今月に入って
いつまでたってもエンジンがかからず、
強制力が働くアルバイトだけは
しっかりやっているものの
その他のことは
最低限のことしか
できていない毎日。
昨夜は久しぶりに睡眠薬を飲みました。
ちょっと色々ありましてね。
強い安定剤を飲むよりはと思って
余っていたベルソムラを。
昔はあんなに効かなかった睡眠薬が
なぜか昨夜はコトンと眠らせてくれて
薬のせいか今もまだ眠いくらいです。
今日はやるべきことをやらずに
DVDを鑑賞していました。
数学の天才って
アスペルガーっぽい子なのかなぁ
何か参考になるかも??
と適当に借りてきたのですが、
予想通り自閉症スペクトラムの実在の男性をモチーフにしたお話でした。
こだわりが強く、
人に触れられることを嫌い、
フラッシュバックや感覚過敏のために
集中力が途切れてしまう
このような自閉症の特徴を持つ
天才数学少年が
数字では表現できない
恋や愛というものを知って
成長していく
一言でいうとこんな感じのお話なんですが、
自閉症の描かれ方がなかなか絶妙なんです!
(かと言って、自閉症に関する知識を全く持っていない人が見たら、ちゃんと背景を理解して鑑賞できるのかは分かりませんが…)
あ、それね、
なんとなくわかる〜!
ところどころ
そんな気持ちになりました。
この映画には主人公以外に
もう1人、自閉症の男の子ルークが出てきます。
彼に対しては特に
感情を揺さぶられました。
健常者の生徒は
ルークのことを嫌って
自閉症の特徴を
「適応力」がなく
「自分の姿を変え、周囲に溶け込む」ことができない
と表現していました。
自分の姿を変えてまで周囲に溶け込ませようとするなんて、ちっさいこと言ってんじゃないわよ!
とも思いましたが、
ぐさっとくる言葉でした。
むむむ…
私はアスペルガーの要素は弱めの方だが
思い当たる節があるぞよ…
私の場合は最近は
自分が空気を読めないと自覚できているから
適応が出来ない代わりに
なるべく発言を控えるようにしています。
ルークはテストの成績で惜しくも選考からもれ
その後の食事会の最中にも
せっかく暗記してきたユーモアを、
場違いな雰囲気の中、発表してしまいます。
自分に失望したルークは
自分の腕をコンパスの針で自傷します。
そして彼は主人公に言います。
「診断が出た時両親はなんて?
君も自閉症だろ?
うちの親は、お前は特別だって、言うんだ。
普通なんて退屈なだけって。
変わり者でも
特別な才能があれば天才だ。
もし才能がなければ?
ただの変人だ。」
お、思い当たる節があります…
発達障害を持つ自分を
個性、とか、才能、と思おうともしましたが
社会で活かせるほどの力はなく、
苦手な部分ばかりが目立って
自分を無価値に思い、
自分のことが嫌でたまらなくなって
消えたくなる…
自閉症スペクトラム当事者として生きる難しさや
自閉症でも変化していけると言うことを
巧みに表現した映画だと思いました。
私は
発達障害関連の映画などを見ることによって
ようやく
自分が周囲に
どのように見られているのかを
客観的に知ることができます。
自分のことを
外から見ているような気持ちになります。
自分もこうなのかと
作品の中での描かれ方を見て
ゾッとすることもあります。
見ていて苦しくなることもあるけれど
自分が他の人にどのように見られているかを知ることによって
周囲から浮かないように
戒める気持ちで見ていることもあります。
普通の人だって生きていくのは大変なことなのに
周りから浮かないようにと
さらに気を張って生きている私。
そりゃあ
人より疲れやすいわけだよなぁ。