ブログネタ:安上がりな娯楽は? 参加中僕みたいな人間にとってはズバリ音楽と言えます。チケットを買ったり、レコードを買ったり、楽器を買ったりもとでは必要かもしれないけれど。でも最近思うことは例えばライブでも、たった一度数時間、いや数十分の演奏がとてつもなく自分の生活の活力になるってことあるんだよな。年齢をとればとるほど、ピーンと来ないものに出逢う機会も多いけれど、たまにとてつもないものに出逢えたりしたとき、その感激は10代、20代の衝撃じゃ比較にならないくらいのものになったりもします。これが面白いところ。ライヴ行くんでもいいし、名盤に出逢うっていうのもいいし、ギターでもピアノでも楽器にトライしてもいい。スポーツと違って体力的なハンディというのからも縁遠いのも音楽の魅力かもしれないね。クラシック演奏家でもジャズマンでも高齢のミュージシャンって多いでしょう?

しかし、そのためには本物を観なきゃ駄目。何を本物っていうかはなかなか難しいんだけれど、今年いくつか観たなかでも例えば山下達郎さんとか、加藤和彦さんや土屋昌巳さんらによるVITAMIN-Qなんかは本物だなぁって感動しましたね。その世代からと比べれば若手バンドになるけれど(^^;)、ZIGGYファミリーの森重樹一さんと戸城憲夫さんらによるTHE DUST'N'BONEZのライヴももの凄いよかったのでした。
http://www.dustnbonez.jp/
3rdアルバム『COCKSUCKER BLUES』引っさげての全国ツアーの千秋楽が5日(木)恵比寿リキッドルームにて行なわれたのです。いやはやファンで満タンなリキッドでしたが、驚くべきはファンによる大合唱率の高さですね。ダストゥンを観たのは何年か振りで、ZIGGYに比べるとめちゃくちゃワイルドでラウドなバンドだなぁっていう認識だったんですが、その認識はそのまままにラウドな演奏にかき消されるまいとみんなが歌っている姿は実に印象的なのでした。それはお馴染みの曲から『COCKSUCKER BLUES』収録曲まであまり差異がない。ファンには本当にメロディが浸透しているんだよね。それがなんとも印象的だったのです。

『COCKSUCKER BLUES』(徳間ジャパンコミュニケーションズ)はダウトゥンならではのダーディでアグレッシヴなハードナンバーはもちろん、先が読めないミクスチャーテイストもあり、なおかつ『ZOO&LUBY』時代の森重樹一-戸城憲夫ZIGGYを彷彿させるような楽曲も入っていたりして、かなり聴き応えがあるアルバムなのです。ZIGGYを棚上げしたことで獲られた自由なムードが良いというか…これは大きいです。今年ジェネオンから出る松尾宗仁アニキらによるTHE PRODIGAL SONSのアルバムも同じムードが醸し出されると予想します。これも絶対名作に仕上がるはずです。
それにしてもフロアタム2発を備えた満園英二さんのドラミング…重たくて凄いパワーだったなぁ。WILD FLAG以来だったんですが、一層パワフルな印象でした。戸城さんのブリブリ言わせまくりのリード・ベース・プレイもツボだったし、甘いミドルトーンを死守しつつ歪みやクランチトーンなど実は様々なサウンドを繰り出す坂下丈朋さんのES-335も見事だったなぁ。このサウンドでセミアコっていうのが独特というか、丈朋さんならではなんですよね。
そしてなんと言っても森重さんのヴォーカル! 実は風邪引いて大変だったそうなんですが、客席にマイク向けること多いなぁとは思いつつもそれはいつもそうなので(笑)、遠くから観ていた分には全然ハンディには聴こえなかったんです。プロディのほうがもっと歌が前に出ている感がありますが、なにせ爆音大会のダストゥンだからね(^^;)。それにしても甘いウィスパーから、突き抜けるハイトーン、ダミ声シャウトにいたるまで…このひとのヴォーカリゼーションの技術はいつ観ても凄いです。日本を屈指のヴォーカリストとして真っ先に浮かぶのは僕にとってこの森重樹一さんであり、あと宮沢和史さんとか先述の山下達郎さんとか、まだライヴを観たことはないけれど松山千春さんとかさ、いずれにしろ5本の指に入ることはまず間違いないです。お逢いするたびにいつもタトゥーにビビるけれど(^^;)、本当に音楽愛に満ちあふれていてジェントルマンでカッコ良いんですよ。次はプロディ楽しみにしています。
P.S.
プロディといえば、このブログで使われている写真。
http://tpsj.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-dd80.html
ギターの間にさりげなく見える額縁の中の宗仁さんの写真。これって僕がやったPlayerの記事ではないですか! こういうのって嬉しいです。心の支えになります。