女優:大塚加奈子6『春秋会男組Vol.5』 | やりすぎ限界映画入門

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■大塚加奈子


[『春秋会男組Vol.5』]


■『春秋会男組Vol.5』
 「第一部」芝居『桜爛漫美男仇討』
 「第二部」舞踊『春秋会男組錦姿』

もう2ヶ月も経ってしまったが、3月27日(火)、舞台『春秋会男組Vol.5』「第一部」芝居『桜爛漫美男仇討』「第二部」舞踊『春秋会男組錦姿』を観に行った。大ファンの「大塚加奈子」さんに会いたかったからだ。もはや完全な「下僕」となって跪いてる僕は、とにかくまた「大塚さんを見たくて行った」。

[「松村雄基」]


■松村雄基

「大塚加奈子」さんを見たくて行ったのだが、びっくりすることが僕の中で起きた。「共演」の相手が「松村雄基」さんだった。松村雄基さんは僕の子供の頃からの「大スター」。大塚加奈子さんを観に行って、松村雄基さんを間近で見るとは思わなかった。

[「東京流星会会長西村朝雄」]


■『不良少女とよばれて』より

松村雄基さんを初めて見たのは、『不良少女とよばれて』の「東京流星会会長西村朝雄」だった。僕は中学2年生。『不良少女とよばれて』を観てない同級生はいなかった。




「声変わりする前」の僕の得意技は、「松村雄基の真似」だった。似てるか似てないか、評価するのは第三者だが、かなり似てたらしい。当時松村雄基のファンだった女子達が「カセットテープに声を録音してほしい」と僕に頼みにきたくらいだった。真似をする度に「キャーーーーっ!!」と叫ばれ、人生でこれ以上モテたことは最初で最後だったほど「真似」を求められた。あまりに女子に叫ばれ先生に叱られたくらいだった。だが今はもうできない。完全な「過去の思い出」。声変わりした今はもうできなくなってしまった。




「東京流星会会長西村朝雄」「澄ました顔していいパンチ持ってるよ」「ざけんじゃねえ」。かなり真似したので今でもいくつか台詞を覚えてる。僕自身は全然カッコよくなかったが、これだけ女子が狂うのが僕にも納得できた。「西村朝雄」=「松村雄基」は、男が見ても超カッコよかった。あまりにカッコよくて僕も憧れた。『不良少女とよばれて』全出演者の中で、一番カッコよかったのが松村雄基さんだった。

[「大木大助」]


■『スクール・ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争』より

だが最も最強の松村雄基は「大木大助」だろう。『スクール・ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争』の「大木大助」が、僕の中で『不良少女とよばれて』の「東京流星会会長西村朝雄」を超えた。




初めて『スクール・ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争』を観たのは、再放送の高校生の時。「屈折した人生」だったので本放送を見逃したのだろう。『スクール・ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争』は再放送になってから「大ブーム」になった印象が強い。




「川浜一の悪」と「イソップ」の絆には強烈な印象がある。『スクール・ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争』は強烈なシーンのオンパレードだが、第7話「イソップが鉄棒で懸垂を3回する」は特に好きなシーンだ。今でも時々観る。『スクール・ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争』で涙が出なくなるまで泣いた。「先生さっきはすまなかった」「ちゃんと生徒扱いしてくれる限り 俺は二度と暴力は振るわねえ 本当だ」。何回観たか知れない。その「松村雄基」さんをわずか数メートルの距離で観た。もの凄く「いい席」だった。

[「第一部」芝居『桜爛漫美男仇討』]



間近で見て、“本物” の「東京流星会会長西村朝雄」「大木大助」だと確認した。びっくりした。人生とは交通事故のようなものだと思った。



「第一部」芝居『桜爛漫美男仇討』は、落語『桜の宮』を基にした喜劇らしい。落語『桜の宮』のことを全く知らなかったので、どんな話か予想もできなかった。「失恋の病」で「生きる希望を失った男」の喜劇とは、「東京流星会会長西村朝雄」「大木大助」とは真逆の役。『不良少女とよばれて』『スクール・ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争』から「34年」、俳優とはなんて凄いのか。「大木大助」が「失恋の病」の喜劇を演じるのを見て僕はビビってしまった。

[「第二部」舞踊『春秋会男組錦姿』]



「第二部」舞踊『春秋会男組錦姿』は、「剣舞」や日本舞踊のような踊り、立ち回りを披露する舞台だった。何組もの出演者達が次々に「剣舞」や「舞」を見せた。



一番印象に残ったのは「松村雄基」さんと「大塚加奈子」さんが一緒に立ち回りをした「剣舞」。「松村雄基」さんも「大塚加奈子」さんも殺陣がきれいだった。俳優とは凄いとまた思った。この「芸」はいきなり「やれ」と言われてできるものではない。殺陣からは何年もずっと練習してきた努力を感じた。また若柳禄寿先生を知らず初めて見たが、エディット・ピアフの『愛の讃歌』の「舞」は迫力があった。

[男役]



「松村雄基」さん以外、男が女役をやり、女が男役をやる舞台だった。大塚さんは男の役を演じた。だがどんな役をやっても大塚さんは美しかった。「鬘」が良く似合ってた。大塚さんの「極限の美」の前に跪く意外、もはや僕になす術はなかった。






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画像 2018年 5月