このご時世だから、友人らとワイワイガヤガヤの旅は控えようかな〜ってか、だいたいひとり旅じゃないか!
イテテ
そんな最近のひとり旅は周防大島町でした。
リニューアルした道の駅から近くの下田(したた)八幡宮へ。
この辺りは昔、下田と呼ばれていたようです。
実は以前訪ねたことがあるので、懐かしさがあるのですが、その時は初秋(?)だったので蚊に悩まされたのを思い出しました。(その日はちょうど地域の方が大掃除されていて撮影するのも悪い気がし、参った後すぐに下山)
この日はとても静か。
この鳥居から後ろに下がってみると、かなり立派な石灯篭があります。
文化3(1806)年と刻まれていました。この辺りまで海だったのだとか。
長い階段を上がっている時に、ふと『宮本』という名前が確認出来ました。
ご存知、この下田八幡宮は、周防大島出身の民俗学者の宮本常一先生のご実家が近くにあるんですよね。
直接常一先生と関係は無いかもしれませんが、ドキッとしました。
有名な話しで、ここの八幡宮には『宮ホーホー』という妖怪がいるんですよね。
常一先生が祖父の寝物語に聞いて、その妖怪を夢に見たそうです。
この森には宮ホーホーという化物がいると祖父の寝物語にきいて、夢に見たこともある。宮の鳥居をくぐると、四二段の石段があるのだが、宮ホーホーはその上のほうに腰をかけ、その足は石段の下まで届いていた。白い着物をきて、にたにた笑っていたのである。何となく恐ろしかった。(家郷の訓/宮本常一著)
確かに・・・何かいてもおかしくないような鎮守の森の中に八幡宮はあります。
しかし、ホーホーと鳴く?妖怪って。白い着物を着た顔面がフクロウっぽい巨人なんですかね。創り話にせよ、夜中に参るとこの妖怪が今でもここに実在しているような気になるぐらい静まり返っています。
そんな話を思い出しながら石段を上り切ったら、左手に石垣と石灯篭がズラリ☆
立派な玉垣!
先にあるお社を左折すると、やっと拝殿を見ることが出来ました。
(つまり左手に神殿も見えていたということに)
これまた、立派な拝殿でありますよ。
・・・彫刻に魅入り過ぎて、参拝せずじまい。
アイタタタ
(この罰当たりが!)
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