17年前の
2歳で
馬鹿げているが
わたしはなぜか
障害は治る
と思った
と思った
そして
わたしたちは
導かれるように
世界一ハードな
リハビリを始める前から
少しずつ
回復していたが
障害を負った当時
全盲で
自閉傾向もあり
一切目が合わず
すぐ壁にぶつかったり
道路の溝に
落ちたりしていた息子は
まだ
手元を見るのは
苦手だったものの
目が合い
空を飛ぶ鳥を見つけ
ゴマ粒を見つけられる
までになっていた
そして
幼稚園に通い始め
養護学校高等部へ進み
そして
その間も
できる範囲の
能力開発や
体質改善などを
試みながら
現在19歳の
息子の視力は
全盲で
視力に問題があった
ということを
忘れているほど
日常に
問題はなくなり
今
その視力を使って
絵を生み出している