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今日はCEZANNE（セザンヌ）さんの最新作
【ラスティングカバーファンデーション】について解説していきます！
成分解析のリストではもっと後の予定なのですが、
こちらの製品の公式発売日が明日（8月18日）ということなので
先回りして解説したいと思います！
なぜか近所の露店みたいなところで先週普通に売っていた（笑）ので
全色購入して色々検証してみました！
もともとはセザンヌさんは「UVリキッドファンデーション」という製品を販売していて、
とても低刺激でかつプチプラのファンデーションということで
ブログでもかなりお勧めしていたアイテムでした。
しかし、昨年にこちらのアイテムが突如廃盤となってしまい、、
▶「セザンヌUVリキッドファンデーション」廃盤…！？セララボでも敏感肌向けファンデーション開発中
さらに、その代用として発売したラスティングカバーファンデーションの前身に当たる「ロングキープファンデーション」は、
発売してすぐに容器トラブルがあり販売中止＆自主回収になる
▶セザンヌ ロングキープファンデーションについてのお詫びと回収のお願い
という非常に不幸なことがあった製品なんですね。
そのトラブルを解決した正当進化版が、
今回満を持して発売した【ラスティングカバーファンデーション】です。
最初に成分について詳しく見ていきましょう！
◎「セザンヌ ラスティングカバーファンデーション」の成分について
※Amazon発売日は９月２日みたいです※
皮膜力：★★★★☆
テカリ防止：★★★★☆
崩れ防止：★★★★☆+
ツヤ感：★★★☆☆
マット感：★★★★☆
シミカバー：★★★★☆
凹凸カバー：★★★★☆
紫外線防御：★★★★★（SPF50+/PA+++）
落とし易さ：★★☆☆☆（エステル系オイル推奨）
敏感肌適正：★★★★☆
しっとり感：★★☆☆☆
サラサラ感：★★★★☆
価格適正：★★★★★（27g：748円）
成分だけでなくて使用感チェックもした上での評価ですが、
全体的にこんな感じになっています！
全成分はこちら↓で、
原材料・成分
水、シクロペンタシロキサン、ジメチコン、PEG-10ジメチコン、グリセリン、DPG、ポリメタクリル酸メチル、水酸化Al、ステアリン酸、トリメチルシロキシケイ酸、グリコシルトレハロース、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、フェノキシエタノール、塩化Na、加水分解水添デンプン、トリエトキシカプリリルシラン、トコフェロール、BG、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、ニオイテンジクアオイ花油、プルーン分解物、モモ葉エキス、カミツレ花エキス、ビルベリー葉エキス、(+/-)酸化チタン、タルク、酸化鉄
ここだけの話、以前に回収になった「ロングキープファンデーション」と同じ成分ですね(^^;)
容器にひびが入るトラブルは、容器を変更することで解決したのだと思います。
端的に表現すると、
「できるだけ肌に優しめに作った、崩れ防止ファンデーション」
という感じですね！
◎「酸化亜鉛」＆「フッ素樹脂」不使用の崩れ防止ファンデーション！
まずポイントになるのは、こちらのアイテムは「メイク崩れ防止」を謳っているファンデーションになります。
これまでの崩れ防止系ファンデーションというと、
以下の動画でも解説しているように
皮脂にくずれにくい
・フッ素樹脂
・酸化亜鉛（コーティングによって効果のないものもある）
などを利用したものが一般的です。
いずれも非常に皮脂くずれ防止効果の高い成分ですが、
クレンジングでの落としにさも上がってしまうため
クレンジングに時間がかかったり、メイク汚れが残留して肌トラブルの原因になる場合があります。
なので、こちらの製品では、
これらのフッ素樹脂や酸化亜鉛を使用せずに、できるだけ肌に優しく崩れ防止機能を持ったファンデーションを作ろうとしている
のだと思われます。
ここで、どうやって崩れ防止を狙ったのか？というと、
動画の終盤でも紹介している「トリメチルシロキシケイ酸」というシリコーン樹脂と、
皮脂吸着効果の高い「ポリメタクリル酸メチル」というアクリル粉体を利用しているようです。
おかげで酸化亜鉛フリーですので、
酸化亜鉛が苦手な肌質の方でも使用可能な結構珍しい崩れ防止ファンデーションです。
（崩れ防止系はどれも酸化亜鉛メインなので…）
フッ素系ほどのガッツリ崩れない皮膜は作れませんが、
その分クレンジングも比較的しやすい成分になっています。
（あくまで「比較的」ですが…；）
クレンジング耐性については、後ほど写真付きで詳しく解説します！
◎「紫外線吸収剤不使用」なのにSPF50+/PA+++の強力紫外線防止効果！
次に、こちらの製品の優秀ポイントのうちの一つが、
「紫外線吸収剤不使用」の構成にも関わらず、
【SPF50+/PA+++】の紫外線防御効果を持っていることです！
ほぼ最強数値に近いレベルの紫外線防止効果です。
もともとの「UVリキッドファンデーション」はSPF26/PA++と、紫外線防止効果はあまり強くなかったので、
この点は凄い進化していますね！
しかも酸化亜鉛も不使用なので、
実質的に「酸化チタン」のみでこれだけ強力な紫外線防止効果を達成しているということになります。
粉体の粒径や種類にもよるので一概には言えないですが、
基本的に酸化チタンより酸化亜鉛のほうが紫外線防御効果は高くなりやすいと言われてますので、
これは本当に凄いことですね。。
一応「PA」は+++なので最強数値というわけではないのですが、
酸化チタンのみでSPF50+を出すのは本当に難しいので
これだけでもかなり高度な技術を使っていると思われます。
ベースに強力な日焼け止めを塗らなくても、
普通の下地にこのファンデーションだけでも真夏でも対応できる紫外線防止効果を付与できます！
◎敏感肌適正はUVリキッドより低下しているが、プチプラのファンデーションではトップクラスを維持！
また、全体的な成分の低刺激性については、
今作ではベース成分がシリコーン系の敏感肌向けの成分が使われていますが、
その後ろの水性の保湿成分がグリセリンとDPGとなっており、
特にDPGは人によって刺激感を覚える人も稀にいます。
（ただ配合量はさほど多くはないので、感じる人はかなり少ないでしょう。）
また、クレンジング耐性が高くなっているため、落とす際の負担が増えがちである点も考慮の余地があります。
香料として「ニオイテンジグアオイ油」の精油が配合されているのもポイントですね。
前身の「UVリキッドファンデーション」がかなり落としやすく、かつ成分も安全性が高いもので構成されており、さらに無香料など様々な点で敏感肌向けとなっていたのですが、
その点で言うと、若干敏感肌適正が低下していると評価せざるを得ないですね。
とはいえ、
市販のプチプラ製品というと、
紫外線吸収剤がほぼ必ず使用されていますし、酸化亜鉛なども普通に入っていますし、
エタノールなどを使っていることも多いです。
これらの成分が含まれておらず、その他の点で考慮しても
市販プチプラ製品としては十分低刺激な製品と評価できると思います。
27g750円で購入可能の製品だと思えば、
十分すぎる敏感肌配慮がされていると思います。
◎今回は3色展開！色味について
今回の製品は
00：明るいベージュ系
10：明るいオークル系
20：自然なオークル系
の３種類のカラーが用意されています。
もともと廃盤になったUVリキッドファンデーションは、
特に「明るい色でもやや色が暗い」と有名だった製品です(^^;)
（あと全般的に黄色みが強い色でした）
その点、
今回新しく追加された「00：明るいベージュ系」は
↑色白の方でも使えるかなり明るめの色になっています。
黄色みも抑えられており、ピンクっぽい肌白の方向けですね！
他の二色は、これまでの10番と20番をイメージして貰えば良いと思います。
◎実際の使用感…カバー力が高く、セミマット系の仕上がり
今回は00番を使用して検証してみますが、
使用前に振って使用するタイプのリキッドファンデーションです。
塗った感じの刺激感はほぼ感じないですね！
ニオイテンジクアオイ（ゼラニウム）の香りがほのかに香ります。
かなり粉体量が多いので、
なんとってもカバー力が高いですね！
シミに対しても凹凸に対してもけっこうガッツリカバーするタイプのファンデーションです。
商品説明には「薄付き」とありますが、、少なくとも薄くはない感じですね(^^;)
量にはかなり気をつけないと厚ぼったいメイクになりがちだと思います！
パール系成分はほとんど入っていないですが、酸化チタンが光を結構反射するので
その分のツヤ感が多少出る感じですね。
皮脂テカリを防止する皮脂吸着パウダー（ポリメタクリル酸メチル）が配合されているので、
比較的テカりにくく、セミマットな肌を長時間維持できます。
◎落とす際には【エステル系クレンジングオイル】以上の洗浄力を推奨
次に、肝心の「落ちにくさ」についてですが、
従来のUVリキッドと比較したらかなり落ちにくくなっています。
わざと色が見やすいように色が浮く20番を塗ってみました。
ここに、上から順に以下のクレンジングで普通に洗浄してみました。
- 完全エステル系クレンジング（ファンケルマイクレ）
- 洗浄力高めのエステル混合油脂クレンジング（アルティム８）
- 洗浄力優しめのエステル混合油脂クレンジング（マツキヨW/M）
- 完全油脂系クレンジング（AGBクレンジング）
するとこんな感じで↓
ファンケルマイクレなどの完全エステル系のオイルクレンジングならスッキリ落とせます。
アルティム８もエステル多めの洗浄力を強めているので落とせます。
ただ、優しめのエステル混合タイプや完全油脂系は落ちがかなりいまいちでした。
（ミネラルオイル系などは余裕で落とせると思います）
なので、完全油脂系では落としにくいので、
クレンジングの際にはマイクレなどのようなエステルオイル系のもので落とす必要がありそうですね。
また油脂クレンジングでの落としにくさ＝皮脂くずれ防止効果でもあるので、
この結果的にも皮脂にはかなり強そうだなと感じました。
（ちなみにUVリキッドファンデーションは油脂系でもスルリと落ちました）
◎全体的な平均点が非常に高い崩れ防止系ファンデーション
という感じで、全体的な講評は終わりとなります！
プチプラでありつつ、全体的に非常にレベルの高い崩れ防止ファンデーションになっていると思います。
本来なら1000円以下で購入できるレベルの製品ではないと思いますので、
セザンヌさんのコスパには関心するばかりです。。
…ただ個人的にはこれだけだとお肌が敏感な方だと使いにくい要素がないわけではないので、
従来のUVリキッドファンデーションのようなとてもマイルドなファンデーションも残しておいて欲しかったなぁと思うところではあります(^^;)
この辺も今後リニューアルアイテムが発売することを祈っておきたいと思います！
というわけで本日は以上！
ぜひ皆様の参考になれば幸いです(^^)ゞ
セザンヌ ラスティングカバーファンデーション SPF50+/PA+++
商品紹介
メイク崩れを防止するリキッドファンデーション。SPF50+・PA+++。テカリ防止パウダー(ポリメタクリル酸メチル)がお肌の余分な皮脂を吸収し、メイク崩れを防ぎます。ソフトフォーカス効果のあるゲルが毛穴をしっかり高カバー。水・汗に崩れにくいウォータープルーフタイプ。薄付き密着で厚塗りにならず素肌のような仕上がり。明るく黄みのあるオークル。
原材料・成分
水、シクロペンタシロキサン、ジメチコン、PEG-10ジメチコン、グリセリン、DPG、ポリメタクリル酸メチル、水酸化Al、ステアリン酸、トリメチルシロキシケイ酸、グリコシルトレハロース、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、フェノキシエタノール、塩化Na、加水分解水添デンプン、トリエトキシカプリリルシラン、トコフェロール、BG、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、ニオイテンジクアオイ花油、プルーン分解物、モモ葉エキス、カミツレ花エキス、ビルベリー葉エキス、(+/-)酸化チタン、タルク、酸化鉄
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