皆様、如何お過ごしでしょうか?
毎日、底冷えしますねー。
20代の頃から末端冷え性のワタクシ。
「えっと、足先に冷却シートでも貼っていたかしら?」と錯覚する位です(笑)
只今2月、名古屋の御園座では宝塚星組公演『王家に捧ぐ歌』が公演中!
この作品・・・初演星組は劇場で観劇して、再演宙組はCSで拝見させて頂きました。
(ちなみに、原作であるオペラ『アイーダ』のDVDも持っています)
素敵だったー
作品の世界観も好きー!
宝塚の初演のラダメスはわたるくん(湖月わたるさん)、アイーダはとうこちゃん(安蘭けいさん)。
今回の御園座公演では、お衣装・かつら・舞台セット等も以前とは雰囲気が異なる部分もあり、新たな試みですね
千秋楽まで無事に駆け抜けられるよう、ご活躍を祈っています。
さて、真面目な記事が多くなりがちなので、たまには息抜きになるお話を
時折、
『受験には魔物が潜む』とか、耳にしませんか?
皆様は ご経験ありますでしょうか?
私ね 実は、
魔物に遭遇した年があったんですよ…
そう、あれは夢が叶わなかった年の、入試当日の出来事。
今回はご好評の波瀾万丈ストーリー、
『私が宝塚受験生だった頃』を久しぶりにお届けします。
私が受験したのはかなり前ですし、こちらのシリーズは入試の参考というよりは、マイストーリー(プロフィール紹介)の様な気持ちで、毎回綴っております。
では、第13話【運命の歯車】です。
入試当日の早朝、まだ外は真っ暗。
宿泊したホテルにて、自分で髪型作り。(前髪アップのシニヨン)
今迄、毎日のお稽古で当たり前のように、
何百回も結ってきたおだんごヘアーです
ところが・・・
何故かこの日に限って、思う様に髪型がセットできない。
いつも1回めか2回めで、ピシッと決まるのに。
何度作り直しても、納得できる髪型にならなーい!
70点位のシニヨンに感じる。
おそらく客観的にみたら、そこそこ綺麗なシニヨンができていたと思いますが(笑)
でもこの時は、自分なりの美意識がOKを出さなかった。
髪型を何度も作り直したけれど、自分的には70点位の髪型でタイムリミットに。
たぶん、髪型を作る手が無意識に緊張していたのかもね。
これが原因で、予定より大幅に朝の準備時間を費やしてしまう。
このバタバタ騒動が、まさか悲劇の引き金になろうとは…
そして慌てて、ホテル内の朝食のお店に移動。
お食事は前日に、ヘルシーでバランスの良いメニューを予約していて、すぐにお出しして下さいました。
美味しそうー
【きちんとお食事をして栄養を摂り、レッスンでカロリーを消費する】
そのサイクルで受験生活を送っていたので、宝塚受験生の理想体重の数値を、自然といつもキープしていた
幸いな事に、受験生の期間もダイエットは不要でした。
この時の朝食は、時間に追われて全部いただけず、半分くらいで終了。
慌てているので、お味も感じられません。
入試当日 朝のお食事は、大切なエネルギー源です。
受験生の方々、お気をつけあそばせ。
朝は予定どおり、入試の集合時間の約4時間前に起床。
朝5時前には目覚めて、色々な準備をスタートした。
それなのに、時間がギリギリやんか・・・
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
どういうことーー!?
『大丈夫、落ち着いて』
そう自分に言い聞かせる。
宿泊のホテルから入試会場の宝塚音楽学校までは・・・徒歩圏内の距離。
もしものアクシデントを想定して、会場に近い宿泊施設を選んでいました
前日には下見に行き、場所も把握済み。
さぁ入試会場へ、急いでGOーーー!!
とりあえず、集合時間には遅れる事なく、入試会場に到着。
ふぅ・・・・
しかし会場入りしてからも、朝のバタバタ騒動の余韻のトゲが、思いのほか深く、私の心にチクっと刺さっていたようでして……
入試の実技がね、変な波に引き込まれてしまったのです。
あぁぁぁぁ、己の弱さよーー。
魔物に射止められたわ。
そもそも朝、髪型を作っている時点で、既に己との闘いは始まっていたのよ!
無意識のうちに運命の歯車を掛け違えて、実技も全然納得できない出来映えになってしまい……ガーン!
しかし この苦い経験が功を奏して、
私の闘志&ハングリー精神が格段にレベルアップし始めます
そして、1年の月日が流れて・・・
『2度と前年の様な想いはしたくない。
あの学びを、絶対に私は無駄にしない!』
そう固く誓って迎えた翌年。
念には念を入れて、入試の《前々日》に現地入り。
リベンジの入試当日の朝は、この様な感じ↓
入試当日(一次/二次/最終面接)の朝、全て落ち着いて準備できました。
時間にも余裕があった。
ちなみに師事していた先生から、入試当日の朝のお手伝いは一切無し。
(入試当日の朝のレッスン無し、受験会場へのお見送り等もありませんでした。笑)
ゆえに・・・
完全に【自己責任】&【自己管理】&【単独行動】&【自己メンタルコントロール】
精神集中していた私は、この当日の過ごし方に何も不便は感じず、オールOK♪
エネルギーも、覚悟も闘志も満タン!
体調もメンタル面も万全!
不思議なことに、不安や恐れやプレッシャーは無く、やる気に満ち溢れて試験会場へ。
では翌年に合格を頂いた時の、入試の出来映えはどうだったのか。
自分の感覚としては、一次も二次も最終面接も、全く後悔がなかったです。
『入試では全身全霊で自分を魅せて、想いも発揮できた。
本番では200%やりきった!
これで合格できなかったら、この世界にご縁はないと割りきれるし、2度と宝塚歌劇は観ない。この宝塚の地にも、2度と来ないから。』
そう本気で思っていた。
魔物はね・・・この年は、気配すら感じなかった。
この年、念願であったグレーの宝塚音楽学校の制服を、身に纏う日を迎えたのです。
悔しさも挫折も、それをバネにするかどうかは、結局は自分次第なんですよね。
1000転び、
1001起きだから(笑)
私の場合は、あの経験があったお陰で、強いバネができました。
だからこそ・・・翌年のリベンジでは高く飛べて、夢の世界に続く扉に繋がった。
魔物さん、ありがとう!
最適な時期が来た時に、相応しい道が開ける。
人生に無駄な経験はない……と、心から思います。
この時期、高校受験や大学受験が真っ只中。
受験生さん達が入試で実力を存分に発揮でき、悔いなき時間を過ごせますように。
何よりも、
運命の日に 万全の体調で臨める事を願っています。
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