■『ワイルド・アット・ハート』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]
1990年/アメリカ映画/124分
監督:デビッド・リンチ
出演:ニコラス・ケイジ/ローラ・ダーン/ウィレム・デフォー/イザベラ・ロッセリーニ/ダイアン・ラッド/シェリリン・フェン/シェリル・リー/ハリー・ディーン・スタントン
■1991年 劇場公開作品 21本目
当時ショックで、『ワイルド・アット・ハート』を2回映画館に観に行った。「カンヌ映画祭グランプリ」という言葉は子供の頃から知ってたが、それがどれほどすごいかを思い知る経験はなかった。『楢山節考』と『戦場のメリークリスマス』の対決も、『楢山節考』のことは子供の頃殆ど印象に残らず、当時TVで見た『戦場のメリークリスマス』は、キスされて倒れる坂本龍一と、「メリークリスマス」と言うビートたけししか覚えてない始末で、どんな話かも記憶になかった。『ワイルド・アット・ハート』は、僕が「初めて映画館に観に行ったカンヌ映画祭グランプリの映画」だった。
『ダイ・ハード2』『ターミネーター2』『羊たちの沈黙』『ハートブルー』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『ゴッドファーザー PARTⅢ』などとは、全然違う映画であることを決定的に感じたのだと思う。21歳の僕には「こんなの見たことない」だった。オープニングの「マッチ」の火が燃えるタイトルから陶酔した。この時から、今でもカラオケで得意な曲が『ラブ・ミー・テンダー』となった。
プログラムも「見る用」と「保存用」で2冊買うほどイカれた。プログラムの中にリンチ監督がどこかの国の「軍服」に見える服を着てサングラスを掛けた写真があるのだが、僕にはただならぬ「危険」な輝きに見えたほどその写真が脳裏に焼きついた。
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■「いつか見た映画 1991」23『ケープ・フィアー』
■「いつか見た映画 1991」24『ドアーズ』
■「いつか見た映画 1991」25『テルマ&ルイーズ』
■「いつか見た映画 1991」26『デリカテッセン』
■「いつか見た映画 1991」27『ニキータ』
■「いつか見た映画 1991」28『マイ・プライベート・ア…』
■「いつか見た映画 1991」29『愛がこわれるとき』
■「いつか見た映画 1991」30『グリーン・カード』
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画像 2018年 9月