自叙伝 46. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.





















常識では
考えられないが
わたしはなぜか
治ると思った









そして









息子には
完璧な奇跡は
起こらなかったが








この目で見た








そして
その女の子が
リハビリを
卒業していったとき








ふと
わたしたちは
障害が治るという
より










障害を卒業する
のではないか…
と思った








そして
障害を卒業する
とはどういうことか
と考えたとき









それは
だと思った









息子か
わたしが
死んだとき









わたしは
障害を卒業する
のだと思った










そしてそんなとき
息子の
特別支援学級のお友だちが
亡くなった










そして
お葬式に行ったとき
お友だちは










不自由な肉体から
解放されて
自由になったように
感じたが









お母さんの涙を見たとき
わたしが選びたいのは
これではない
と当たり前に改めて思った









またわたしは
息子の障害だけでなく









わたしの









さらには
夫のひどい鬱や
モラハラや








何度もの
失業や転職での
お金の苦労など








死や別れを
いつも
身近に生きていて









わたしは
楽になりたい
と思っていた









でもわたしは
この家族で
幸せになりたかったので








それは
死に逃げたかったのでは
なかった





 


では
障害を卒業するとは
どんな状況を
表すのか









とまた
考えるようになった