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先日のブログ(▶化粧品の広告でよく見聞きするけど実は法律的に言っちゃダメなこと【解説編その2】)で、
「敏感肌」という言葉には医学的・皮膚生理学的な定義が存在しない
というお話をしていたかと思います。
薬機法的に「お肌の弱い人」などの表現をすることはNGとされていますが、
「敏感肌の人」という表現は可能です。
これは「敏感肌」という言葉が上記のように正確な定義を持たず特定の人を指定しているわけではないからだそうです。
簡単に言うと「敏感肌」=謎の言葉なので適当に使ってもいいよってことなのです。
ぶっちゃけ僕はこのルールにはちょいと首をかしげる部分があります。
今日はこの内容についてかずのすけなりの考察を述べていきますね!
◎「敏感肌に定義がない」とはどういうことか?
そもそも「敏感肌」という言葉は医学用語でもなく科学用語でもなく、
美容界隈で自然発生した言葉だと思われます。
つまり誰かが勝手に作った『造語』です。
正確な意味を持たない言葉なので適当に使ってもいい、という不思議な言葉なのですね。
例えば似たように使われている言葉というと『マイナスイオン』という言葉も同じくそれに当たります。
マイナスイオンというとなんだかよく分からないけど身体に良いものだと思われがちですが、
これも実際には正確な定義を持っておらず、
家電業界や美容業界ではなんとなく適当に使える便利なフレーズとして長らく利用されています。
マイナス(負)のイオン(静電気)と思われがちですが、
これも違って、本来の負電荷は「アニオン」と呼ぶのが正確な言葉です。
マイナスイオンは特になんでもないけど謎の言葉で、
各社それぞれに適当な意味づけをして使用している場合が大半なのです。
(なので「マイナスイオンが発生」と言っても実際には何も発生していない場合もあるわけです。)
敏感肌も同じく、
業界用語的には「特に意味がないから便利に使える言葉」として利用されているわけです。
なんとも不思議な話ですね(^_^;)
◎でも、「敏感肌」は実際にある!
ただマイナスイオンと違うのは、
マイナスイオンというものは実際には存在しません(苦笑)が、
「敏感肌」というもの、もしくはそれに準ずるものは実際に存在していると僕は考えています。
敏感肌という言葉に科学的・医学的定義は存在しなくても、
実際にお肌が敏感=肌が荒れやすい人というのは居ますよね。
だから「敏感肌」はただの謎の言葉ではなくて、
ちゃんと意味づけが可能だと僕は考えています。
◎かずのすけの「敏感肌」についての考え方
というわけで、
かずのすけの頭の中の「敏感肌」についてのイメージ図を作ってみました。
最近では「自分は敏感肌だと思う」と考える女性が7割にも登ると言われていますが、
▶女性の7割が自覚している? 「敏感肌」の真実 (日経ヘルス)
僕の中ではざっとおおまかにこんな感じに分類されています。
中にはどんな化粧品や洗剤に触れても肌荒れを感じることのない鋼の肌「強靭肌」の持ち主もいれば、
(「強靭肌」はかずのすけ命名です。笑)
日常的な様々な刺激やアレルゲンに対してすぐに肌が荒れてしまう「アトピー体質」「敏感肌」の人が居ます。
まぁつまりアトピーや敏感肌、強靭肌というのは、
あくまで個々人の「肌の強さ」の違いによって生じているものであり、
何か特別な病気や特異体質というわけではない、と僕は思っているのです。
肌が薄かったり「炎症の閾値(これはまた今度お話するとして)」が人より低かったり、
セラミドが少なくて肌のバリアが弱かったりなど様々な原因がありますが、
そのような要因によって、
これはかずのすけもそうですがですが
中でも特に肌が弱いのが「アトピー」と言われている人たちです。
肌のバリアが生まれつき弱く、
外界の様々な刺激やアレルゲンによって肌が炎症(痒み)を感じて肌荒れを生じます。
およそ人口比的には乳幼児の20%弱、大人でも10%程度くらい居ると思います。
◎「アトピー」は病気じゃない
アトピーはまるで「病気」のように言われていますが、
僕はアトピーは病気なんかじゃないと思っています。
そもそも「アトピー(ATOPIC)」とは「原因不明の」という意味ですので、
何か病原菌やウイルスに犯されているわけでもありません。
単純に肌がとても弱く、
常人ならものともしないような洗剤や化粧品などの微弱な刺激で肌荒れしてしまいます。
アレルギーが原因になる場合ももちろんありますが、
アレルギーばかりがアトピーの原因ではありません。
アトピー体質の人は身体の低効力もあまり高くないため色々な物質にアレルギーを持ちやすいというだけです。
この謎の肌荒れを指して医学的には「アトピー性皮膚炎」と称されていますが、
アトピーはつまりだた何かしらの刺激やアレルゲン等に対して炎症を起こしているだけなので
その原因になり得る要因をとにかく避けていけばいずれ肌荒れはしなくなります。
(ちなみに稀に酷い重症のアトピーがありますが、これはアトピーの症状ではなく誤った「ステロイド剤」の使用法によって発症している「ステロイドの副作用」です。ステロイドを正しく使う、もしくは使用しさえしなければアトピーが医者がさじを投げるほどの重症になることはありません…。)
なのでアトピー体質の人たちは化粧品や洗剤についても人一倍気を配る必要があり、
たとえ一般の人が全然大丈夫な化粧品でも肌荒れしてしまうことがあります。
またアトピーが大人になるに連れて緩和していく人が多いのは、
アトピー~敏感肌くらいの間にいる人がこれに該当すると僕は考えています。
大人になると肌のバリア機能が子どもの頃より高まるので、
それによってアトピー体質側にいた人が多少肌が強くなって普通の「敏感肌」くらいになるケースが多いです。
これを「アトピーが治った」という表現をする場合もありますが、
それは僕はふさわしくはないと思っています。
単純にちょっと肌が強くなったというだけなんですよね。
◎「敏感肌」とは元々肌が弱いけどアトピーほどではない人たち
そして「敏感肌」というのは
アトピーほどではないけど一般の人たちよりは肌が弱いよ、
という人たちです。
アバウトですが、これが大体20%~30%くらい居ると思います。
アトピーの人はホントになんでも肌荒れしちゃいますが、
敏感肌の人はそれほどではないです。
でも普通肌の人に比べると合わない化粧品などが多く、
手荒れや化粧かぶれがしやすかったります。
場合によってはアトピーくらい肌が弱い人もいますよね。
この人たちも化粧品の選別をある程度気をつけないと肌荒れしやすいので
注意して選んで使用法も正しく使う必要があります。
アトピーの人やこの敏感肌に該当する人は、
簡単にいえば「生まれつき肌が弱い」人たちです。
先天的なものなので今後肌が強くなってなんでも使えるようになる…
ということはまず考えにくいでしょう。
◎「自称敏感肌」が急増している理由
そして現在で「敏感肌」と自覚している人が7割にも登ってしまうという要因の大部分が、
この「自称敏感肌」にあると僕は考えています。
自称敏感肌の人たちは恐らく人口比の30%くらいで、
実質的に一般に「敏感肌」(と思っている人たち)の内の半分くらいがこれに該当するでしょう。
自称敏感肌の人は実際には「敏感肌」(生まれつき肌が弱い人)ではありません。
元々の肌質ははっきり言って「普通」です。
普通肌の人たちの中でもちょっとお肌が弱めかな~?くらいの人たちで、
正しく化粧品を利用すれば、多くの場合は大抵のものを問題なく使えるはずです。
でも自分のことを敏感肌だと感じているのは、
それは恐らく誤ったスキンケアなどのやり過ぎによって
後天的に肌を弱くしてしまっているからです。
この場合はこれまでの不要なスキンケアやムダな美容を省いてシンプルなケアをしたり、
過度に肌に負担になることをやめてしまえば
大抵の化粧品や美容は楽しめるようになります。
最近はやはり変な化粧品や胡散臭い美容法がちょいちょい流行るので
本来は肌質的に何の問題もない人が敏感肌になってしまっているという現状があります。
「昔はそんなに肌荒れしなかったのになぁ…」と思う場合は
今のスキンケア等を見直してみると良いかもしれません。
◎何を使っても大丈夫!「普通肌~強靭肌」の人たち
これも大体3割くらいの割合かと思いますが、
化粧品は大抵何を使っても肌があれない、という人もいます。
普通肌のうち肌が強めの人たちや、真の屈強肌の持ち主である「強靭肌」の方です(^^;)
「これまで何使っても化粧品で荒れたことはない」
という人が僕の知り合いにもいます。
めっちゃ強力な洗浄力のシャンプーで頭も身体も顔も全部いっしょに洗っているけどツルピカの友達もいます…(苦笑)
こういう人たちは生まれつき肌のバリア機能がものすごく強いので
どのような化粧品や洗剤と触れても荒れることがありません。
アトピーの身からすれば羨ましい限りですが…(;^_^A
ただストレスや不摂生など身体の中からの要因で肌荒れすることはもちろんあります。
あくまで生まれ持った才能のようなもので、
モデルさんやタレントさんなど一握りの美肌の持ち主はこういう体質の人が多いのでしょうね。
ただ僕はアトピーや敏感肌でも化粧品や洗剤との付き合い方をマスターすれば
そこに比肩することも不可能ではないと考えているので
自分が生まれながらに肌が弱いからと言って悲観する必要はないと思います。
たとえアトピーでも普通肌くらいになるのはそんなに難しくはないので、
ぜひ化粧品の選び方など注意してみて欲しいと思います。
(具体的な選び方などは当ブログや拙著を参考にしてほしいです(^^)v)
というわけで本日は以上です。
今日の話はあくまでかずのすけの独自理論なので
お医者さんとか他の美容家さんはまた別の考えを持っている方もいらっしゃるでしょう。
ただひとつ言いたいのは、
『敏感肌』が存在しないなんてことはないだろう
ということです。
まぁ今後「敏感肌」がしっかり定義されて薬機法で規制されちゃうと
化粧品作ってる側からすると凄くやりにくくなるので
ルール自体は今のままで全然良いんですけどね(^o^;)
ではでは!(^-^)/
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