ここ最近、ファンデーションを塗らなくなり、鏡を見る度に現実を突き付けられているRieruです★
女も40代半ばになってくると、肌のシミシワたるみが気になってきますね。
大丈夫、マスク付ければそんなもの見えないわ。(現実逃避)
飛沫を飛び散らさないようにする目的ばかりではなく、お肌が汚いのを隠せるなんて一石二鳥♪と言っている女は、昨年行った山陰旅行ではまだマスクを付けていませんでした・・・ので、ファンデーション厚っ!
イテテ
出雲市にある出西窯で、素敵な器と巡り逢うべく物色中、所々に飾られた藁のお飾りが気になりました。
可愛い鶴亀♡そして尾が稲穂!
屋外に飾ったら、スズメがホバリングしながら、啄むヤツですね!
チュン チュン♪
鶴亀︰「あ〜れ〜、やめて〜!尻尾が痛い!」
しかし、姿形(すがたかたち)は同じでも、壁に掛けられているのと下に置かれているのでは、まるで見方が違いますね。
どことなく虫に見えるのは私だけでしょうか?
鶴亀︰「失敬な!」
お相撲さんの廻(まわ)しっぽく見えるお飾りもありました。
『笑角』の木札・・・熊本県天草市にある『丸尾焼窯元』さんを思い出します。
わぁ〜、こちらは『鳥のお飾り』ですよ。
“鳥”って何の鳥?って思いますが、鶴や鶏・・・諸説あるそうなので、自分が思い浮かばれた鳥で納してください。
おお、これは亀付きの『宝珠』!
かつては九州や山口で見られたしめ縄飾りだそうです。なんて素敵な形。
おお、これは!『めがね飾り』!
岡山県に多いしめ縄飾りだそうですよ。ユニークな形ですね。
てか、よう知っちょるね〜?
じつは旅行の前に図書館新刊の棚に、しめ飾りの本があり、借りて読ませていただいたもので。
『しめ飾り 造形とその技法︰藁を綯い、春を寿ぐ/ことほき』
ことほき・・・2人のクリエーター(鈴木安一郎と安藤健浩)が日本の民芸と稲作文化に魅了され、2011年に立ち上げた『しめ飾り』作りプロジェクトです。
祝いの言葉、『言祝ぐ(ことほぐ)』・・・『言祝ぎ(ことほぎ)』・・・『寿ぎ(ことほぎ)』『寿(ことぶき)』の意味と響きから名付けられたのだとか。
カラーで分かりやすく、丁寧に作り方まで載っていました。
そりゃあ、本を読んだ後だったら、人一倍食いつきますよね!
一生大切に使おう♪と思って器を探しているのに、壁にはとんど焼きで燃やされる運命にあるしめ飾り。
その2つの対比に切なくなります。
(伊勢地方では木札付きのしめ縄を一年中掲げておられる家もありますが)
天岩戸(あまのいわと)伝説がしめ縄のルーツであるとか、『蘇民将来(そみんしょうらい)』などの話も興味深いものがあります。
ちょっと小休止。一気にたくさんの陶芸品や民藝品を見て疲れたら、テーブルに置かれた生姜糖をひとつ、いただきましょう。
木綿街道にあった、來間屋生姜糖本舗さんのものですね♪
・・・ひとり、ひとつですよ?友人2人が遠慮したからと言って、3つ食べちゃあダメですよ?
イテテ
(もちろん、ひとつしかいただきませんでした!)
さて、蘇民将来子孫の件ですが、このような伝説があるそうです。
素戔嗚尊(スサノオノミコト)が、姉の天照大神(アマテラスオオカミ)に会うため南海へ向かって行ってる時に、蘇民将来・巨旦(こたん、ごたんとも)将来という兄弟の地に立ち寄りました。
2人に1晩泊めてもらえないか尋ねたところ、裕福な巨旦は断り、貧しい蘇民の方が泊めてあげたとのこと。
素戔嗚尊は蘇民の優しさに感激し、
「この先、悪い病気が流行った時は、蘇民将来の子孫であると言い、茅(ち)の輪や茅(かや)、藁を束ねて作った大きな輪を腰に着けなさい。そうすれば病気にならないから。」
と言って、去ったそうです。
そのため現在、その地の伊勢地方では、『蘇民将来子孫(家門)』と書いた札を付けたしめ縄を飾っているのだとか。(牛頭天皇説や、話の続き有り☆)
なるほど、それで一年中飾っているというわけですね。
可愛いしめ縄飾りは、ずっと飾っておきたいな〜。
出西窯にはまだまだ別の種類の飾りがあったのですが、恐らく1番高い場所に飾られていた鶴亀・・・だけと、一瞬虫に見えて本気で驚いた、40代女性。
アイタタタ
(鶴亀︰「またオマエか!」)
女3人山陰旅 2日目
木綿街道→宇美神社(平田天満宮・金屋子神社)→宇美神社(燈籠と楼門 一式飾)→宇美神社(狛犬・平田稲荷)→來間屋生姜糖本舗→岡茂一郎商店→本石橋邸→一式飾とは?→鶴華 波積屋→出西窯→『しめ縄飾り』→ル コンションドール出西→島根のお土産★