夫婦問題:修復をしたいと言いながら、何故カウンセラーに横柄な態度をとるのか?
修復をしたいと言いながら、何故カウンセラーに横柄な態度をとるのか?こんにちは。夫婦カウンセラーの松浦です。普段、電話でカウンセリング面談の予約をとってくれる方が多いんだけど、たまにあるのが、表題のケースなんです。どういうことかっていうと、TELに出ると、「サイト見たんだけどさ、なに、そちらさんはさ、あれなの、金を払えば修復させてくれるわけ」とかいう、ちょっと知り合いでもないし、初めての電話でその横柄な態度はなんなの・・とかなるわけです。僕としては、修復するのは僕ではないわけで、それをするのはご本人様なんだけど・・と思うわけですよ。ただね、こうした態度の方については、僕個人としては、ちょっと生暖かく見ています。理由は、こうした方の続きの話しで無茶苦茶多いのが、「もう裁判になるわけ。でも、相手は頭がおかしいわけ。で、俺もさ、弁護士に何十件も相談したんだけど、全部断られたわけよ。頭がおかしい相手の場合には、依頼は受けられないって言うわけ、んで、そちらさんを見つけて電話した。どうなの、できんの。」とか、こういう感じが続きます。裁判になっているケースっていうのは、弁護士法があるから、僕らは対応できないから、こればっかりはどうしてあげることもできないから、カウンセリングもしてあげられないんだけどね。ただ、多分、これを読んでくださってる方が思われるのは、・弁護士さんが依頼を断ったのは、こんな物言いや態度の方はトラブルになりかねないし、要求は多いし、この態度で修復なんてできないし、なにより「面倒くさい人」は避けたいというところかと思います。正直、僕も面倒な人だな・・と思うわけだけどね。ただ、そうなんだけど、僕は、この人のTELでの横柄で横暴な態度という切り取ったところしか知らないんですよ。なぜそういう態度になったのかっていう、プロセスのところは分からないわけです。なるべくならば、切り取ったところだけじゃなくて、そうなってしまっているプロセス、文脈を読み取ってあげたいと思っています。そう考えてみると、あくまで想像の域なんだけどね、多分だけど、最初の方で、幾人かの弁護士さんから、依頼を渋られたことで、ショックを受けたんじゃないかな・・と。で、何件TELを掛けても、ハネられて、それが続いたことで、もう前提が断られるっていう気持ちになってしまって、これ以上傷つかなくて済む防御の方法として、偉そうな態度に出て、そんで前提通り断られれば、悪いのは断った方だって言えるから、それ以上、人格否定を感じなくて済むと考えてしまっているのかもしれないってことです。だから、もしかしたら、最初の方は、もう少し丁寧だったんじゃないかなと、あくまで、そうあってもらいたいという希望的なところも含むんだけど、それでも、僕が言いたいのは、切り取ったところだけ見ると、単に、嫌な奴、で終わってしまうけれど、そうなった原因を想像してあげることも、時として必要なことなんじゃないかということです。あー、これ以上傷つきたくないんだな。。これ以上孤独を味わいたくないんだな。。結果として、横暴な態度が極端になってしまった防御反応か。。とか、そういう目も必要かもしれないということです。切り取らず、前後を見るのが僕らの仕事でもあるから、そういう自分への心がけとしても、生温くてよいので、ちょっとだけ優しさを持ってあげたいということでもあります。だけど、一般的には、そうは見てもらえません。長い付き合いであれば別だけど、そうでなければ、切り取ったところで判断されてしまいます。自業自得、そんな態度をとれる人だったら、日常生活でもモラハラとか、上下関係とか、そういうのが相当に酷かったんでしょ。いくら防御的・・と言っても、普通はそんな事しないでしょ、依頼を受けてもらえるように、より丁寧な態度と説明の方向になるんじゃないの・・と思われて終了です。そんな風に思われていれば、余計に孤独になってしまうと思うんだよね。それだけ辛かったのかもしれないけど、向けるべき努力の態度、思考の方向がおかしな方にいけば、本当に一人になってしまうよ。僕にはそれが辛く感じるわけです。一度、弱い自分と向き合って欲しいのです。それは内省から、無茶苦茶辛くて、苦しい道のりだと思います。それでも、少しでも幸せになっていくためには、ちょっとだけ、触りだけでもよいから、本を読むだけでもよいから、自分のことを他人のように見て、どういうラベルが貼られてしまっているかも考えてみてね。それでは!関連ページ(1):離婚を切り出された方へ-その苦しい夜は、修復への合図。関連ページ(2):「モラハラを治したい」と言いつつ態度が変わらない人の心理的な特徴チェック8選