明日は【十三夜】、綺麗なお月様が見えるといいですね。
十三夜には栗や大豆(枝豆)をお供えする習わしから、「栗名月」「豆名月」とも言われているそうです。
皆様、如何お過ごしでしょうか?
愛知県名古屋市にてレッスンをしている、《RIRIKA声楽教室》の講師、美鈴りり花です。
突然ですが宝塚受験生の方々は、何歳からバレエを習っていますか?
時々 ご質問を頂くことがこちら。
・りり花先生は何歳から、宝塚受験の習い事をしておられましたか?
・宝塚に合格できる人は、幼少からお稽古を重ねてきたのでしょうか?
レッスン期間が長いか浅いか。
それはひとつの判断材料ではありますが、決して全てではありません。
レッスンの質・量・頻度
本人の素養・覚悟・情熱の度合い
アドバイスのキャッチの仕方
自主練習の度合いや到達点
良き指導者と出逢えるタイミング
合格に至るまでには様々な要素が関係しており、至る道程は千差万別です。
ちなみに私が携わった生徒さん達の中には、バレエ歴が1年程度で宝塚に合格した強者ちゃんがいます(笑)
声楽歴が1年以内で合格した人もいます。
但し 宝塚受験の準備を始めるならば…
『遅いよりは早い方が、有利な部分が多い事は確か!』
何故なら、受験資格は18歳迄ですし、受験回数も最大4回しかない。
限られたチャンスですからね。
今回は皆様からリクエストが多い、受験生だった頃のエピソードをお届けします。
私が宝塚受験生だった頃シリーズ、
第4話【バレエを習うまで】。
中学2年生まで、学習塾Aに通っていた私。
(この塾A、私の該当するクラスは、MAXで週3回しかない)
中学3年からは高校受験に備えて、学習量を増やそうという話になりまして。
止むを得ず半年位、塾をかけもちする事態に。
・塾A→月水金(アットホーム系)
・塾B→火木土日(秀才多数、テストの嵐系)
そして週に7日の塾通いの結果・・・
第一志望の高校に合格!
ちなみにこの年、宝塚音楽学校を受験していません。
高校に進学し、キラキラした女子高生の日々を満喫♪
それまではずっと、声楽や舞踊系の習い事と無縁の生活でした(笑)
でも 真剣に進路を考え始めた頃、
『私も宝塚の舞台に立つ側になりたい!』という覚悟が、ムクムクと芽生えてきた。
勇気を出して、家族にその決心を打ち明けてみたら・・・
全員が大反対!!
\( *`ω´)/
うぅううう…
でも、挫けている暇なんてない!
私には もう時間がない‼︎
とにかく1日でも早く、受験科目のレッスンを始めなければ‼︎‼︎
そこで毎日 家族を説得しながら、以下の《6つの経過》を辿りました。
レッスンの説得と承諾には、時間がかかりそうな気配を察知した私。
まずはとにかく、
自分で出来る事からやるしかない!
初心者用で写真付きのバレエ本を購入し、ポーズや用語を覚え始める。
(↑スマホとか動画サイトとか無い時代ゆえの、苦肉の策)
柔軟性を高める為に、暇さえあればストレッチ。
あぁぁん、私の身体よ、
1日も早く柔らかくなっておくれー
さらにバレエ本を参考に、ポジションやバーレッスンを自主練習!(笑)
学校帰りに通えるバレエ教室を自分で調べて、電話でお問い合わせ。
1人で学校帰りにレッスン見学へ。
お月謝・レオタード等の必要費用も調査して。
帰宅後、いざ両親に交渉!
両親:
『もしかして、宝塚受験の準備のつもり?
それならバレエを習わせる事はできません。』
えぇーーっ⁈
私:
『宝塚受験の為じゃなく………
健康の為に習いたい!(必死)』
苦し紛れの言葉で、説得を続ける。
両親:
『それなら…もしバレエを習うとしても、
成績が◆番より落ちた時点で、すぐにバレエは退会ですよ。』
ラジャー!
説得して半年過ぎても、宝塚受験はまだ認めて貰えず。
でも 成績の条件を快諾した私。
ようやくバレエだけ、週1回の許可をもらえたのです。
週1回ペースで始めたものの、受験準備としては到底足りません。
あぁぁぁぁぁん
このままでは…間に合わないよ……
『レッスン回数を増やせる方法を、早急に考えなければ!』
そして、次なる行動を起こすのでした。
バレエをスタートできる迄、半年以上の波乱万丈の道程。
如何でしたでしょうか。
もしあなたの中に絶対に譲れない、どうしても進みたい道があるのなら。
掴み取りたい目標があるのなら。
信念・覚悟・勇気・情熱を持って、行動してみて下さい。
きっと少しずつ、道は開けると信じて
夢に向かって全身全霊で頑張っている方に、少しでも勇気が届きましたら幸いです。
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