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もうすぐお盆ということで、今日は夏っぽい記事をひとつ書いていきます!(*^_^*)
読者の皆様の中にはこの時期、
海水浴やバーベキューなどで夏を満喫されている、
もしくはその予定の方もたくさんいらっしゃることでしょう!
本当のことを言えば、特に美白ケアに力を入れている人は
こういった屋外でのレジャー活動は極力控えた方が良いというのは言うに及ばないのですが…
そうとも言っていられないというのが夏という季節の魅力でもありますよね!(;^-^)ゞ
でも
「もし日焼けしても美白化粧品で白くすればいいし~」
…
なんて思っている人、いませんか?
確かに美白化粧品の中には後で説明するように
日焼け後に使って効果的なものもあるにはありますが、
日焼け後に使っても効果が期待できない美白成分も多い
という事実を知らないと、、
なんの効果もない(むしろ逆効果になりかねない)スキンケアに大枚を叩いてしまう
なんてこともありえます。
そこで今日は「夏に遊んでうっかり日焼けしてしまった…!!」というときの
化学的に理にかなった日焼け後スキンケア
についてお話したいと思います!
◎日焼けとシミの関係 ~簡単なおさらい~
まず日焼けとシミの関係について簡単に説明していきます。
日焼けによって肌が黒くなるのは
・お肌が紫外線を浴びることでメラニン(黒い色素)が生成されるから
というのが一般的に知られる超ざっくりした考え方です。
しかし実はこの考え方はかなり端折っている部分がありまして…、
実際には以下のような手順を踏んでいます。
重要なのは①、②、③で、
紫外線を受けた肌は基本的にはそのまま黒くなるのではなく、
紫外線や摩擦などの刺激をメラノサイト(メラニンの工場)が一旦受け取り、
その後メラノサイトでメラニンを作ってから角化細胞(表皮細胞)にメラニンが転送されます。
そして徐々に表皮を上がってきて皮膚のてっぺんである角層に出てくるというわけです。
つまり肌が紫外線を受けてから黒くなるまでにはある程度の時間差があり、
この時間の間に何か対策をすれば
肌が黒くなるのをある程度抑えることが可能
ということになります。
◎UVAによる『即時黒化』は、PA高めの日焼け止めでしっかり防御して!
ただし、これは花王さんのHPに載っている情報なのですが、
紫外線には2つの種類があり、「UVA」という光と「UVB」という光です。
UVAは長波長紫外線でエネルギーが小さく即時的な肌への刺激は弱いとされていますが、
酸化作用があり皮膚表面にある肌色メラニンを酸化して黒くするため「即時黒化」と言われる
肌がすぐに黒くなる現象を起こします。
紫外線を浴びるとすぐに肌が黒くなる人がいるでしょ?あれですね。
肌がヒリヒリすることがあまりなく、浴びたその日やその翌日から既に黒いやつです(^^;)
これは皮膚表面の酸化反応で起こっている現象なので、
今日お話する対策では対応できません。
即時的反応すぎて事後ケアでは何もできません…苦笑
(まぁ皮膚の表面の色素変化なので、放っておけばターンオーバーで徐々に薄くなります)
PAが高めの日焼け止め(PA++++が現在の最高値)でしっかりUVAを予防するのが大切です。
(あとは後ほど出てくるビタミンC系美白化粧品や抗酸化剤でも効果が期待できるかも)
今日のお話は『UVB』という短波長の紫外線による日焼けに対して効果的なケアになります。
◎日焼けのアフタースキンケアでは『炎症ケア』が鍵!!
UVBによる日焼けでは、肌が赤くなり、ヒリヒリとした炎症(サンバーン)を伴います。
日焼けによって肌が黒くなるのは、
実はこのときの『炎症』に大きな原因があるのです!
そもそもメラニンの生成は「紫外線(UVB)」に反応してできているというよりは、
「炎症そのもの」に反応してできていると考えたほうがしっくり来ます。
なぜなら、シミや肌が黒くなる現象は紫外線を当てなくても単なる刺激(摩擦や怪我など)でもできるからです。
ニキビができた後にも炎症性色素沈着が残るように、
『炎症刺激』こそがメラニンを大量に生成する重要な鍵というわけです。
なので、もし日焼けしてしまってサンバーンを起こしてしまったとしても、
炎症を早めに鎮静させたり、炎症でできたメラニンが表皮に運ばれるのを阻止することができれば
その後肌が黒くなるのをできる限り抑えることが可能
と考えられます。
結果的に作られるメラニンが少なくなるので、
肌が元の色に戻るのもより早くなります!
さらに赤くなってヒリヒリしているサンバーンも早めに抑えることができるので一石三鳥ですね(^^)v
よってこのアフターケアで対策できるのは以下の3点です。
- サンバーンによる火照りやヒリヒリを早めに改善できる。
- サンバーンによる肌の黒化をある程度緩和できる。
- 日焼けで黒くなった肌が白く戻るのを早める。
◎日焼け後ケアにオススメの美白成分&抗炎症成分は?
というわけで実際にそういった成分を紹介していきますと、
まず美白化粧品には基本的にどれも「美白有効成分」というものが配合されていますが、
日焼け後ケアにはあまり向かないと考えられるのは「メラニン生成阻害」タイプと「メラニン還元」タイプです。
確かにチロシナーゼの働きを阻害すればメラニンが作られなくなるので全く効果ないか?と言われるとそうとも言えませんが、
チロシナーゼ阻害系成分は作用するのに結構な時間がかかる成分ですし
そもそも刺激にやりやすい成分が多いため、
炎症を起こして肌が敏感になっているときにはあまりオススメとは言えません。
(作用機序的にもかずのすけはあまり推奨してない成分です;)
メラニン還元(ビタミンC)系も下手すると刺激になりやすいのと、
効果的な成分のものが意外と手に入りにくいという弱点がありますね。
いずれもどちらかというと日焼け前とかに『防御』目的に日常的に使う方が正しい使用法だと思います。
(ビタミンC系なら還元作用でUVAの即時黒化を抑制する効果も期待できるかもしれません)
対して日焼け後ケアにオススメできる成分は「その他タイプ」に多いです。
特に美白成分として認可されているのは
- トラネキサム酸
- プラセンタエキス
- ナイアシンアミド
の3つで、あとの2つ
- ε-アミノカプロン酸
- グリチルリチン酸2K
(僕はもし日焼けしてしまった場合は、夏場はさっぱり系のフォーレリアを使うことが多いです!)
「ナイアシンアミド」は美白成分として使っている商品は比較的少なめなのですが、
炎症によってメラニンが作られた後に、メラニンが表皮細胞に受け渡されるのを防止する成分ということでこれも日焼け後ケア向きの成分と考えられます。
ちなみにいずれも低刺激な成分ですので、
敏感肌でも使いやすい成分になっているのではと思います!
また以上の製品は全て「医薬部外品」なので、
成分表が「有効成分」と「その他の成分」で分かれて記載されているものが多いと思います。
上記の成分は「有効成分」のところに書いてあるので、必ず確認しましょう!
↑こんな感じです(*^-^*)/
日焼け後ケアとしてこの抗炎症ケアをちゃんとするのとしないのとでは、
後々の日焼けの残り方や炎症による皮剥けにも大きな差が付くと予想できます。
僕自身グリチルリチン酸2K+プランセンタエキスのケアを日焼け後にするとしないでは
肌の荒れ方や黒くなり方がかなり違ったという実感があるのでぜひオススメです!
(昔陸上部だったので…苦笑)
もしこの夏休みにどこか遊びに行って「うっかり焼けちゃった!」という方が居られましたら
この機会に一度試してみてくださいね!(^-^)ゞ
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