私が9年前(2003年)に受講した
ペアレントトレーニングで学んだことを
当時を思い出しながらご紹介しています。
ペアレントトレーニングとは
ADHDを理解し 子供に対して
どのような対応がより効果的か
を親が学ぶ学習会です。
今日のテーマ
指示はコミュニケーションの道具です。
子どもは1度の指示で
親が望む行動をすぐにするとは限りません。
言葉のかけ方と同様に大切なのは
どのような態度で親が子どもに対するか
です。
子どもに指示を出す時の望ましい親の姿勢
は次の通りです。
お母さんが子どもに指示を出す時の状況は
もうすでに
「子どもが言うことを聞かない」
というイライラモード
ということがほとんどですよね。
とにかく 早く!!
子どもに自分の思う行動をさせるために
親は言葉も 態度も
私も この方法を知るまでは
1)子どもの注意をひくことも
2)子どもと視線を合わせることもせず
遠くの方から子どもに声をかけ
私はちゃんと言ったのだから
言うことを聞かない子どもが悪い
と思っていて
悪い例そのものでした
ペアレントトレーニングでは
この場面をお母さん同士で
「母親役」と「子供役」になり
良い例 悪い例 を交互で演じる
というシュミレーションの講習がありました。
私が驚いたのは
「子供役をした時」のこと。
お母さん役の人が
私に近づき
目線を合わせて指示を出した時と
遠くの方から
声だけで指示を出した時では
自分(子供)の気持ちに
大きな違いを感じたんです。
そして
くどくど言われた時のいや~な気持ち
シュミレーションとわかっていながら
本当に気分が悪くなりました。
子供役をした時
1)子どもの注意を引く
2)子どもと目線を合わせる
3)指示は短く 具体的に わかりやすく
4)口調はキッパリと!断定的に 落ち着いて
を踏まえない悪い例では
子供の私は母役の人が言う言葉も態度も
親の一方的な要求と感情の吐き出し
としか感じず
心への届き方がまるで違いました。
そして
5)のほめられた時!
演技だとわかっていながら
ふわ~っとこみ上げるような
嬉しい という思い
を本当に実感したのです。
こんな風に人にほめられると
こんなにも嬉しいんだ
と自分でもびっくりしました。
講習後に
お母さん役をしてくれたお母さんに
「さっきほめてくれた時
すっごく嬉しかった」
と思わず言ってしまったほど。
他のお母さん方も
私と同じような気持ちを
子供役をした時に感じたようで
このシュミレーションの結果には
参加者全員が驚いていました。
ペアレントトレーニングでは
何度か色々な場面で このような
母親役と子供役を体感する
シュミレーション講習がありましたが
子供側が感じる思いを
親が実感すること
理解していること
って とても大事だなと思いました。
このような機会を
育児セミナーや子育て相談会などで
多くのお母さんが体験出来たらいいな
と思っています。
次回は
子どもに指示を繰り返さなければいけない時の心がけ
CCQについてご紹介します。
CCQは頭文字ですよ。
【追記】
伝える 明確に 相手の立場
人との関係でうまく行かない時は
お互いの気持ちの伝え合いがうまく行ってない時
察したり気遣ったりというアバウトな伝え方だったり
相手の気持ちの理解不足が考えられます
もし 滞りやすれ違いを感じるのなら
まずあなたから明確に意思や意図を伝えましょう
そして その人の立場になって考えてみましょう
誠実に心をこめて伝えれば
大丈夫 きっと伝わります
(青)エンジェリックウィスパーカード 28
人との関わり方 向こう側を理解する 慮る
あなたは何らかの人間関係で「問題がある」と
感じているかもしれませんが それはチャンス!
人との関わり方において
これまでと違ったやり方や思い方をすることで
良好な関係性に変わっていくでしょう
相手の目に見える表面的なことだけではなく
目に見えない背後にあるものを理解することが鍵です
現実的に知ることが出来なくても
慮ってみましょう