飲むぞ!と言われて酒に付き合わされ小一時間。
意識が朦朧としているのを自覚しながらどうにか黒の騎士団メンバーの話しに受け答えしていた。
「馬鹿野郎!そーじゃねーんだよ。」
玉城は絡み酒。
「ゼロ、私が必ずや白兜を抑えてみせます!」
カレンは何やら高らかに宣言している。
他のメンバーも、普段からは想像もつかないような行動をとっている。
一応補足しておこう。
今現在、正気を保っている黒の騎士団メンバーはいない。
何故なら、酒に強いメンバーが今回に限っていなかったからだ。
取り敢えず、この状況で深く物を考えても仕方ないので、今だけはその場の空気に酔いしれておくことにした。
「ま、こういうのもたまには…。」
いいかもな、とライは思った。
二日酔いに悩まされるまでは。
「何で皆ケロッとしてるんだー。」
自分は二日酔いで苦しんでいるのに、自分以上に飲んでいた人が元気そうなのを見て、そんな言葉を口にせずにはいられなかった。
「プリン?」
「そう、ルルーシュってプリンが好きなの。」
珍しくシャーリーが僕の部屋に来たと思ったら、突然一緒にプリンを作ってくれと頼まれた。
「ふぅん…別に構わないよ。」
「有難う!材料はもうキッチンに用意したから行こう。」
「うん。」
こうしてシャーリーとのデザート作りが決定した。
これが悲劇の幕開けだったとも知らずに。
プリン一個の苦悩
「キャァアアア!!!」
隣からあがった叫び声に背を震わせながら横を見ると、キャラメルが出来るはずだった鍋の中身を炭にしてしまったシャーリーがいた。
正直ここまで料理が不得意だったとは思わなかった。
プリンのもとをカップに注げ無いので、どうにか変にならないようにしながら、またシャーリーにキャラメルを作るよう促した。
「弱火でゆっくり…そう……今上げて!すぐにカップに注ぐ!」
どうにかカップにキャラメルを入れ、その上にプリンのもとを注ぐ。
あとは蒸したら完成だ。
「上手くできてたらいいな。」
「大丈夫だよ、ライもいたんだし。」
蒸気があがる蒸し器からプリンが出てくるまであと少し。
「そう、ルルーシュってプリンが好きなの。」
珍しくシャーリーが僕の部屋に来たと思ったら、突然一緒にプリンを作ってくれと頼まれた。
「ふぅん…別に構わないよ。」
「有難う!材料はもうキッチンに用意したから行こう。」
「うん。」
こうしてシャーリーとのデザート作りが決定した。
これが悲劇の幕開けだったとも知らずに。
プリン一個の苦悩
「キャァアアア!!!」
隣からあがった叫び声に背を震わせながら横を見ると、キャラメルが出来るはずだった鍋の中身を炭にしてしまったシャーリーがいた。
正直ここまで料理が不得意だったとは思わなかった。
プリンのもとをカップに注げ無いので、どうにか変にならないようにしながら、またシャーリーにキャラメルを作るよう促した。
「弱火でゆっくり…そう……今上げて!すぐにカップに注ぐ!」
どうにかカップにキャラメルを入れ、その上にプリンのもとを注ぐ。
あとは蒸したら完成だ。
「上手くできてたらいいな。」
「大丈夫だよ、ライもいたんだし。」
蒸気があがる蒸し器からプリンが出てくるまであと少し。
「ノネットさん。」
あいつに名前を呼ばれる。
綺麗な心地良い声で。
優しい瞳をして顔は幸せそうで、見ているこっちまで穏やかになる。
「ノネットさん?寝てるんですか?」
私に彼が近寄ってくる気配がする。
やわらかな気配。
狸寝入りを決め込むつもりだったのに、彼が微笑んでいるから目を開けるタイミングを失ってしまった。
でもいい。
ライは逃げやしないから。
あいつに名前を呼ばれる。
綺麗な心地良い声で。
優しい瞳をして顔は幸せそうで、見ているこっちまで穏やかになる。
「ノネットさん?寝てるんですか?」
私に彼が近寄ってくる気配がする。
やわらかな気配。
狸寝入りを決め込むつもりだったのに、彼が微笑んでいるから目を開けるタイミングを失ってしまった。
でもいい。
ライは逃げやしないから。
「初めまして、ライです。」
そう言ったライの瞳に は何も映っていないように見えた。
彼が転入して来てから一週間。
まだ誰とも打ち解けられていない。
そんな彼が気がかりで、ついつい声をかけてしまうスザクだった。
「ねぇ、昼一緒にどう?」
「迷惑だろ?」
「そんな事無いから。それとも用事があるとか?」
そう言うと、ライは少し焦った顔をして、そして軽く首を振ってスザクを見た。
「分かった、一緒に…。」
何だかんだ言ってそう返事をしてくれるライをスザクは気に入っていた。
「ルルーシュ御免、待った?」
ライと共に席につく。
「いや、今来たところだ。」
「そう?それならいいんだけど。」
「それよりライ、スザクの相手は大変だろ?」
にやりと意地の悪い笑みでルルーシュが言うと、ライはふるると首を横に振って、ふわりと笑った。
「スザクと居るのは楽しい。」
その笑顔を見て、二人は固まってしまった。
それを不思議そうにライは見ながら弁当の蓋を開けた。
そう言ったライの瞳に は何も映っていないように見えた。
彼が転入して来てから一週間。
まだ誰とも打ち解けられていない。
そんな彼が気がかりで、ついつい声をかけてしまうスザクだった。
「ねぇ、昼一緒にどう?」
「迷惑だろ?」
「そんな事無いから。それとも用事があるとか?」
そう言うと、ライは少し焦った顔をして、そして軽く首を振ってスザクを見た。
「分かった、一緒に…。」
何だかんだ言ってそう返事をしてくれるライをスザクは気に入っていた。
「ルルーシュ御免、待った?」
ライと共に席につく。
「いや、今来たところだ。」
「そう?それならいいんだけど。」
「それよりライ、スザクの相手は大変だろ?」
にやりと意地の悪い笑みでルルーシュが言うと、ライはふるると首を横に振って、ふわりと笑った。
「スザクと居るのは楽しい。」
その笑顔を見て、二人は固まってしまった。
それを不思議そうにライは見ながら弁当の蓋を開けた。
セ「みなさん、こんにちは。通称、特派のセシルです。」
ラ「同じくライです。セシルとライのお料理教室の時間です。さっそくですが、今日は…。」
セ「イレブンの伝統食、おにぎりです。」
ラ「おにぎり…ですか。だいたいの人が簡単に作れる料理ですね。」
セ「そうね。皆簡単にできるわ。」
ラ「は…はは。それでは用意する物の紹介です。」
セ「御飯、水、砂糖、海苔、中に入れる具は今回はブルーベリージャムです。」
ラ「……やっぱり。ちなみに僕は、御飯、水、塩、海苔、梅干しを使います。」
セ「あら?どうして?」
ラ「……………。さぁ、さっそく作りましょう。」
セ「?えぇ。」
ロ「うーわー、セシル君が…。」
ス「ライ、君が正しい日本のおにぎりを紹介してくれて嬉しいよ。」
ロ「そういう問題?」
ス「取り敢えずは。」
セ「できあがりね!」
ラ「あ…はい。…ところでコレ、誰が(セシルさんのおにぎり)食べるんですか?」
セ「ロイドさんとスザク君よ。」
ラ「へ…へー。ソウナンデスカ。」
セ「あら、大丈夫?」
ロ「セシル君とー、ライ君が作ったのが同じ皿に。どっちが安全?」
ス「この危険な(甘い)香りがする方がセシルさんのですよ。」
ロ「………スザク君。」
ス「何です?」
ロ「どっちから食べる?」
ス「ライのから…セシルさんのは食べたら先が無い気がしますから…。」
ロ「君もさー、酷い事言うよねー。」
ス「ははははは。」
セ「美味しいですか?」
ロ・ス「「…不思議な味がします。」」
ラ「水のおかわりがいりそう…だな。」
ラ「同じくライです。セシルとライのお料理教室の時間です。さっそくですが、今日は…。」
セ「イレブンの伝統食、おにぎりです。」
ラ「おにぎり…ですか。だいたいの人が簡単に作れる料理ですね。」
セ「そうね。皆簡単にできるわ。」
ラ「は…はは。それでは用意する物の紹介です。」
セ「御飯、水、砂糖、海苔、中に入れる具は今回はブルーベリージャムです。」
ラ「……やっぱり。ちなみに僕は、御飯、水、塩、海苔、梅干しを使います。」
セ「あら?どうして?」
ラ「……………。さぁ、さっそく作りましょう。」
セ「?えぇ。」
ロ「うーわー、セシル君が…。」
ス「ライ、君が正しい日本のおにぎりを紹介してくれて嬉しいよ。」
ロ「そういう問題?」
ス「取り敢えずは。」
セ「できあがりね!」
ラ「あ…はい。…ところでコレ、誰が(セシルさんのおにぎり)食べるんですか?」
セ「ロイドさんとスザク君よ。」
ラ「へ…へー。ソウナンデスカ。」
セ「あら、大丈夫?」
ロ「セシル君とー、ライ君が作ったのが同じ皿に。どっちが安全?」
ス「この危険な(甘い)香りがする方がセシルさんのですよ。」
ロ「………スザク君。」
ス「何です?」
ロ「どっちから食べる?」
ス「ライのから…セシルさんのは食べたら先が無い気がしますから…。」
ロ「君もさー、酷い事言うよねー。」
ス「ははははは。」
セ「美味しいですか?」
ロ・ス「「…不思議な味がします。」」
ラ「水のおかわりがいりそう…だな。」
最悪だ。
最悪な時に居合わせた。
どうしてこんな時にコーネリア様は僕を呼び出したんだ。
「ライ、お久しぶりですね。」
にこり、と花が咲くような笑みをうかべたのはユーフェミア様。
「いきなり呼び出してすまないね。君に用があってね。」
裏が有りそうな微笑を浮かべたのはシュナイゼル様。
「すまないな。」
二人の後で申し訳なさそうにしているのがコーネリア様。
「な…。」
僕は唖然としていたため声が出なかった。
「お願いがあるのです。」
ユーフェミアは手を胸の前で組んだ。
「何でしょう。」
「私たちをアッシュフォード学園に案内して欲しいんだ。」
シュナイゼルは微笑んでいる。
「護衛…ですか?」
「違うぞ。」
コーネリアは溜息をつきながら言った。
「二人はそれぞれ用があるから入るのにお前がいて欲しいとの事だ。」
へぇ…、そうなんですか。話しがいっこうに見えないんですが…。
「お願いします。」
ユーフェミアは潤んだ瞳で見てくる。スザクに頼めばいいんじゃ…?
「私からもお願いするよ。」
それお願いじゃないです。命令でしょ?
「ライ……。」
睨まないで下さいよコーネリア様、八つ当たりですね!
「分かりました。」
僕がそう言うと、ユーフェミアは跳ねて喜んだ。
シュナイゼルは楽しそうだ。
――問題を起こさないで下さいよ――
ただ、そうライは思っていた。
最悪な時に居合わせた。
どうしてこんな時にコーネリア様は僕を呼び出したんだ。
「ライ、お久しぶりですね。」
にこり、と花が咲くような笑みをうかべたのはユーフェミア様。
「いきなり呼び出してすまないね。君に用があってね。」
裏が有りそうな微笑を浮かべたのはシュナイゼル様。
「すまないな。」
二人の後で申し訳なさそうにしているのがコーネリア様。
「な…。」
僕は唖然としていたため声が出なかった。
「お願いがあるのです。」
ユーフェミアは手を胸の前で組んだ。
「何でしょう。」
「私たちをアッシュフォード学園に案内して欲しいんだ。」
シュナイゼルは微笑んでいる。
「護衛…ですか?」
「違うぞ。」
コーネリアは溜息をつきながら言った。
「二人はそれぞれ用があるから入るのにお前がいて欲しいとの事だ。」
へぇ…、そうなんですか。話しがいっこうに見えないんですが…。
「お願いします。」
ユーフェミアは潤んだ瞳で見てくる。スザクに頼めばいいんじゃ…?
「私からもお願いするよ。」
それお願いじゃないです。命令でしょ?
「ライ……。」
睨まないで下さいよコーネリア様、八つ当たりですね!
「分かりました。」
僕がそう言うと、ユーフェミアは跳ねて喜んだ。
シュナイゼルは楽しそうだ。
――問題を起こさないで下さいよ――
ただ、そうライは思っていた。
皇帝により記憶をライは失い、過去の記憶のみあるという設定です。
「殺しはしない。」
ロロは横たわり気絶したライを抱え上げると振り返った。
「この人を連れて帰っても?」
それを聞いたV.V.は微笑んだ。
「もちろん好きにしていいよ。」
うっすらと目を開けるとそこには、二つの小さな人影。
「おはよう。目が覚めた?」
ライは目の前にいるV.V.と、茶髪の少年を見た。
「ここは?V.V.私は眠りについたはずじゃ…。」
「うん。そうだよ、けど目覚めた。君が必要だから。」
V.V.はライに寄ると顎をとらえ、微笑した。
ライの瞳は悲しげに歪む。
「…私に何をしろと言うんだ…V.V.…。」
「まだ内緒。…紹介しよう、ロロだよ。」
茶髪の少年がライの前に歩み出た。
「初めまして、僕等の共犯者。」
そう言ったロロを見たライは、何故か逃れられない複雑に入り組んだ感情が沸き上がった。
そして大きな喪失感が頭によぎっていた。
「殺しはしない。」
ロロは横たわり気絶したライを抱え上げると振り返った。
「この人を連れて帰っても?」
それを聞いたV.V.は微笑んだ。
「もちろん好きにしていいよ。」
うっすらと目を開けるとそこには、二つの小さな人影。
「おはよう。目が覚めた?」
ライは目の前にいるV.V.と、茶髪の少年を見た。
「ここは?V.V.私は眠りについたはずじゃ…。」
「うん。そうだよ、けど目覚めた。君が必要だから。」
V.V.はライに寄ると顎をとらえ、微笑した。
ライの瞳は悲しげに歪む。
「…私に何をしろと言うんだ…V.V.…。」
「まだ内緒。…紹介しよう、ロロだよ。」
茶髪の少年がライの前に歩み出た。
「初めまして、僕等の共犯者。」
そう言ったロロを見たライは、何故か逃れられない複雑に入り組んだ感情が沸き上がった。
そして大きな喪失感が頭によぎっていた。
「何で僕の部屋で仕事するんですか?」
突然押しかけて来たノネットに尋ねると、彼女は目線を書類から離さないまま口を動かした。
「ここでやりたかったから。」
それだけ言うと、忙しくペンを走らせる。
ひまだな…と思い見つけたのはノネットが参考資料のために持ってきた、使われそうに無い本達。
その一冊を手に取ると読み始めた。
ナイトメア、政治、軍についての事が書いてある。
ナイトメア…妙になつかしくて、寂しさが胸に宿った。
「乗りたいのか?」
声がしたので顔をあげると、機嫌よさそうに笑うノネットが目にうつった。
「……何で分かったんですか?」
「ライの事だからな。」
乗れるように手続きしてやるから楽しみにしておけよ。そう言ってノネットは書類をまとめると部屋から出て行った。
「…結局何しに来たんだ?」
と言いつつも、最後にノネットが残した言葉の意味を考えるだけで、笑いが込み上げてくるのを止められない自分がいるのをライは感じていた。
突然押しかけて来たノネットに尋ねると、彼女は目線を書類から離さないまま口を動かした。
「ここでやりたかったから。」
それだけ言うと、忙しくペンを走らせる。
ひまだな…と思い見つけたのはノネットが参考資料のために持ってきた、使われそうに無い本達。
その一冊を手に取ると読み始めた。
ナイトメア、政治、軍についての事が書いてある。
ナイトメア…妙になつかしくて、寂しさが胸に宿った。
「乗りたいのか?」
声がしたので顔をあげると、機嫌よさそうに笑うノネットが目にうつった。
「……何で分かったんですか?」
「ライの事だからな。」
乗れるように手続きしてやるから楽しみにしておけよ。そう言ってノネットは書類をまとめると部屋から出て行った。
「…結局何しに来たんだ?」
と言いつつも、最後にノネットが残した言葉の意味を考えるだけで、笑いが込み上げてくるのを止められない自分がいるのをライは感じていた。
「あー…、ノネットさん?」
ライは困った顔をしながらノネットに話し掛けた。
「何だ?」
「どうして僕のベットで寝るんですか?」
ノネットはごろりと身体を転がすと、軽やかに起き上がりライに笑いかけた。
「しばらくライとは会えないから今のうちに…と思ってな。」
「…今回はどこへ?」
「EUだ。」
ノネットはライの近くまで来ると、すっかり長くなった髪を掻き回した。
「うわっ。」
「大丈夫。」
それだけ言ってライの髪に唇を寄せた。
その行動にライは顔を紅くしながら目線をそらす。
「普通、僕がノネットさんにする事ですよ。」
「何を言う、ライは私の嫁だぞ。」
にやりと笑ったノネットはそのままライの口を唇でふさいだ。
「…ん…ふぁっ。」
「可愛いなぁ…。」
そう呟き、また口を重ね合わせる。
ライはノネットが満足するまで付き合った。ライもそれで幸せを得ていたから。
ライは困った顔をしながらノネットに話し掛けた。
「何だ?」
「どうして僕のベットで寝るんですか?」
ノネットはごろりと身体を転がすと、軽やかに起き上がりライに笑いかけた。
「しばらくライとは会えないから今のうちに…と思ってな。」
「…今回はどこへ?」
「EUだ。」
ノネットはライの近くまで来ると、すっかり長くなった髪を掻き回した。
「うわっ。」
「大丈夫。」
それだけ言ってライの髪に唇を寄せた。
その行動にライは顔を紅くしながら目線をそらす。
「普通、僕がノネットさんにする事ですよ。」
「何を言う、ライは私の嫁だぞ。」
にやりと笑ったノネットはそのままライの口を唇でふさいだ。
「…ん…ふぁっ。」
「可愛いなぁ…。」
そう呟き、また口を重ね合わせる。
ライはノネットが満足するまで付き合った。ライもそれで幸せを得ていたから。
「こうも雨だとげんなりするな・・・。」
ライは外を見て溜息をこぼした。
此処一週間の空模様は雨。ずっと雨。
スザクが教えてくれたのだが、この時期を『梅雨』というそうだ。
「なーに、あなたは私とお仕事したくない?」
大量の仕事(明日締め切りの物)を目の前に的外れな事を言うミレイにライは苦笑した。
「違いますよ。こう毎日雨が振ると憂鬱な気分になるなと思って。」
しとしと雨は降り続く。
「確かにそうよねー。」
くるくるとシャーペンを回しながらミレイは考えを廻らせた。
「何かパッとするような事をして気分転換しない?」
「えっ?」
ミレイは立ち上がると、ライの腕をとって生徒会室から飛び出した。
ライは外を見て溜息をこぼした。
此処一週間の空模様は雨。ずっと雨。
スザクが教えてくれたのだが、この時期を『梅雨』というそうだ。
「なーに、あなたは私とお仕事したくない?」
大量の仕事(明日締め切りの物)を目の前に的外れな事を言うミレイにライは苦笑した。
「違いますよ。こう毎日雨が振ると憂鬱な気分になるなと思って。」
しとしと雨は降り続く。
「確かにそうよねー。」
くるくるとシャーペンを回しながらミレイは考えを廻らせた。
「何かパッとするような事をして気分転換しない?」
「えっ?」
ミレイは立ち上がると、ライの腕をとって生徒会室から飛び出した。