もうすぐゴールデンウィークがやってきます。
木々の爽やかな緑と、澄み渡る青い空。
GW…皆様はどの様なご予定ですか?
4月下旬とはいえ、まだ日々の気温の変化が激しいこの頃。
先日、名古屋は真夏日の日がありまして、半袖ワンピで過ごしたり。
そうかと思えば、夜は肌寒くて羽織り物が必要な日もあったり。
この時期は必ず天気予報をチェックし、お洋服をセレクトしています
さて、今回はまたリクエストにお応えして、
「宝塚合格に大切な要素とは」シリーズです。
実力+「α」←この部分を深掘り
第11話【健康・体力】をお届けしますね。
タカラジェンヌのお仕事は、なんと言っても《身体が資本》。
激しいダンスは日常茶飯事ですので、怪我や使い痛めも珍しくありません。
ゆえに、身体のメンテナンスは必須。
そして、年間通してハードスケジュール!
例えば、公演中。
一日2回公演で体力を消耗し、その2回公演が18時に終演した後、19時頃から新人公演のお稽古があったりします。
お稽古終了の合図が鳴るのは、22時。
お稽古着から私服にお着替えして、急いで自宅に帰っても…23時あたり。
もちろん翌日、公演はある。
お客様に夢や希望をお届けする職業ですが、本当に毎日が体力勝負!
宝塚受験生の方々には、ハードな劇団生活にも適応できるよう、丈夫な身体作りを目指して頂くことをお勧めします
宝塚受験生の理想体重として、よく囁かれている計算式があります。
ここには敢えて計算式は書きませんが、かなり体重は軽めです。
では、タカラジェンヌのスタイル(身長&体重)はどうでしょうか?
劇団生さん達は受験生さんより、遥かにスマートな身体つき。
それなのに、体力・筋力は桁違いにある
きちんと栄養を摂らないと、無理なダイエットでは体力が続きません。
スタイル維持とスタミナの両立って、相反したことに感じるかも知れませんが、密接に繋がっていると私は思う。
受験生さん達は思春期、スイーツも大好きなお年頃。
如何に体力・筋力・肌ツヤを損なうことなく、楽しみながら体型を綺麗に仕上げていくかが課題になる
もしも本気で綺麗に身体を絞りたいなら、まずは食生活や生活習慣を見直してみる事も、ひとつの手。
スタイル調整に悩む受験生さんには、レッスンで個々に適したアドバイスを行なっていますよ
例えば、宝塚音楽学校の文化祭(卒業公演)の前、劇団にてお衣装合わせがあります
本科生ですと、受験生の頃よりさらに、身体は少しずつ絞られてきている状態。
しかしですよ。
このお衣装合わせで、劇団生さんの抜群のスタイルを、改めて痛感するのです。
本科生さんのお衣装合わせの際、あるトップスターさんが公演で着ていらっしゃったおズボン(フィットしたデザインの物)がありました。
そのお衣装に足を通した本科生さん……
『え?膝までしか上がらないっ!』
はい、衝撃のエピソード。
つまりサイズ感が、
【膝周り=スターさんの太もも周り】だったという。
細さの次元を、ご想像して頂けるでしょうか。
タカラジェンヌには〈筋力・持久力〉も必須。
受験生さん達は、意識してレッスンしているかしら?
ちなみに私の場合は、子供時代からかけっこ系が得意ではなくて。
そもそもが、
『お先にどうぞ…』というおっとり体質。
お恥ずかしながら…
幼稚園の運動会では、10人ずつの徒競走で9番だったらしい(笑)
(↑これ、写真に残っていて知った事実)
しかも、ゴールの瞬間の表情なんて、
『テヘ…』みたいな顔をして写っている…。
徒競走の闘争心、ゼロやーん?!
高校の持久走とかも、最初は苦手でね…
ところが宝塚受験を考慮して、高校1年生の秋からバレエを習い始めたら、思いがけない変化が!
何故か持久走のタイムが、急にグーーンと上がり始めたのです
高1の時はラスト集団にいて、息もゼーハーだったのに…。
高2・高3の時はバレエのお陰で、難なく先頭集団で走っていた。
しかも前ほど息が苦しくもなく、恩恵にびっくり。
バレエのレッスンを受ければ受けるほど、体力・筋力がつき、さらに身体も丈夫になっていきました
〈筋力・体力〉をつけるには月日が必要だけれど、コツコツ積み重ねれば、身体は変化してきます。
そうそう、アンチエイジングにも役立つわよねー。
宝塚合格に大切な要素とは、
第11話【健康・体力】…如何でしたか?
宝塚受験生さん達の日常は、学業とレッスンの両立だけでなく、ビジュアル磨きやメンタル強化など課題はいっぱい。
若さで何とか乗り越えがちだけれど、
成長期だからこそ、健康な身体作りは疎かにしない方がいいと思うの。
健康って、全ての土台だものね
心身の健康を意識しつつ、夢に向かって進んでいきましょう。
季節柄、皆様もお身体ご自愛下さいね
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