彼の新居に行く際、私は準備に追われていました
慣れない料理を何品も作って、
ホットプレートも持っていき、
洋服や下着も準備しないと!
本当に、彼が迎えに来る時間ギリギリまで準備していたんです。
どんな服を持っていくかで悩み、床には服が散乱していて、
キッチンもゴチャゴチャしていて、
デスクやテーブルの上も物があふれていました。
普段、彼が部屋に来る時は、きれいに片づけるのですが、
今回は彼の家に行く側なので、つい油断してしまって。
それに、部屋をきれいに片づける前に、彼が到着してしまったんです
彼は荷物を運ぶのを手伝ってくれたけど、
玄関までしか来なかったので、
部屋が荒れてることに気づかれずにホッとしました。
でも、今回、家まで送ってもらう際に彼が
「久しぶりにバスチー食べたくない?」と言い出したんです。
私を送り届ける途中でガスタに寄って、バスチーを買って帰ろうという話になりました。
ホワイトデーの日は、みぞれ混じりでとても寒かったけど、
お店の前に行列ができていて、彼は午前中に行ったけど売り切れで、
午後に出直して、一時間並んでバスチーを手に入れてくれました。
でも、この日は夕方頃に訪れたら、全然人が並んでなくて、
もしや売り切れてしまったのかな?と心配になりましたが、
まだ残っていて、並ばずに買うことができました。
今回も普通のバスチーとホワイトチョコレートを購入!
今回はあっさり買えたので、
「前はあんなに並んだのに・・・」と、ちょっとヘコむ彼。
「でも、苦労してバスチーを買ってきてくれたから、TMさんと付き合おうって思えたんだよ」
「キュンときた?」
「うん!」
少年みたいに目をキラキラ輝かせる彼を見て可愛いと思いました。
本当に、ホワイトデーが転機になったと思います。
でも、その時はまだ付き合ってなかったので、
バスチーを受け取った後、彼を家に招待しなかったんです。
今回は、せっかくだから、バスチーを一緒に食べようという話になって、
彼がうちに来ることになりました。
(リカコ、りかこ)
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