山口の神社仏閣★眷龍寺編 | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。




ナビが・・・うちの車のナビが!周防大島にある下田八幡宮の住所を入れたのに、なぜか山の方に連れて行ってくれて見事に迷ってしまったRieruです★

え?下田八幡宮には、1度行った事があるって言っていたのに・・・?

ぼ〜っとしていて、ナビに従ったわけですよ。今までも変な場所に連れて行かれたことが多々ありました。やばいな、と思って引き返そうとしたら、目の前に立派なお寺が見えてきたじゃないですか!


興嶽山 眷龍禅寺・・・眷龍寺!
ちょうどターン出来るし、寄らせていただきます!
つまり、前記事の下田八幡宮の前に訪ねたわけです。迷って、こんな素敵なお寺に立ち寄らせて頂けるなんて、まさに怪我の功名☆


イテテ


(ポジティブ過ぎて引く)


車を大師堂横に置かせて貰い、素晴らしい石段を見らながら楼門の方に向かいました。
楼門前には、下がり藤の瓦が。


藤紋はご存知、上がり藤と下がり藤がありますが、下がり藤の方が古いんですよね。
こちらのお寺も、相当古いような気がします。

お?何、この瓦のモチーフは?


波に揉まれる・・・月?

・・・シャチホコなんですよね、きっと。


多分シャチホコ︰「です!」

楼門を後ろから。2階に鐘があり、本当に立派。


ハシゴがあって2階に上がれそうでしたが、我慢。
万が一の事があったら、車の運転は誰が?


イテテ


(てかそんな事で迷惑かけられません)


それにしても、本当に良い瓦。


結構古い瓦のはずなのに、返ってまたそれがいい。

本堂の彫刻も見事な限り。


後に調べてみると、門井宗吉(兄)と友祐(弟)の仕事らしいです。


本堂の中の欄間も素晴らしいようですが、外側にあるのも見れてラッキー。
ナビが暴走しなければ出会えたかったので、不本意ながら感謝です。


見ていて気持ちの良い彫りですよね。


本堂の中へはお邪魔出来ませんでしたが、情報としては宗派は曹洞宗で、御本尊は聖観世音菩薩だそうです。
そして周防大島88ヶ所霊場の第61番目になるのだとか。

ここから海が見えます。


ふと。何気にお堂の階のへりに刻まれた文字が目に入りました。


大正6(1919)年8月・・・第1次世界対戦が終わった翌年ですね。もう100年も経ったんですか。
施主は後藤米吉さんらしいです。

わっ。


この角の部分の処理、好き。初めて見ました。

大師堂も拝見させていただきましょう。


こちらの屋根瓦も素晴らしいです。

年季の入った、現役のタイル地の流し台。


みがわり地蔵尊さんもいらっしゃるんですね。

こんな小さな場所でも手を抜くことなく、しっかりとした彫刻が。


最近、この虹梁を見つけると、まるで宝物を見つけたような気持ちになります。 

こちらのお寺のことを知りたくて、後に検索してみたら、こんな情報が私の目に飛び込んできました。
『龍と鳳凰に逢いに行く』という書籍が、くるとんさんから販売されるという!内容は周防大島に遺る社寺彫刻というから見逃せません。秘話や彫刻がアップされた写真、素人が簡単に入れない場所の彫刻なども掲載されているに違いありません♡

てか、“2020年の春”発売って4月から春?正確にはいつ?何月何日何時何分ー?

・・・子どもか。


アイタタタ


(発売されたら絶対に購入しますから!←とりあえず落ち着け)



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