野田幹子ライブ2016『野田幹子 バースデーコンサート 香音な夜会』 | やりすぎ限界映画入門

やりすぎ限界映画入門

ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■野田幹子


■第2稿 2019年 6月7日 版

[野田幹子ライブ2016『野田幹子 バースデーコンサート 香音な夜会』体験記]


■『毎日新聞』より

今年で「Vol.15」となる『香音な夜会』が11月6日に行われた。来年「デビュー30周年」の皮切りとして銀座の「ラウンジZERO」が会場に選ばれた。今年は『毎日新聞』の記事掲載や『泣き顔』に続く「新曲」完成など、精力的な活動の年だった。「歌手」と「ソムリエ」との両立が、世の評価を受ける時がきたのかもしれない。かなり「絶好調」だった「ベルベット・ヴォイス」。「年齢不詳」と化した「若さ」に観客は度肝を抜かれ圧倒された。

[第1部]

1『恋する気持ち -コンクリート&クレイ-』
2『Empty Bottle -room 402-』
3『この駅から』
4『With You!』
5『泣き顔』
6『素直になりたい』
7『太陽・神様・少年』


[第2部]

8『Singin' In The Snow』
9『ストライプの夏・チェックの冬』
10『冷たい風、暖かい風』
11『駆けてみよう』
12『寂しい私を知らないで』
13『Hope』
14『泡の人』(新曲)
15『ウイスキーが、お好きでしょ』
16『Petit Bijou ~小さな宝物~』


[第1部「30年来のファン」]



「永遠のおっちょこちょい野田幹子です」の言葉に笑いが響く。伴奏のタイミングを間違え「やり直し」はもはや「当たり前」。演奏のサントリィ坂本さんとの漫才のような掛け合いもお馴染みの光景となった。歌手も観客も「飲みながら楽しむ」ライブが野田さんのスタイル。「ワイン片手」の「大人の夜会」はとてもリラックスできる空間だ。

『恋する気持ち -コンクリート&クレイ-』『この駅から』『ストライプの夏・チェックの冬』『冷たい風、暖かい風』。「第1部」「第2部」を含め初めてライブで聴く曲が4曲。1曲目の『恋する気持ち -コンクリート&クレイ-』では「どのアルバムだったかしら」「この中に2人ぐらいわかる人がいる」と会場に質問が投げ掛けられた。

「30年来のファン」として僕と共に幹子お姉さまのライブに参加してる「Y氏」。「Y氏」と僕は2012年に「新生・野田幹子ファンクラブ」を結成。会長は「Y氏」で会員は僕しかいない。「どのアルバムだったかしら」の答えは『ハッピー・エンドが好き』だ。質問に答えられなかった「2人」は「ラウンジZERO」での「間違えることができない」「プレッシャー」に「ビビった」と後から話した「2人」はこの時点ですでに漏らしてた。

[第2部「新曲」『泡の人』]



『泣き顔』に続く新曲『泡の人』の初お披露目が今回最大のイベントとなった。

「作詞」は『新世紀エヴァンゲリオン』の『残酷な天使のテーゼ』及川眠子先生。会場にいた全員が漏らしてしまった。また会場にいた及川先生の姿に全員がパンツについてしまった。さらにゲストで参加した杉真理さん、石井明美さんと『ウイスキーが、お好きでしょ』を3人で歌う姿は滅多に見れるものではない。

休憩を挟んだ「第2部」では「Y氏」と合流。「Y氏」の計らいで「最前列」の席に移動して新曲『泡の人』を聴くことができた。いつもながら「Y氏」の「助け」にも感謝したい。『Singin' In The Snow』から『Petit Bijou ~小さな宝物~』の9曲を「ラウンジZERO」でも「超至近距離」で体感。ベロンベロンの「酔っ払いおやじ」と化す以外もはやなす術はなかった。

[「第1部」「第2部」を通して「隠れた名曲」]



『New Look』より『ストライプの夏・チェックの冬』。『蒼空の一滴 ‐ひとしずく‐』より『冷たい風、暖かい風』。アルバムに収録されたあまり有名ではない「隠れた名曲」。ライブで聴くとCDとは違う聴こえ方をするのは不思議だ。あまり注目してなかった「隠れた名曲」の魅力にはっと気づかされる。

「隠れた名曲」『Empty Bottle -room 402-』『駆けてみよう』は「D.B.G.野田幹子ベスト10」(2013年 7月15日 版)の「18位」「16位」だが、『ハッピー・エンドが好き』の『恋する気持ち -コンクリート&クレイ-』、『CUTE』の『この駅から』は改めてその魅力に気づかされた。ここにライブの面白さがある。

[「自分でできることをコツコツ頑張ろう」]



「本当は女優になりたかった」。たくさん「やりたいこと」が溢れ出てるようだ。「自分でできることをコツコツ頑張ろう」と「一人自家発電」な心境を力強く語った。「やりたいこと」に向かって生きる人間の姿はとても輝いて見える。『泡の人』を「完成」させた「情熱」に魂を撃たれた。

「自分でできることをコツコツ頑張ろう」。これは僕も同じ。「最期まであきらめずに続けること」ができる人間にしか、「やりたいこと」は実現できないかもしれない。僕も「自分でできることをコツコツ頑張ろう」と思う。






[Previous]
『2016 香音な夜会 Vol.15 バースデーコンサート』
『Our Awa Hour コンサート 2017』
『2017 香音な夜会 Vol.16 野田幹子 Birthday Live』
『2018 野田幹子コンサート Canon et l'ete』

画像 2016年11月