わたしがなぜ
息子が悲しみに
打ちひしがれ
リハビリをしたか…
それは
1を言えば10を知る
神童のようだった
息子が
最重度の
知的障害児と
診断され
何もできなくなり
わたしは
障害が悪い
息子が
後退、退化した
と思ったから…
今日
息子の絵画教室で
わたしは先生に
そう話した
そして
でも
その後
ふと
息子は
退化したのではなく
進化したのだと
気づいたんです
そう言うと
先生も
その通りだと思う
と言われた
そして
先生は
息子の絵をみながら
りんくんは
僕ならその色は使わない
僕ならそう表現しない
というようなことを
躊躇なくしていく
と言われ
だから
その躊躇は
本当はいらなくて
それは
壁で
皆アーティストは
りんくんのように
なりたくて
もがいている
と言われ
先生の言葉は
いつもわたしの
深いところにある
琴線に触れるのだが
今日も
躊躇なく
という言葉に
泣きそうになり
それは
息子やわたしの生き方
そのものだと
思った