野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座 -50ページ目

会議を早く終わらせるために、あなたができること

こんにちは。イナミネです。

毎日、行われる会議。

会議は多人数の時間を拘束しています。

もちろん、参加している自分の時間も。

だから、拘束される時間に見合う、結果を得たいものです。

以前、ホワイトボードを使って、会議をコントロールする記事を書きました。

今回は、司会として会議を仕切る方法について、ご説明します。

効率のよい、会議は仕切りの良し悪しに依存します。

司会の仕切りがよければ、話はスムーズに進みます。

テレビ番組で、ビートたけしや田原総一郎が司会することで、罵声の応酬が、とりあえずまとまるのが、一例です。

あれは、予定調和のテレビ番組の世界でもあり、極端な例ではありますが。。。。

司会のポイントは、

1.筋をずらさない。

2.意見を言わせる。

3.結論をださせる。


といったところです。

最初に議論すべきことを決めたら、それに向かって話しを進めます。

いろいろ議論が蛇行して、話が発散したり、あらぬところに行ってしまったり。

一番、時間を食うのは、この議論がまとまらないことにあります。

議題を決めたら、司会だけは、絶対に議題を忘れてはいけません。

一番重要なのは、1.の筋をずらさないということです。

筋がずれそうになったら、

「そのことは、今回の議題とどういう関係がありますか?」

「そろそろ、本論にもどりませんか?」

などと、話を戻すようなコメントをはさみます。

ただし、相手に対する口調や言い回しは気を使って!

本筋にそっているかどうか、ノートをとったり、ホワイトボードに書くなど、議論を見失わないようにします。

本筋を逃さないということだけは、しつこく、しつこく、執着して行ってください。

「現在のところ、問題は○○で、△△という意見と■■という意見がでています。」などと、ときどきまとめるのも本筋に戻す、コメントです。

議題の結論を出すこと。ここだけは会議で譲れないことです。

議論が多少蛇行することは、「話したい」という参加者のニーズを満たすためにもある程度は必要ですが、きちんと本題に戻ることを心がけます。

本題にそった議論を行うことで、会議は早く、中身のあるものになります。

会議をして、「なんの成果もなかった」ということほど、むなしいものは無いからです。


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小さな快感を使って、大きな仕事をやり遂げる方法とは?

こんにちは。イナミネです。


日々、たくさんある仕事をこなしていく、モチベーションは、どのように持てばいいでしょう。

長期的にみれば、昇給や昇進のような金銭的なものや、地位があります。

でも、今日一日がんばって仕事をこなすためとすると、このような長期的な動機付けはちょっと違うかもしれません。

今日、または今すぐの仕事を片付ける、後押ししてくれる動機付けはないでしょうか?

私がお勧めするのは、

・メモ用紙に、やることを書き出す。

・優先順位ごとに番号を振る。

・1番から手をつけていく。

・ひとつ終わったら、ペンで線を引いて消す。

・メモ用紙丸ごと終わったら、クシャと丸めて捨てる。


これだけです。

これが、なにが良いかというと、

終わった案件を消すわずかな喜びを味あわせてくれるのです。

人は、快楽に向かい、苦痛から逃げようとします

一案件終わるごとに、小さな快感でを自分に与えることで、自分自身がその快感という褒美をもとめて動き出せます。

 終わると、線を引くというご褒美がもらえる。

 終わると、メモを丸めて捨てる、というご褒美がもらえる。

なぜ、消す、捨てるという行為が、小さな快感なのかは、よくわかりません。

でも、こういうクセや習慣に隠れた小さな快感を誰でも持っているはず。


ちいさなご褒美は、心理学上でも継続するためのキーとされています。

このシンプルな方法、ぜひ試してみてください。


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「急がないけど重要な仕事」を増やす

急がないけど重要な仕事を

こんにちは、イナミネです。

以前、仕事の順序付けのお話をしました。

「急ぎで、重要な案件」を毎日、ばたばたやっている生活から、「急がないけど、重要な案件」に軸足を移していくことが大切、とのべました。


日々、忙しそうにしている人は、突き詰めると、この「急ぎで、重要な案件」の処理ばかりしているタイプの人が多いです。

バタバタ忙しい貧乏人ということで、誰かが「バタ貧」と名づけていました。

急な仕事をこなしている時は、ハイ状態になります。このとき、頭にアドレナリンがでていて、ある種の脳内麻薬におぼれていて快楽を感じています。

また、忙しいということで、仕事を多く抱えていることから、自己重要感を感じやすいです。

これにより、バタ貧に潜在的にとどまろうとしている人がいます。


しかし、これでは疲れきってしまいます。

また、ドタバタのケースは仕事は粗雑になり、最後には何がしかのミスを生みます。

工場の管理部門などでは、

「バタバタしているときは必ず儲かっていない」

といわれます。

たしかに、緊急で火を吹いている案件は、処置をしなければなりません。

しかし、今後火を吹かないように体制を整備するのはこの「急ぎでないが、重要な仕事」に入ります。

体制が整備されれば、どんどん、「緊急で火をふく事例」もなくなり、

「急ぎで重要な仕事」が減ります。

今日、行われるイベントの仕事は適当な期日から初めておけば、今日バタバタする必要はありません(これがなかなか出来ない人が多い)。

さらに、例をあげれば

 人や、自分の教育・育成

 体制・環境の整備

 仕事の全体方針の検討

 数ヶ月から数年かかる中長期仕事の進捗

 締め切りがわかっている仕事の段取りと進捗 

といった「急ぎでないが、重要な仕事」をどんどん進めていくことで、先々のトラブルを減らしていけるわけです。

すると、やるべき仕事が、「急ぎでないが、重要な仕事」ばかりになるはずです。

今日やる仕事に、「急ぎでないが、重要な仕事」を必ず入れましょう。

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