野田幹子ライブ2015『香音な夜会 Vol.14 野田幹子 50th Birthday』 | やりすぎ限界映画入門

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■野田幹子


■第2稿 2019年 6月7日 版

[野田幹子ライブ2015『香音な夜会 Vol.14 ~野田幹子 50th Birthday Special ~』体験記]



50歳の誕生日を迎えた記念すべきライブだった。「人生の記念」として「USTREAM」「レコーディング」「写真撮影」の3つが同時進行の緊張感のあるライブとなった。「USTREAM」で撮影された映像がDVD化されることを願いたい。また「レコーディング」された音源がCD化されることも気になる。ライブ会場によって「エコー」の響き具合に差が出るが、『香音な夜会 Vol.14 ~野田幹子 50th Birthday Special ~』は、僕が今までに聴いた音で「最高」の響きだった。50歳の「ベルベット・ヴォイス」が「最高領域」に到達した。

[エリザベス・テイラーを超えた「50歳の美」]



「50歳」に見えなかった。エリザベス・テイラーが50代だった時より輝いてた。野田幹子の美しさはエリザベス・テイラーを超えた。「50歳の美」に観客全員が息を呑まれた。「恐るべき年の取り方」。野田幹子の「50歳の美」におしっこを漏らして震撼する以外もはやなす術はなかった。

[第1部]

1『太陽・神様・少年』
2『揺れる ~I Miss You~』
3『DISTANT SHORE』
4『寂しい私を知らないで』
5『ほほにかかる涙 -fairly-』
6『バスルーム・レイン』
7『Sunsetはまあるい気持ち』
8『KOKORO』


[第2部]

9『Vivienne』
10『L'Aquoiboniste』
11『泣き顔』
12『月の雫のセレナーデ』
13『Feel like singing songs』
14『Dramatic Travel』
15『Happy Birthday』


[アンコール]

16『Petit Bijou ~小さな宝物~』

[第1部「効いた」]



「D.B.G.野田幹子ベスト10」(2012年 2月28日 版)8位『DISTANT SHORE』。「D.B.G.野田幹子ベスト10」(2012年 2月28日 版)5位『ほほにかかる涙 -fairly-』。「D.B.G.野田幹子ベスト10」(2012年 2月28日 版)18位『Sunsetはまあるい気持ち』をライブで初めて聴いた衝撃は「効いた」。

特に『Sunsetはまあるい気持ち』は「効いた」。「結婚」に憧れながら聴いた20代の「心の傷」を思い出した。このライブを「レコーディング」してると聞いて緊張したファンは僕だけではないだろう。「エコー」が「最高領域」で響く「ベルベット・ヴォイス」に陶酔した。

[第2部「決まった」]



「BLUE EYES OF FORTUNE」の『Vivienne』を初めて聴いた。ジェーン・バーキンの『L'Aquoiboniste』。『泣き顔』。『Feel like singing songs』。「静かに」50年を振り返る曲のセレクトだった。それぞれの曲に野田さんの思い出が込められてたのだろう。「ベルベット・ヴォイス」が「最高領域」に到達した時、僕は完全な「酔っ払いおやじ」に「決まった」。

「哀しみ」を吹き飛ばす「D.B.G.野田幹子ベスト10」(2013年 7月15日 版)3位『Dramatic Travel』で「50歳の誕生日」の「お祝い」が幕を閉じた。全員で『Happy Birthday』を合唱した。「超でかい声」で歌ったので「レコーディング」に僕の声が収録されたかもしれない。

[「おトイレ」]



「レコーディング」するので「トイレに行くなら今のうちよ」と言った途端、「これが本当のおトイレ(音入れ)」とお姉さまが「決まった」。

静まり返った観客に、「全員の一挙手一投足、舞台からは全てが見えるの」「後で一人ずつ面接するから!」とのお叱りに魂が震えた。「本当に面接してほしい……」と思ってしまった。

[「2曲いっぺんに歌えない」]



50歳は「2曲いっぺんに歌えない」と冗談を言うと会場から笑いが起きた。途端「今笑った人は何歳ですか?」とすごい「突っ込み」。「みんなも50歳になるのよ」とさらに会場を盛り上げた。「でもピュアな気持ちは変わらないの」。「結婚もしたいわ」「もう1回」。「大人」の「お姉さま」の壮絶ギャグに大きい方が出そうだった。

[「第1部」「第2部」を通して]


■D.B.G.も写ってる客席の集合写真


■集合写真(写真クリックで拡大)

50歳の変わらない「ベルベット・ヴォイス」に圧倒された。「60歳で紅白出場」「人生に飽きない」「人に優しく自分に優しく」「新曲作詞」。年を取ったからこそ見える「自分の本当にやりたいことが明確になった」という言葉に共感した。僕自身もそうだが人間は「死」に向かって生きてる。「死」までに「何をするか」、僕も挑戦する気持ちを失わない努力をしたい。






『野田幹子伝説』①
『野田幹子伝説』②
『2012 香音な再会 ~25th Anniversary Special~』
『ゲンスブール・ナイト 2013』
『野田幹子伝説』③
『2013 香音な夜会 Vol.12 ~Colorful tear drops~』
『@神楽坂♪ 2014』
『2014 香音な夜会 Vol.13 Birthday Live』
『2015 香音な夜会 Vol.14 ~50th Birthday Special ~』
『白金台Canonラスト・ライブ 2016』
[Next]

画像 2015年12月