から出た実」の「恐るべきやりすぎ限界映画」に「現代の視点」で震撼。涙が出てしまった。




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「いつか見た映画 1991」21『ワイルド・アット・ハート』
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「いつか見た映画 1991」30『グリーン・カード』
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画像 2018年 9月