水道水、飲む? ブログネタ:水道水、飲む? 参加中

ミネラルウォーターを買うという習慣が僕にはありません。自分の部屋にはヴィッテルやヴォルヴィックのボトルが数本並んでいますが、それも別に好きで買ったわけではなくて日常的にライブハウスのドリンク交換でもらったもの。非常用の水として備蓄しています(笑)。

だから水道水飲むのには抵抗ないよ。蛇口ひねった水が飲めるっていうのはただでさえ日本国ならではの特権。外国ではこうは行きません。そりゃ身銭切って買うんだからミネラルウォーターは美味しいんだろうけれどさ、よくいう水道水のカルキ臭さとかが気になるくらいの味覚をお持ちなんでしたら。水道水を一度ケトルかなにかで沸騰させて、それを冷やしたものをボトルに入れて冷蔵庫で冷やして飲むのも手です。

せっかく水道からの水がそのまま飲料水になる国なのにもったいないなぁ~というのは、留学経験などがあるひとだと思ったことはありませんか? 僕はだからミネラルウォーターを買うっていうのはいまだにないんですよ。どうせ買うならお茶類を買いますね。

日本の水道局はさらに「おいしい水」を供給することにも懸命です。大阪の水道水なんてペットボトルにして売っているくらいだから凄いよね(笑)。
東京の水道局もこんなサイトを作って呼びかけていますよ。
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tokyo-sui/index.html
水道水が飲料できる自国の文化をもっと僕らは知るべきではないでしょうか。

ところで、
僕は“水のような透明感”のあるポップミュージックを作るために試行錯誤している音楽家でもあります。久々のライブが決まりましたのでちょくちょく宣伝させていただきます。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
fortune tune ---first live---
kazumi:vocal
kitamura:guitar
billy:bass

http://www.myspace.com/fortunetune

キュートで透明感あふれるカスミのヴォーカルをフーチャーした、ネオアコ/ニューウェーヴテイストの女性vo打ち込みロックバンドです。近々にMyspaceで音源も公開させていただきます。

2009年3月2日(月)OPEN:18:30/START:19:00
高円寺Club ROOTS(03-3330-0447)
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-22-3 群星館B1F(JR高円寺駅北口より徒歩1分)
http://www.muribushi.jp/
http://www.muribushi.jp/rootshp/schedule/2009/09_03/02.html
↑3/2のスケジュールページ。カスミちゃんの写真が載っています(笑)。
共演:HOUKA/Twinkle Party Dream/克己(KAZABANA)
チケット 前売:¥1200/当日:¥1500(1Drink別)

新曲を引っさげてのファーストライブ。お越し頂けるかたはディスカウントチケットを用意しますのでお気軽にご連絡ください。 …といっても、今回もともとがリーズナブルな料金設定なのでほんの気持ち程度になっちゃうと思いますが。Twinkle Party Dreamもポップテイストのある女性voバンドですね。KAZABANAのギタリスト克己さんはソロアーティストとして出演されるのだそうです。

CLUB ROOTSの1Fは行ったことのあるかたは御存知でしょうが、実に美味しい沖縄料理屋さんなのです。ライヴ終了後はそのままこのお店で打ち上げ&食事もできたらと考えております。fortune tune初のライヴというパーティみたいな感じなので、ぜひぜひみんなで楽しみましょう。新しいひととも積極的に声をかけて繋がっていきたいです。よろしくお願いします。 なお当日の出演は21:00過ぎになります。
安上がりな娯楽は? ブログネタ:安上がりな娯楽は? 参加中

僕みたいな人間にとってはズバリ音楽と言えます。チケットを買ったり、レコードを買ったり、楽器を買ったりもとでは必要かもしれないけれど。でも最近思うことは例えばライブでも、たった一度数時間、いや数十分の演奏がとてつもなく自分の生活の活力になるってことあるんだよな。年齢をとればとるほど、ピーンと来ないものに出逢う機会も多いけれど、たまにとてつもないものに出逢えたりしたとき、その感激は10代、20代の衝撃じゃ比較にならないくらいのものになったりもします。これが面白いところ。ライヴ行くんでもいいし、名盤に出逢うっていうのもいいし、ギターでもピアノでも楽器にトライしてもいい。スポーツと違って体力的なハンディというのからも縁遠いのも音楽の魅力かもしれないね。クラシック演奏家でもジャズマンでも高齢のミュージシャンって多いでしょう?
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
しかし、そのためには本物を観なきゃ駄目。何を本物っていうかはなかなか難しいんだけれど、今年いくつか観たなかでも例えば山下達郎さんとか、加藤和彦さんや土屋昌巳さんらによるVITAMIN-Qなんかは本物だなぁって感動しましたね。その世代からと比べれば若手バンドになるけれど(^^;)、ZIGGYファミリーの森重樹一さんと戸城憲夫さんらによるTHE DUST'N'BONEZのライヴももの凄いよかったのでした。
http://www.dustnbonez.jp/

3rdアルバム『COCKSUCKER BLUES』引っさげての全国ツアーの千秋楽が5日(木)恵比寿リキッドルームにて行なわれたのです。いやはやファンで満タンなリキッドでしたが、驚くべきはファンによる大合唱率の高さですね。ダストゥンを観たのは何年か振りで、ZIGGYに比べるとめちゃくちゃワイルドでラウドなバンドだなぁっていう認識だったんですが、その認識はそのまままにラウドな演奏にかき消されるまいとみんなが歌っている姿は実に印象的なのでした。それはお馴染みの曲から『COCKSUCKER BLUES』収録曲まであまり差異がない。ファンには本当にメロディが浸透しているんだよね。それがなんとも印象的だったのです。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
『COCKSUCKER BLUES』(徳間ジャパンコミュニケーションズ)はダウトゥンならではのダーディでアグレッシヴなハードナンバーはもちろん、先が読めないミクスチャーテイストもあり、なおかつ『ZOO&LUBY』時代の森重樹一-戸城憲夫ZIGGYを彷彿させるような楽曲も入っていたりして、かなり聴き応えがあるアルバムなのです。ZIGGYを棚上げしたことで獲られた自由なムードが良いというか…これは大きいです。今年ジェネオンから出る松尾宗仁アニキらによるTHE PRODIGAL SONSのアルバムも同じムードが醸し出されると予想します。これも絶対名作に仕上がるはずです。

それにしてもフロアタム2発を備えた満園英二さんのドラミング…重たくて凄いパワーだったなぁ。WILD FLAG以来だったんですが、一層パワフルな印象でした。戸城さんのブリブリ言わせまくりのリード・ベース・プレイもツボだったし、甘いミドルトーンを死守しつつ歪みやクランチトーンなど実は様々なサウンドを繰り出す坂下丈朋さんのES-335も見事だったなぁ。このサウンドでセミアコっていうのが独特というか、丈朋さんならではなんですよね。

そしてなんと言っても森重さんのヴォーカル! 実は風邪引いて大変だったそうなんですが、客席にマイク向けること多いなぁとは思いつつもそれはいつもそうなので(笑)、遠くから観ていた分には全然ハンディには聴こえなかったんです。プロディのほうがもっと歌が前に出ている感がありますが、なにせ爆音大会のダストゥンだからね(^^;)。それにしても甘いウィスパーから、突き抜けるハイトーン、ダミ声シャウトにいたるまで…このひとのヴォーカリゼーションの技術はいつ観ても凄いです。日本を屈指のヴォーカリストとして真っ先に浮かぶのは僕にとってこの森重樹一さんであり、あと宮沢和史さんとか先述の山下達郎さんとか、まだライヴを観たことはないけれど松山千春さんとかさ、いずれにしろ5本の指に入ることはまず間違いないです。お逢いするたびにいつもタトゥーにビビるけれど(^^;)、本当に音楽愛に満ちあふれていてジェントルマンでカッコ良いんですよ。次はプロディ楽しみにしています。

P.S.
プロディといえば、このブログで使われている写真。
http://tpsj.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-dd80.html
ギターの間にさりげなく見える額縁の中の宗仁さんの写真。これって僕がやったPlayerの記事ではないですか! こういうのって嬉しいです。心の支えになります。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
左のメガネの女性が「永遠の18歳」朝の女王様・片桐八千代さん
 浪人~大学時代にFM NACK5早朝番組で「永遠の18歳」片桐八千代さんの声に出逢った僕。ここ数年では日曜朝のNACK5「朝の女王様」として君臨している彼女の番組も相変わらず愛聴しているわけで、僕の八千代愛はかれこれ10年以上に渡っているわけです。そこに去年から。「東京わがままモーニング」も始まりさらに楽しみが増えました。たまに読まれているメールから伺うに老舗のRFラジオ日本リスナーに混じって、明らかにNACK5リスナーというか僕のような八千代ファンも多いようです(笑)。RFラジオ日本って永らく演歌~歌謡曲、オールディーズ系のようは時代遅れなラジオ局のイメージだったわけですが、そうしたイメージを一新するようなフレッシュな印象を抱かせるにも、八千代さんの起用は大正解だったと思います。「わがモー」は9時までだけれど、9時過ぎの「よこはまロハス」オープニングでも番組受け渡しで八千代さんは登場しているのでここまで聴くのが僕の毎朝の日課です。土井さん、内藤さんらとの受け渡しトークも面白い(笑)。

 番組ブログもチェックしていて、永年ずーっとミステリアスな存在だった八千代さんのプラヴェートショットもちょくちょく拝められるのもファンとしてはとっても嬉しいし(10年に渡り八千代さんの写真はなかなか見る機会がなかったのです)、先日ビリーバンバンがゲストで出ていたのにはぶったまげましたが、早朝番組なのにそういうサプライズ性もあるのもツボだったりします。番組聴取の年齢層ターゲットを考えたときになかなか難しい壁もあるんでしょうが(開局50年特番でもそのようなお話がありましたが)、なんとかその辺のバランスをうまく取りつつ息の長い番組にしていただきたいものです。

 ところで先週の番組ブログに「片桐八千代コレクションの中からのリクエストもお待ちしています」と明記されていたので駄目もとで「わがままリクエスト」コーナーに参戦してみたのです。送ったメールは下記の通り。

ぜひ八千代さんのLP棚から引っぱりだしていただきたいのがリビー・タイタス「夢の中のバルバドスの夜」です。僕はCD化の際に入手し損ねて中古屋回ってもいまだに手に入らないんですが、八千代さんは絶対お持ちのはずです(笑)。「なんとか買って聴けばいいじゃん」とか「FMにリクエストしろ」とか思われるかもしれませんが、僕はAMラジオの音質で一度この曲を聴いてみたいのです。FENで流れる洋楽がレコードとは違う魅力があるように、AMラジオのフィルターを通して聴く70年代の音楽はそれでしか味わえない良さがあります。夜の曲ではあるんですが、アコースティック色豊かで洗練された音世界は、朝に聴いてもホッとしたムードを味わせてくれます。ぜひぜひよろしくお願いいたします。

北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
Libby Titus『リビー・タイタス』SICP-1452/アルバム/2007.7.18/1,890円(税込)
 リビー・タイタスはかのドナルド・フェイゲンの奥さんだったことでもA.O.R.ファンには有名な女性ヴォーカリスト。「夢の中のバルバドスの夜」は代表曲とはいえ、かれこれ20年前くらいのFMエアチェック時代だったら流れること自体がマニアを血眼にさせたようなマニアックな曲。まさか朝のAM番組、しかも7時台!では難しいだろうなぁと駄目もとのリクエストだっただけに(だいたいアナログ盤が局に保管されているのかどうかもわからないわけですから)、まずはかかることはないと思っていたんです。

 が、かけてくれたのです!

 昨日メールを送ったばかりだったっていうのもあって本当に驚きました。いろんな意味でびっくりしたリスナーも多いと思います(^^;)。八千代さん自身、「こんな良い状態でLPが保存されているなんて感激した」って番組中におっしゃっていました。

 昨今では保管場所や再生機器の問題もあって、アナログ盤を処分するラジオ局や有線放送局の話を耳にしては胸を痛め るんですが、RFラジオ日本では健在なんですね。それも凄く嬉しかった。この財産をぜひこれからも守り抜いていってほしいと真摯に願います。そして、折をみてまたこんなわがままなリクエストに応えていただけたら嬉しいです。

 先述の「夢の中のバルバドスの夜」が収録されたアルバム『リビー・タイタス』ですが、永年A.O.R.ファンには高嶺の花のプレミアムアイテムでした。しかし2007年に紙ジャケ仕様/DSDマスタリングでCD化されていたんです! 本当にいつのまにか出ていた感じで、僕は悔しい想いをしています。アマゾンではすでにプレミアついています…LPと比べたら手が出せない値段ではありませんが。ディスクユニオンか何処かで手頃な価格で売っていたら誰か教えてください。ずっと欲しかったアルバムなんです。

 ラジオのリクエストに採用されて、アナログレコードをかけてもらえるというのはラジオっ子には何より嬉しいことです。お世辞にもRFラジオ日本の聴取は良いシチュエーションとはいえないので、ノイズまみれのスピーカーにかじりついて聴くという久しぶりの体験をしました(笑)。昔はラジオってこういう聴き方で一喜一憂していたことを思い出しましたね。今、僕は幸せな気持ちです。
渋谷AXにVITAMIN‐Qのライブに来ております。サンセットスウィッシュから土屋昌巳さんに送られた花が洒落ている!

もうすぐ開演です。楽しみ!
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき-SA380297001.jpg
愛聴している日曜のラジオ番組でインストゥルメンタルを楽しんでいる番組が2つあります。
ひとつはNHKラジオ第1で毎週日曜8:05~55のクラシック番組「音楽の泉 」。クラシックは苦手な僕ですが、皆川さんの解説も合わせて唯一楽しめるクラシック番組です。発見がいろいろとあるんだよなぁ。聴きはじめたのはここ数年ですけれどね。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
そしてTBSラジオ毎週日曜12:00-13:00の「若山弦蔵MDUバックグラウンド・ミュージック」。
http://www.tbs.co.jp/radio/bgm/index-j.html
40代~50代だと若山弦蔵さんのダンディな声にしびれたひとは多いでしょうね。
近年の「若山弦蔵MDUバックグラウンド・ミュージック」は若山弦蔵さんのナレーションで様々な話題に触れつつ、いわゆるオーケストラやビッグバンドによるインストゥルメンタル/映画音楽がひたすら流れる番組なんです。この手のインストって悪い意味での「イージーリスニング」的な扱いになりがちなのですが、それをきちんと扱っていることに好感を抱いていました。ほかにこんな番組はないんですよ! もっとも僕はそういう音楽に精通しているわけでもなくて、どちらかといえばあんまり興味も持っていなかったほうです。ところが、年齢をとってきたりして、昔はバカにしていた ナイアガラ・フォール・オブ・サウンド・ オーケストラの『NIAGARA SONG BOOK』シリーズなんかも楽しめるようになると、こういう音楽にも耳が向くようになるから不思議なもんです。服部克久の『音楽畑』シリーズとかね。結局、理解するのに時間が要る音楽っていうのもあるんだよな。それは恥ずべきことじゃない、今だから確信できていることではあるけれど。

その「若山弦蔵MDUバックグラウンド・ミュージック」が3月中で長い歴史に終止符を打つのだそうです…。昨日の弦蔵さんの発言はショッキングだったなぁ。あぁ、また愛するラジオ番組が終わってしまう。

こういう番組で聴取率を取るのは難しいと思う。ましては日曜の昼…。それはあまりに理想論だとは思うんだけれど、『音楽の泉』のコンセプトもそうだけれど、日曜にゆったりと音楽を楽しめるような時間がないのは文化生活としてよくないって。山下達郎『SUNDAY SONG BOOK』とかも同意義だよね。せめて深夜帯とかでなんとか継続してくれないものか。この手の音楽が聴ける可能性ある番組ってあとはNHKのラジオ深夜便2時台くらいになっちゃうのです。そしてこういう番組が終わることは音楽文化にとって大きな痛手なんですよ。これを読んで今ピンとこないっていうひとも、何十年か経ったらきっと僕の書いた意味がわかると思う。でももうそのときでは取り返しはつかないのです…(T_T)。
 よくあるベスト10とかとてもそんな風に選べないので単なる羅列です。しかしこう振り返ると邦楽偏重ですね。インストものでも洋楽でもいっぱいライヴ観ているし、いっぱいインタビューとかやっているんだけれど、自分の気持ちに偽りなしに思い浮かぶのを書くとこうなるんですね。…っていうか、今の洋楽ってそんな面白いと思わないんだけれどな。
 もっとも僕がいちばん聴くのは旧譜なのかもしれないけれど。

北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

JAPAN
ASPARAGUS『ASPARAGUS LIVE』
advantage Lucy『飛び立った7頭の蝶たち』
石橋英子『ドリフティング・デヴィル』
イノトモ『夜明けの星』
THE ORANGES『15~THE BEST OF THE ORANGES』
カジヒデキ『ロリポップ』
河口恭吾『HORIZONT meets 常田 真太郎』
木村カエラ『+1』
空気公団『メロディ』
久保田洋司『ゆめゆめ』
CRAZY KEN BAND『ZERO』
小泉今日子『Nice Middle』
時空海賊SEVEN SEAS『Imagination』
白根賢一『manmancer』
ジン『クオリア』
SKAYMATES『キャンプ イン ダ ハウス』
鈴木慶一『ヘイト船長とラヴ航海士』
鈴木祥子『スウィート・セレニティ』
曽我部恵一BAND『キラキラ!』
染谷 俊KNOCK ON POPS』
DETROX『detroxIII』
TOKYO No.1 SOUL SET『No.1』
堂島孝平『UNIRVANA』
堂島孝平『THE UNIRVANA SHOW』ライヴ盤
土岐麻子『TALKIN'』
中村あゆみ『VOICE』
NICO Touches the Walls『Who are you?』
Bajune Tobeta『青い蝶』
Perfume『GAME』
the band apart『adze of penguin』
バンバンバザール『ウクレレ バンバンバザール』
VITAMIN-Q featuring ANZA『ビタミンQ』
FUZZY CONTROL『4FORCE』
Fabienne『Innocent Note』
ぶどう÷グレープ『愛もれ』
FREENOTE『ルート3』
VELTPUNCH『Paint your life gray』
miu mau『Design』
モダーン今夜『天気の存在する理由』
羊毛とおはな『こんにちは。』
山嵐『狼煙-NOROSHI-』
YOUNGER GENERATION『YONGER GENERATION』
Yum!Yum!ORANGE『ORANGE ROCK FES 33』
YUI『I LOVED YESTERDAY』
Lamp『ランプ幻想』
reach up to the universe『You&Me』

 石橋英子『ドリフティング・デヴィル』は現在ライブ会場やレコード屋などで配布されているフライヤーに僕のホットなレビューが掲載されています。今年出逢ったreach up to the universe『You&Me』は、もし僕が10代だったらこういうバンドをやっていたいよなぁというアプローチのギターロック+チェロのシンフォゲイザー・サウンドに感動しました。空気公団『メロディ』、土岐麻子『TALKIN'』、Bajune Tobeta『青い蝶』、モダーン今夜『天気の存在する理由』、Lamp『ランプ幻想』はただただ単純に憧れる作品でもあります。Bajune Tobeta、Lamp以外はライヴも行ったけれど感動的だった。CRAZY KEN BANDは毎年素晴らしいけれど最新作『ZERO』も濃密でしたね。鈴木慶一『ヘイト船長とラヴ航海士』はレコード大賞アルバム賞に輝いたという。過去と未来を行き来する音世界が素晴らしい。楽曲はいまだに淡白に聴こえるのだけれど、それでもなんか気になるという1枚。鈴木祥子『スウィート・セレニティ』、これも素晴らしいですね。祥子さん、相変わらずお美しかった。堂島孝平くんの『UNIRVANA』は彼の最高傑作だと思います。楽曲の完成度、アルバム1枚通しての構成力、すべてがもの凄いところに到達していました。Perfume『GAME』は言うこと無し。武道館公演も面白かったね。the band apart『adze of penguin』はよりクリーントーンのギターアンサンブルを追求した現在型ならではのバンドサウンド。対して加藤和彦、土屋昌巳らによるVITAMIN-Q featuring ANZA『ビタミンQ』は、60~70年代ロックを再現したプロミュージシャンとしての真骨頂を見せつけた音が衝撃的! 来週のライブも楽しみだなぁ。ぶどう÷グレープ『愛もれ』はジャパニーズ・ニューウェーヴ真の継承者ならではの渾身の1枚。セールス的にも知名度的にももっと上がって然るべきのバンド。最初っから永井秀彦さんってポピュラリティを持った才人なので、ぶっちぎって過激なくらいのほうがヴォーカル久美子ちゃんと釣り合いとれる気がします。Yum!Yum!ORANGE『ORANGE ROCK FES 33』は遂にレピッシュの恭一さんとのコラボレーションが実現。バンドの演奏力が一層スケールアップしたのを感じました。ヤムヤムもヒット曲出ていい頃なんだけれどなぁ。
 そして今年は何よりもFabienne『Innocent Note』。古賀森男さんが帰ってきてくれました。このひとは土屋昌巳さん同様、僕にとっては神のようなひとです。文句無しの傑作でした。こういうアルバムを僕は待っていた! 「ジャケットはプレイヤーの広告をみていて思い浮かんだんだよ」的なことも言ってくれたりして…。古賀さん、今年はもっとライヴやりましょうよ~。

北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

INSTRUMENTAL
9dw『9dw』
神保 彰『ゲット・アップ!』
野呂一生『INNER TIMES』
山本恭司『HEALING COLLECTION ~ The Best Of Kyoji Yamamoto~』

 なんかもの凄い聴いたんだよなぁ、インストものも。圧倒的によかったのはカシオペア人脈と、超新星のように現れた9dw!! これは聴き狂いました。いまでも飽きませんし、いまだにバッグに常備。名盤だと思います。クロスオーヴァーテイストにヒップホップ以後の発想が融合されているがゆえの、ストイックな人力ダンスビート・アプローチがとにかく快感でした。恭司さんのはベスト盤なのだけれど、いわゆるヒーリング系を彷彿させるギターインスト集で、ベスト盤というよりオリジナルアルバムとして聴くほうが正しいと思う。この艶やかで棲んだギターのトーンの重厚さ…一流ミュージシャンの尊さを再認識した次第です。

北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

OVERSEAS
ELLIOT MINOR『ELLIOT MINOR』
JASON FALKNER『Bedtime With The Beatles part two』
DUNE『ウイー・ア-・イン・ゼア・ユー・ア-・アウト・ヒア』
HIGH PLACES『HIGH PLACES』
BIG ARM『Radiator』
THE PLAYING FAVORITES INTERVIEW『アイ・リメンバー』
Roger Joseph Manning Jr.『Catnip Dynamite』
Rotary Ten『These are our hands』

 飛び抜けたのがなかったような…。COLDPLAYとかもあの曲以外はイマイチ印象残らなかったし(苦笑)、オアシスも2nd辺りのマジックにはおよばない楽曲。これは洋邦問わず思うんだけれど「メロディ出尽くしたの?」っていうくらい、インパクトが薄い曲が多いんだよね。僕のアンテナがますます錆び付いているのかもしれないけれど。ジェリーフィッシュ・ファンにはロジャーの新作は嬉しかったし、ジェイソンとのまさかの共演もサプラオズでした。TV EYESも良かったよね。BIG ARMはハッピーマンデイズの血を見事受け継いでいる秀作。マンチェ系好きなひとはちゃんとチェックしろよ!って感じ。HIGH PLACESはポップミュージックの最前線にいる女性vo+男性perによるカップルデュオ。ライヴも面白かった。これから注目度が高くなってくると個人的に思っているんですが。ニューカマーという意味で最大のヒットはロータリーテン。演奏技術も見事だし、ネオアコ~ギターポップの神髄を聴かせてくれます。初期REM好きなんだってさ。ロータリーテンもほとんど話題にならなかった。もの凄く名盤なのに…。気になるひとがいたら、僕がやったインタビューのテキストをお送りしますよ。

北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

VISUAL
サディスティック・ミカ・バンド『サディスティック・ミカ・バンド』
JOY DIVISION『JOY DIVISION』
スティーヴ・ジャンセン『オカーレンス・オブ・スロープ』
BOWWOW『BOWWOW SUPER LIVE 2007』
松井常松『PREMIUM STANDARD PLUS』
moonriders『LIVE at SHINJUKU LOFT 2006.4.15』

 あんまり映像作品は観るほうではないんですが、上記のは印象が残っています。ミカバンドは記者会見での僕の質問部分がボーナスディスクにまんま入っている(笑)。ジョイディヴィジョンはまさかのライヴ映像込みの映画で驚きました。ニューオーダーならともかく、ジョイ・ディヴィジョンでこんな話題になる日が来るとはね…。オリジナルアルバムは2枚とも風化しない作品だよね、本当に。松井常松さんのDVDはライナーノーツ及び、なんとインターでは僕の撮った写真が採用されています。これは嬉しかった。ライダーズのライヴDVDは資料用レベルのクォリティの映像だけれど、ロフトでクラウン時代を再現したことにはめちゃくちゃ意味がある。この日はポータブルロック、シネマが対バンだったんだけれど、後追い世代としてはまさか目の当たりにできる日が来るなんて想像すらできなかったわけで…生きているとたしかに良いことってあるんですよね。

 2009年はトクマルシューゴくんの新作に期待。4月にミニアルバム+DVD、そしてうまくいけば年内にアルバムが出そうです。4月にはDOESとmonobrightもアルバム出しそうだし、2月に出るユニコーンとか3月のチャットモンチーも素晴らしい。きっと今は邦楽のほうがエキサイティングな楽曲が多いんじゃないかな?

新成人にエールを! ブログネタ:新成人にエールを! 参加中

今日FM NACK5「BEAUTIFUL FRIDAY~Hanakin~」を聴いていたら、成人式のそもそもの期限はお隣蕨市の「成年式」が全国的に広がったものだと知った。意外だ! 僕が20歳のときなんていうのはめちゃくちゃアマちゃんでモラトリアムでどうしようもなかったね。成人式でバカ騒ぎしてマナーがどうのこうのとか問題になるじゃない? でもまだ式に参加するだけ意思があるとも言える。僕は言ったけれど友達とくっちゃべって帰ってきた感じで(居酒屋行ったっけな)、あとリリアにWink来たからちょっと観て、結局式典には参加しなかったという…。

最近自分の晩年が近づいてきている気がするからっていうのもあるんだろうけれど、人間は年齢じゃない。20歳だって子供がいれば凄く大人もいる。35歳でも僕は相変わらず駄目な人間だと思うし、ちゃんと家買って子供育てている同級生の姿を観ると劣等感も感じる。でも何もできないんだよねぇ。

その意味では個人個人で「成人式」っていうのはあるべきなんだよ。昔の元服とかはそれこそ物心着いた頃だったこともあったんでしょう? 20年って同じ測りで扱えるべき問題じゃないと思う、昨今は特に。それだけ「大人になる」「独り立ちする」っていうのは意識的に取り組んでいかないとどうにもならないし、特にこれからの人生はサヴァイヴァルできないんじゃないなぁ。ゆえに僕は暗いです。はぁ。

去年首都圏のNACK5、J-wave、Bay FM、FM FUJIなどは開局20周年でした。首都圏FM開局ラッシュに胸を躍らせてからもう20年なのかぁ…。と思っていたら、RFラジオ日本に関してはなんと開局50年! 元ラジオ関東のRFラジオ日本はこれまであまり聴く習慣がなかった。なにせ僕がラジオを聴きはじめた頃は「社会の木鐸」期だったし、演歌ばっかり流しているラジオ局ってくらいの印象しかない。それにいまだにそうだけれど受信しにくい。それでも再認識したっていうのは、もう5年前になるのかな? 大滝詠一「Go! Go! Niagara」再放送っていうスペシャルな機会があったから。あのときにほとんど初めてチューニングして、「こんなにも聴きとれないのか!」って受信の難しさを体感したわけです。

そんな僕が再びRFラジオ日本に注目、いや注耳しだしたのは、“愛しの女王様”片桐八千代さんが「東京わがままモーニング」という朝番組を始めたから。僕にとって平日朝は最もエアチェックに忙しい時間帯です。5時過ぎからFM NACK5「チャイム」「大野勢太郎WARMING UP MUSIC」、TBSラジオ「生島ヒロシおはよう定食/おはよう一直線」、「森本毅郎スタンバイ」、そして片桐八千代さんの「東京わがままモーニング」を時間によってチューニングを引っ替え取っ替え聴いているという。おかげでいち早くニュースをゲットできるわけですね。新聞読むのは大事だけれど、概要を伺い知るのは長けているメディアだと思う、ラジオって。

そんなRFラジオ日本の開局50周年特番にメールしたら、こんなプレゼントに当選しました。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
花輪如一著の「ラジオの教科書」。これが面白い! それこそラジオの始まりから基礎知識、玉音放送やラジオ体操などのエピソード、ラジオ局を駆け巡った様々な事件、長寿番組、デジタルラジオへの移行にいたるまで、たっぷりと紹介されています。ここ数年はほとんどバンド活動もせずにラジオに入れ込んでいる僕ですので、年明けはどっぷりとこの本を読むのに費やしている気がするくらい。

雑誌業界と同じく、ラジオ業界もいろいろと大変なご時世。でも決してなくなってはいけないメディアだと僕は思う。テレビは観ないが、ラジオはないと困る。そんな僕のような人間っていったいどれくらいいるんだろう? そして若い子にとってのラジオってどういうものなんだろうね?
今年「おっ!?」って思ったのはHIGH PLACESです。
http://www.myspace.com/hellohighplaces
ブルックリンの男女デュオであり、マリー(vo,effect)とロブ(per)が打ち込みトラックにエフェクトをかけたりエレクトリック・パーカッションでそのときそのときのヴァイブレーションを放ちながら、マリーがキュートな歌を乗せるという。こんなにも和音のないトラックでよくマリーは歌えるなぁと感心してしまうんですが、よくあるダンスものの支離滅裂な素材ヴォーカルって感じではなくって、きちんと歌ものとして完成しているのが凄いんです。奇跡的なんです。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
実は今週末に来日していて、僕は金曜に某所で行なわれたクラブイベントに入れていただきました。ライヴ写真は僕が撮ったものです。DJセットっぽく見えるけれど、ターンテーブルやCDJではなくって、サンプラーに各種エフェクター(ボスのコンパクトエフェクターもあり)、ローランドのパッド、ミキサーなどが羅列されているんだよね。ロブはスティックを持ってパッドで肉体的なパーカッションサウンドを加味して、マリーはときどき諸々のツマミをいじくったりしながら朗々と歌い上げるという。…sens uniqueに似ているんだ、ちょっと(^^;)。それで入りやすかったんだろうな、僕にとっては。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
アルバムは2枚出ています。シングル集と、初のアルバム『HJGH PLACES』。上のジャケットが『HJGH PLACES』で輸入盤屋か外資系ショップでわりと気楽に入手できます。Amazonでも在庫あるみたいだし。ここぞとばかりに2人にサインしてもらったのでありました。ロブのサインが滲んでしまったのが計算外れだった…。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
国内盤はまだ出る予定ないんですかね? もしこれから出るようだったらライナー書かせてもらえないかと真摯に思っているんだけれど。ディストリビューターさん、何かの縁で僕の文章見たらぜひよろしくお願いいたします。

ちなみにヴォーカルのマリー、めちゃくちゃ可愛いです(#^^#)。フレンドリーだし、同性で憧れる娘は多いんじゃないかな? 土曜は東京にいなかったものでネスト公演に行かれた方が羨ましいんですが、またHIGH PLACESには来日公演を実現させていただきたいと思うのであります。

来年さらに注目を集めるデュオだと太鼓判押そう!
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
ポップミュージックの最新型というか最前線っていうのを考えたときに、昨年から僕の頭に焼き付いて離れない存在がトクマルシューゴくん石橋英子さん。ともに卓越したマルチプレイヤーであると同時にシンガーソングライターとして著名です。特に英子さんのワーカホリックっぷりは凄くて、PANIC SMILE、MONG HANG、石橋英子×アチコなどなど様々なバンドやセッション活動で大活躍中。が、僕は何よりソロアルバムが好き。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
待ちに待った彼女の2ndソロアルバム『Drifting Devil』がリリースされました!。
http://www.eikoishibashi.com/
これがすんごい良いです。 どれくらい良いかっていうと、その想いのたけは現在配布されている英子さんのフライヤー、そして『Drifting Devil』の特設サイト Recomend にて僕が書いた長い長いライナーが掲載されているのでぜひお読み下さい。。
http://www.eikoishibashi.com/drifting_devil/
肉体派ポップミュージック最前線、ここにあり。 僕はこういう音楽がバカ売れするべきだと本当に思っています。トクマルくんも英子さんもいわゆる打ち込みは使わず、すべて手弾きしたものを録り重ねて加工しているんですよね。

Perfumeとかも大好きなんだけれど、今僕が気になるのは演奏技術に裏打ちされた作品でなおかつ先駆性のあるもの。今年は9dwなんかに多大な衝撃を受けましたが、英子さんのアルバムも本命盤です。彼女のサイトで音も聴けますのでぜひぜひご堪能あれ! 今出ているPlayerで囲みの記事を書いているほか、次号ではレコ発イヴェントのライヴレポなんかも書いていますのでそちらもよろしく。

今日はNATSUMEN/PANIC SMILE/EASTERN YOUTHを観にまたオーウェストだ!

スーパーとコンビニどっちが好き? ブログネタ:スーパーとコンビニどっちが好き? 参加中


閉店寸前に行ってお買い特品の総菜やら、セール品を買うんだったら断然スーパーですよね。広告をチェックするまではしないけれど、結構思わぬ収穫があったりするもんだ。でも日常的には圧倒的にコンビニに足を運ぶことのほうが多いです。特にShop99は自宅の下だったりするもので…。

都心部だと今はスーパーマーケットでも24時間営業が珍しくないから凄い。僕の近くにもマックスヴァリューが何食わぬ顔してずっと営業していたりしますし、ドンキホーテも朝まで営業しているものね。良い時代だよ。

ただコンビニにディスカウントストアっていうのは品揃えの差で歴然とした差があるけれど、コンビニとスーパーの差って微妙になりつつあります。特にShop99とか99イチバとかだと生鮮食品も置いてありますからね。これからもその傾向は強くなっていくんだろうなぁ。規模的にも維持力的にもスーパーって大変かも。

スーパー、コンビニといってすぐさま思いつくのが平松愛理さんの『USABARA』のジャケット。僕は断然愛理さんの初期作品のシンパではあるけれど割合好きなアルバムです。開局当時、FM NACK5朝の情報番組「795REPORT」木曜日を担当されていて(今の「WARMING UP MUSICの前身ですね)、軽快なトークとユーモアあふれるキャラクターで一耳でファンになりました。特に多重録音コーラスアンサンブルは達郎さんに太刀打ちできるひとは愛理さんか浜田麻里さんかっていうくらいしか思い浮かばないくらい凄い。ソングライティングも素晴らしくて、「ゴールドダンボール」「青春のアルバム」「太陽のストライキ」「月のランプ」etc...死ぬほど聴きまくりました。今でも聴きます。好きすぎて『treasure』『My Dear』は2枚ずつ買ったからね。

南青山マンダラでシリーズライヴがスタートしているんだよね。まだライヴ未体験なだけに行きたい気持ちは常にあるんですが…。