野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座 -51ページ目

会社で避けられない、人間関係づくりの基本

こんにちは、イナミネです。

会社は人の関係で動いています。

会社全体を動かしているのは、冷徹な戦略と戦術。。。ではありません。

実際に大きなウェイトを占めているのは、人間関係です。

権力者に好かれていれば、いろいろな機会をもらえます。

一方、嫌われていれば、何も出来ず惨めな境遇になります。

いきなりド田舎へ左遷というような、小説にあるようなケースはそんなに多くないでしょうが、大なり小なり、嫌われれば仕事はしづらく、権限はなく、ポジションも低いまま。

逆に好かれていれば、何でもアリです。

基本的な仕事スキルと、周囲が認める実績は必要です。

加えて、イニシャチブを持っている人間との関係作りは、仕事の技能とは別に必須の作業です。

もっと言えば、仕事術の本などには中心的に書かれていませんが、実は、

関係を良好に保つ、または修復するコミュニケーション能力は、キャリアアップに必須なのです。

人に好かれるテクニックはいろいろありますが、基本となる点をひとつ。

人は、話したいものである。聴きたい人はいない。

ということです。

相手に出来るだけ話させる。

こちらが話す時間を極力減らす。

商談でも、営業側が2割以上話すと、まとまらない、という実績があるそうです。

反対に相手をイライラさせるのは、

一方的に話すこと。

特にひどいのは、相手が話そうとしているのに割って入るケースです。

このイライラ感は、相手に対する人物評を悪化させます。


聴く姿勢、に注意をはらいます。

出来るだけ話題を振る、または、上手に相槌を打つなど、話させることに焦点を絞って対応してみてください。

これだけで、人間関係はずいぶんスムーズになるはず。

アプリを時間かけずに使いこなすには?

こんにちは、イナミネです。

エクセル、ワード、パワーポイントと、仕事で使うアプリケーションはいくつかありますが、使いこなせていますか?

エクセルならば、数値を入れて合計をだしたり、表を多少綺麗に整形するくらいしか使わないケースは多いでしょう。

でも、この多少の整形が曲者。

凝りだすと時間がいくらでもかかるのです。

一方で、世のなか「見た目が9割」なので、計算結果も見た目で判断する人も珍しくないです。

なんの整形もせず、テキストと数値を入力しただけよりも、多少の表の整形をするだけでずいぶん仕事の仕上がりは違います。

もちろん評価も!

もっと手間がかかるのがパワーポイントです。

文を適当にいれて、クリップアートを並べるのはすぐにできます。

しかしそれ以上に少し凝ると、大変な手間がかかるようになります。

表をいれたり、画像を入れたり、うまく並べたり、背景を綺麗にしたり。。。

この主要アプリケーション、使いこなすための学習をすることをぜひお勧めします。

そのときに威力を発揮するのが、アプリケーションについている、チュートリアル。

基本的な操作要領を、アニメーション付きで教えてくれます。

動かし方は、ヘルプ(F1キーを押すなど)から選択できます。

または、バージョンによってはスタートメニューから起動できるケースもあります。

当然タダですし、基本的な機能ならば、ステップバイステップでかなり親切に教えてくれます。

意外に、これ使われていません。

さらに知りたければ、ブックオフなどへいって、「できる」シリーズなどの教則本がお勧めです。300円くらいから売っています。

新しいバージョンのエクセルやパワーポイントならば、すこし見た目を向上させるくらいの技能はすぐに身につきます。

見た目で判断する人が多ければ多いほど、評価されやすく、この時間や金の投資は結構よいリターンのはず。

また、入力を高速化するテクニックもぜひ身に着けておいてください。

キーボードやマウスの入力高速化は別記事でも多数紹介しています。
 パソコン小技でスキルアップ
 小技のスキルアップ:コピーの前の選択をラクに
 ちんたら操作はもうごめん、マウス操作をスピードアップ
 キーボードから手を離さない工夫?
 キーボードショートカットを覚えよう
 

これらのメジャーなアプリケーションソフトは、マイクロソフト主催の資格試験があるくらい機能はゴマンとついています。どこまで熟達するか限度はありません。

まずは、見た目や操作スピードの向上の機能に絞って、レッスンするといいでしょう。

次のステップとしては、資格がとれたり、自動化などのプログラムを見につけるレベルのものもあります。

まあ、そこまで進むかどうかは、人によって要判断です。


仕事術:仕事の順序は、どう決める?

こんにちは、イナミネです。

会社に出社してきたら、普通、やるべきことはゴマンとありますよね。(やるべきことが無ければ、それは。。。。苦笑)

たとえば、

 ・当然ながら、昨日からのやりかけの仕事。
 ・上司や部下、同僚から回ってきた書類。付箋で指示がついています。
 ・不在時の電話のメモ。
 ・回覧書類。
 ・未読のメール。
 ・帰ってきたことを見かけて、声をかけてくる同僚、または回ってくる電話。
 ・会社によっては、出社時にチェックを義務付けられている社内Web

などなど。

重要だけどやりたくない仕事や、些少な事柄なんだけれども人間関係上、必要な案件など、渾然一体となって、押し寄せてきます。

これをどのような順序で処理していくかが、仕事の全体のパフォーマンスを決めます。

したがって、出社して一番先にすべきことは、

 この仕事の順序づけです。

その仕事の順序付けをするために、今手持ちの案件がなにかをざっと見ることがまず必要です。

資料をさらりと見る、

文書のタイトルを見る、

メールを斜め読みして、反応するかどうか決めて、チェックマークなどをつけておく。

といったことがですね。

それらの内容をみて、だいたいの順序付けをしていきます。

私の場合は、それをA4のウラ紙を4つに切った、メモ用紙に適当に転記しています。

つぎに、持っておくべきなのは順序付けの指針です。

一番ベースになるのは、「重要」「重要でない」「急ぎ」「急ぎでない」の軸で分ける考え方です。

 1)「重要」で「急ぎ」案件

 2)「重要でない」で「急ぎ」案件

 3)「重要」で「急ぎでない」案件

 4)「重要でない」で「急ぎでない」案件


1)は当然ながらすぐにやります。

4)はやらなくても良いので、2番目には来ません。

2)の「重要でない」「急ぎ」案件は判断が難しくなり、重要ではないとこちらは思っているが、依頼者にとっては困っているような案件は、処理したほうが、後々良い影響がある場合など、ケースバイケースの判断が必要になります。

また、3)の「重要」だけれど「急ぎでない」案件とは、往々にして長期の課題解決であったり、日々のトレーニング的な位置づけの案件であったりします。

たとえば、年間を通して達成するプロジェクト案件であったり、勉強会であったり。


仕事は、1)が減り、3)が増えていくようにならなければ、圧倒的にダメです。


入社初年度ならばともかく、バタバタ仕事を繰り返しているうちは、段取りや準備が悪いとしか判断されません。


3)の仕事は資産を作っていくようなもので、ここから長期的にリターンが来るようにしていきます。


さて、この中長期の仕事の順位付けはきちんとこなす前提で、当日の仕事の順序付けはどうでしょう?

いくつかの指針がありますが、私が重視しているのは、

 他の人に振る前準備仕事からやっていく

たとえば、データ処理を部下や同僚に頼むときに、その指示をまとめる仕事。

指示内容をまとめて、人に適切に振ることで、自分は手空きになります。自分は別の案件を処理しながら同僚からの仕事の上がりを待つ。つまり、複数人で仕事を処理できる体制にすばやく入れます。

もしくは、同僚が不在になる前に、確認しておきたいことがあれば、出かける前に対話をするという案件を処理してしまいます。

同僚は、外出中もその案件を考えて、手を打ってくれるかもしれませんし、そうすると仕事がどんどん処理に分かれて動き出します。


たとえば、上司に依頼されている案件

上司に依頼されている仕事を、急ぎ処理することで、自分は手空きになり、上司はその案件をレビュー、次の処理、または差し戻しするという次のステップに移行できます。

他人が絡む仕事を先にこなすことで、

 仕事に携わる人が複数になる

 処理が高速化する

 相手に、処理の時間をより多く与える


というメリットが得られます。自分だけで完結するような仕事はそのあと、ゆっくりやればいいのです。