アメリカ人医師ロジャー・モリソンによるホメオパシー講義の字幕を監修し、また、ロジャー・モリソンらによって本当に深く深くホメオパシーを学ばせてもらったことにより、私のホメオパシー観・人生観は大きく変化した。

 

日本人講師によるホメオパシーに触れていた時は、相手の話を詳細に聴き、性格をつぶさに観察し、身体症状の大きな部分を簡単に参考にしてレメディ像を考えていたし、また

「レメディで人生を全て劇的に変化させられる」

というように感じていた頃もあった。

でも、実際はホメオパシーが医療である以上、話しはそう簡単ではない、というのが医師であるロジャー・モリソンの講義が伝えている事である。

 

「レメディだけで全てが変化するのか??」

ということは非常に大きな問題でありながら、それについては議論が深まらないまま、日本ではレメディで全てが都合良く変化するとあちこちで書きたてられ続けてはいるが、医療であればこそ、一朝一夕に問題は都合よく変化もしない。

 

例えば発達障害についても、私が入学した学校では

「レメディ1粒で、話せなかった子が話すようになった」

という事例が紹介された。

今思えば、そのケースの子どもの年齢も背景も、母親談もないままの、ホメオパス側の一方的な話だったのは奇妙でもあるのだが、当時

「ホメオパシーは素晴らしい」

と思っていた私には

「やっぱりホメオパシーってスゴイんだ!」

という風にしか解釈できなかった。

 

最近出席したエジソンアインシュタイン協会のケース検討会では、改善した子どもと両親がそろって会場に来られ

「こんな風に変化しました」

と、自ら壇上に立たれたし、インドのファロックマスターのセミナーにおいては、写真と患者の様子が録画されたものが公開されたりしたことを考えると、当時のホメオパシー治癒例は怪しかったんだと今は考えることもできるようになった。

 

さて、私がロジャー・モリソンやファロックマスターの教えを受けて、発達障害児と呼ばれる子と接するうちに、多くのことがつながってきた。レメディだけではもちろん解決できないけれども、レメディでも何がしかの解決策の一端を担うことが可能なことも見えてきたのだ。

現代人の体の中で何が起きているのか・・・・・・・。

サミュエル・ハーネマンが当時の梅毒の治療において怒っていたのと同じような乱暴な事が現代でも起こっているのだということが徐々に理解出来てきた。

 

そして、これまでも多くのブログを検索する中で、

「発達障害が治った」

という母親のブログに行きつかなかったのに、検索方法を変えると

「発達障害を治した」

という母親のブログに多く辿り着く事が出来始めた。

 

多くの教育手法の変更初め、現代においては現代に適したやり方を見つけなけらばならないが、幸いなことに、多くの先人たちが現代に適したやり方をたくさん見つけてくれてもいる。私達はその先人の知恵を学び、問題を早急に解決しなければならない。