野田幹子ライブ2016『白金台Canonラスト・ライブ』 | やりすぎ限界映画入門

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■野田幹子


■第2稿 2019年 6月7日 版

[野田幹子ライブ2016『白金台Canonラスト・ライブ』体験記]



2016年7月31日(日)。野田さんが「ソムリエ」として務めた「白金台Canon」を卒業することになった。来年は「デビュー30周年」と「ソムリエ20周年」の2つ合わせた50周年の節目として、新たな決意の卒業らしい。野田さんが務めた2年間で「白金台Canon」に関わった45人が『白金台Canonラスト・ライブ』に参加。①②③部に分かれ各15人ずつが「新たな門出」を祝った。

急な知らせだったが『白金台Canonラスト・ライブ』は満席だった。野田さんに無理なお願いしてキャンセル待ちで参加を希望。②部に空きが出て参加できることとなった。去年11月の『香音な夜会 Vol.14 ~野田幹子 50th Birthday Special ~』以来 “本物” の「ベルベット・ヴォイス」を体感した。

[第①部]



[第②部]

1『淡い季節のサングラス』
2『夏服のカノン』
3『8月の砂時計』
4『ひとはだ』
5『ソ・ワ・レ』
6『マイ・ブランニュー・デイ』
7『Smile』
8『インディ・ジョーンズ』


[第③部]

9『With You』
10『Feel like singing songs』
11『駆けてみよう』
12『HEAVEN IN HEAVEN』
13『バスルーム・レイン』
14『Hope』
15『KOKORO』


[第②部「キャンセル待ち」]



参加できなかった①部7曲に『太陽・神様・少年』『泣き顔』以外何を歌ったかはもはやわからない。15席しかない「白金台Canon」に集まったのは約60人。僕のように無理を言った人達で45人を超える大騒ぎだった。①②③部を通して全22曲が歌われたが、僕が聴けたのは②③部の15曲だった。『淡い季節のサングラス』『Smile』『インディ・ジョーンズ』に衝撃を受けた。特に『淡い季節のサングラス』『インディ・ジョーンズ』は初めてライブで聴いた。

野田さんのファンで『インディ・ジョーンズ』が好きな人間は圧倒的に多い。当時あまりに「強烈」な曲のインパクトに度肝を抜かれたが、今や80年代を生きた人間には目頭が熱くなる曲に変化した。「インディ・ジョーンズ」に憧れた野田さんの「少女時代の心」が表現される。『インディ・ジョーンズ』は当時のライブで野田さんの「強烈な振り」が話題になった曲だ。次回はその「伝説」の「強烈な振り」が見たいと思った。

[第③部「立ち見」]



②部で「入れ替え」のはずだったが、「立ち見でもいいので最期までいたい」と野田さんにお願いした。野田さんの度量で参加できることになった。「立ち見」にはならず「特別席」で聴くことができた。「我が生涯の思い出」としてこの日のことを永遠に忘れないだろう。

野田さん自身が愛する定番の『Hope』『KOKORO』が『白金台Canonラスト・ライブ』の最期を飾った。ライブで初めて聴いた『駆けてみよう』は「D.B.G.野田幹子ベスト10」(2013年 7月15日 版)の「16位」。定番の『With You』は「14位」。『バスルーム・レイン』は「9位」。“本物” の「ベルベット・ヴォイス」に「陶酔」した。「白金台Canon」の最期に立ち会えて幸運だった。

[「第②部」「第③部」を通して「特別席」]



②部の『淡い季節のサングラス』『Smile』は「D.B.G.野田幹子ベスト10」(2013年 7月15日 版)の「1位」と「2位」。定番『8月の砂時計』は「6位」。僕の中では「野田幹子 ザ・ベスト・オブ・ベスト」の3曲だ。『Smile』を生で聴くのも初めて野田さんのライブに参加した野田幹子ライブ2012『香音な再会 ~25th Anniversary Special~』以来だった。“本物”の「ベルベット・ヴォイス」で聴く『淡い季節のサングラス』『Smile』に「眩暈」がした。

②③部を合わせ「D.B.G.野田幹子ベスト10」の曲が6曲の他、『インディ・ジョーンズ』『ひとはだ』『ソ・ワ・レ』『マイ・ブランニュー・デイ』『Hope』『KOKORO』とかなり「凝縮」された「野田幹子 ザ・ベスト・オブ・ベスト」な選曲だった。今回良かったのは野田幹子ライブ2015『香音な夜会 Vol.14 ~野田幹子 50th Birthday Special ~』で元気がなかったように見えた野田さんがすごく「元気」だったこと。終始「ご機嫌」だった。だが僕にとってさらに今回の一番の衝撃は「特別席」だった。

[「衝撃」の「特別席」]



③部は15席しかない状態での無理な割り込みとなり、僕の「特別席」を「白金台Canon」の「入り口」に椅子を用意してもらった。だがその席は「野田幹子お姉さまの真横」。「距離30㎝位」。想像を超える「衝撃」の「超至近距離」。正面に演奏の「サントリィ坂本」さん。まるで舞台出演の「楽屋裏」。完全に「パンツについてた」。

「野田幹子お姉さまの真横」「距離30㎝位」で『With You』から『バスルーム・レイン』までの5曲を聴いた。「野田幹子お姉さまの真横」「距離30㎝位」での “本物” の「ベルベット・ヴォイス」。人間の人生でこんな不思議な体験ができるものなのだろうか? 自分が「何者かわからなくなった」。「ミノルタ」や「JAL」のCMソングを歌ってた歌手の「距離30㎝位」だ。歌ってる野田さんの「熱気が伝わる」距離。もうベロンベロンの「酔っ払いおやじ」と化す以外もはや僕になす術はない。「我が生涯の思い出」としてこの日のことを永遠に忘れないだろう。

[「Canon」ライブ]



■『Canon新年会ライブ2016』より

「Canon」ライブはこの2年間でかなり開催されたが僕は今回が初めての参加だった。僕には「STAR PINE'S CAFÉ」のような大きい小屋で聴きたい気持ちがあり「15席」の「Canon」はライブでは参加しなかった。今回「白金台Canon」卒業と聞き初めて「Canon」ライブを体験した。




「大きい小屋」とは違う「小劇場」の味わいもあることを理解した。「野田幹子お姉さまの真横」「距離30㎝位」は「やりすぎ」の例外だったが、「15席」でも充分「超至近距離」であることに違いない。複雑な心境だったが「小劇場」の楽しさを感じた。「超至近距離」に「強烈」な「眩暈」を体感した。




『野田幹子伝説』①
『野田幹子伝説』②
『2012 香音な再会 ~25th Anniversary Special~』
『ゲンスブール・ナイト 2013』
『野田幹子伝説』③
『2013 香音な夜会 Vol.12 ~Colorful tear drops~』
『@神楽坂♪ 2014』
『2014 香音な夜会 Vol.13 Birthday Live』
『2015 香音な夜会 Vol.14 ~50th Birthday Special ~』
『白金台Canonラスト・ライブ 2016』
[Next]

画像 2016年8月