飲むぞ!と言われて酒に付き合わされ小一時間。
意識が朦朧としているのを自覚しながらどうにか黒の騎士団メンバーの話しに受け答えしていた。
「馬鹿野郎!そーじゃねーんだよ。」
玉城は絡み酒。
「ゼロ、私が必ずや白兜を抑えてみせます!」
カレンは何やら高らかに宣言している。
他のメンバーも、普段からは想像もつかないような行動をとっている。
一応補足しておこう。
今現在、正気を保っている黒の騎士団メンバーはいない。
何故なら、酒に強いメンバーが今回に限っていなかったからだ。
取り敢えず、この状況で深く物を考えても仕方ないので、今だけはその場の空気に酔いしれておくことにした。
「ま、こういうのもたまには…。」
いいかもな、とライは思った。
二日酔いに悩まされるまでは。
「何で皆ケロッとしてるんだー。」
自分は二日酔いで苦しんでいるのに、自分以上に飲んでいた人が元気そうなのを見て、そんな言葉を口にせずにはいられなかった。