そこは
先生から
聞いた
アーティストにとって
必要な全てが
日常にある
稀有な場所で
だから
オーナーの友人も
4人の子どもたちも
皆が常に
アーティストで
表現者だった健常や障害という
言葉はなく
ただありのままで
爆発する個性という状態が
あるだけだった
そして
自然や森や緑が
大好きなわたしは
はんなりが
整備された森と公園の
横に位置し
彼女も
子どもたちも
その広大な森を
庭のように
楽しんでいることや
住宅地にあるのに
まるで原生林のような
剥き出しの
はんなりの庭を
いつも彼女が
まるで太古の存在のように
まるで動物のように
まるで雑草のように
そこに根を貼り
どこにでも根を貼り
わたしの見えない目線で
たくましく美しくしなやかに
自然を大地を地球を
味わい尽くし
それらを
わたしにもいつも
無償で
与え続けてくれたことにも
癒され続け
それはもう
癒しを通り越し
革命だった
だから
わたしは
静養後も二年以上
はんなりや彼女や子どもたちと
共に生き
とくに
第四子の
はんなちゃんとは親友のように
親子のように
姉妹のように
はんなちゃんが師で
わたしが弟の
師弟のように 笑
共に生き
それは
涙が出るほど
豊かな時間だった
そして
もはや子どもではなく
尊敬する
成熟した存在たちの
他の兄弟たちとの時間も
どれも美しく
わたしたちは
お互いの家を
行ったり来たりしながら
時には毎日
時には一晩中
曜日も時間も予定も
関係なく