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バンダイ リンスインポンプシャンプー ディズニープリンセス 成分解析
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リンスインポンプシャンプー ディズニープリンセス
399円
Amazon |
洗浄力:★★★★☆
補修性能:★☆☆☆☆
しっとり感:★★★★☆
ハリコシ感:★★☆☆☆
サラサラ感:★★★★☆
ふんわり感:★★☆☆☆
さっぱり感:★☆☆☆☆
泡立ち:★★★☆☆
ダメージヘア適正:★★☆☆☆
敏感肌適正:★★☆☆☆
価格適正:★★★☆☆(300ml:447円)
オススメ度:★★☆☆☆-
ディズニー好きのお子さんなら喜んで使ってくれるというのはあるかもしれませんが、
成分的には非常に微妙なアイテムになっていると思います。
まず小さいお子さん用のシャンプーというと
洗浄力はそんなに重要ではなく、
低刺激性を優先したいし、目にしみるのは避けたい、
コンディショナーなどを使うのは億劫なのでリンス不要のシャンプーにしたい…
というのが一般的な消費者の需要かなと思います。
そういう意味ではうたい文句的には需要にはそれなりに応えているのかな…?と思うのですが、
それ本当か?と疑いたくなるほど成分が非常に微妙極まりないです。
まず主成分には『ラウレス硫酸Na』を配合しています。
これは一般の市販大人向けシャンプーで最も多く汎用されている成分ですが、
ご存じの通り洗浄力はかなり高い成分です。
皮膚刺激なども結構あるので、
ベビー向けやキッズ向けには基本的には主成分としては採用されないことが多いです。
それで、ベビーシャンプーだと主成分として使われやすいのが、
ソルビトール(保湿剤)の次に配合されている「ココアンホジ酢酸2Na」などの両性イオン界面活性剤なのですが
コストの高い成分だからか主成分にはなっていません。
本来両性イオン界面活性剤は洗浄力がマイルドな代わりに、
髪に静電気を与えないためリンスも不要ですし、非常に低刺激な洗浄剤です。
両性イオンメインで作れば色々添加剤を入れなくても良い良質な子ども向けシャンプーが作れるはずです。
この両性イオン系を混ぜることでラウレス硫酸Naの洗浄力や刺激はある程度緩和されるのですが、
ラウレス硫酸Naをメインにしてしまうと、
それだけではやはり洗浄後にはかなりごわつくし、使用感が十分ではありません。
結果的に色々と添加剤を混ぜてこの使用感を誤魔化していく必要が出てきます。
それで、このシャンプーの場合はまず、
・アモジメチコン
というシリコーンオイルを混ぜています。
まぁ、ノンシリコンシャンプーが一般的になっている昨今これを子ども向けシャンプーに採用してしまうのは
バンダイさんの情報収集力に問題がありそうな気がしますが…。
別にシリコーン自体はそこまで悪い成分ではありませんが、
「主成分の洗浄力が凄く高くてシリコーン入れないと使用感まとまらなかったのか~」というのが分かります。
低刺激な洗浄剤をメインに入れてればそもそも配合の必要のない成分ですから。
次に1番良くないなと思うのが、
・ジココジモ二ウムクロリド
・ステアルトリモ二ウムクロリド
という二つの成分です。
これはご存じの方は分かると思いますが、「陽イオン界面活性剤」の一種で、
トリートメントやリンスの主成分ですね。
別名「カチオン界面活性剤」というやつで、
最近は「ノンカチオン」製品が台頭してきているように
陽イオン(カチオン)界面活性剤が刺激が強いという話はよく知られるようになってきているので、
これも子供用シャンプーに入れるか?普通…。。。
という感じです。
残留して皮膜を形成していく成分なので、洗浄後の残留刺激が非常に気になるところです。
こうやって見ていくと、
これ『リンスインシャンプー』というタイトルなので
本当に「リンスがそのまま入っているシャンプー」という感じなのですが、
リンスインシャンプーって使ったことある人も多いかと思いますが
(銭湯などによく置いてあるし…)
非常に使用感は微妙なんですよね(^_^;)
そもそもシャンプーの主成分は「陰イオン界面活性剤」といってマイナスの電気を帯びる成分。
リンスは「陽イオン界面活性剤」でプラスの電気を帯びる成分。
これを一緒に入れてしまうとプラスとマイナスで効果を妨害しあってしまうので、
本来は避けるべき組み合わせです。
そこで最近は「リンスイン」と言ってもホントのリンス成分(陽イオン界面活性剤)は入って居らず、
「ポリクオタニウム-10」などのカチオン化ポリマーを配合して使用感調節したものが多いです。
これは陽イオン性物質で、同じように皮膜を形成して質感を改善してくれる成分なんですが、
陽イオン界面活性剤より分子量がもの凄く大きいので挙動が色々異なりシャンプーの成分をあまり邪魔しません。
大昔にこの陽イオン界面活性剤をそのまま入れたリンスインが大失敗に終わったので
それを改良して作られたのがこのカチオンポリマー配合シャンプーなんですよね。
実際には最近のシャンプーはほぼ全てこれが入っているので、
大体のシャンプーがもうリンスインシャンプーみたいな感じになっているんです。
一応このシャンプーにも入っていますが、
陽イオン界面活性剤そのまま突っ込んでいる時点で意味があるかどうかは謎です。苦笑
リンスインシャンプーが今の形のになったのって1990年代くらいだと思うので、
陽イオン界面活性剤そのまま突っ込む処方って20年以上遅れたものではないかと僕は思います。
「アミノ酸系界面活性剤」も一応「ラウロイルアスパラギン酸Na」というのが入っているのですが、
配合量は多くないのでそんなに機能はしていません。
これがメイン配合なら評価は違いましたが…。
一点褒められるのはちゃんと弱酸性になっていることで、
弱酸性にすると中性や弱アルカリのシャンプーに比べて目刺激がかなり低下するのでそこは良いものの、
両性イオン系メインにした方がより目刺激が低下して小さいお子さん向けになります。
というわけで「子ども用」にも関わらず非常に前史時代的なシャンプーになっていると思います。
安いから仕方ないかな、、という気も一瞬しますが、
この処方だと普通に大人用使ってもあまり変わらないのでやはりイマイチだと思います。
両性イオン界面活性剤をメインにしたベビーシャンプーにも同じくらいお安いものもたくさんあるので、
成分的にはこれを選ぶメリットはほとんどないと思います。
ディズニーがとっても好きで特に敏感肌ではない、というお子さんにはお使い頂いても良いと思います。
リンスインポンプシャンプー ディズニープリンセス
・全成分
水、ラウレス硫酸Na、ソルビトール、ココアンホジ酢酸2Na、コカミドDEA、マドンナリリー根エキス、セリン、ラウロイルアスパラギン酸Na、アモジメチコン、ジココジモ二ウムクロリド、BG、DPG、クエン酸、塩化Na、ジステアリン酸グリコール、ポリクオタ二ウム-10、コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na、ラウレス-7、ステアルトリモ二ウムクロリド、EDTA-2Na、香料、フェノキシエタノール、安息酢酸Na、メチルパラベン、エチルパラベン
・容量と価格
300ml 、 447円
・謳い文句
『ディズニープリンセス』のリンスインポンプシャンプー!
髪と頭皮をやさしく洗う、目にしみにくい弱酸性のリンスインシャンプーです。
リンスインタイプだから、お子様の髪の毛を簡単に洗えます。
目にしみにくく、弱酸性でこどもにやさしいシャンプーです。
原産国は日本で、合成着色料不使用なので安心してお使いいただけます。
アミノ酸系界面活性剤配合で、髪をしっとりなめらかにします。
・引用元
https://www.amazon.co.jp/
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オンラインストアURL:https://cores-ec.site/ceralabo/
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